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憂「はい、おねえちゃんアイス」
唯「やったぁアイスぅ~」
唯「うい、あーんして」
憂「?あーん」
唯「はい♪」
憂「あはは…これもおいしいね」
唯「でしょー!」
唯「…」
唯(ういのも食べたかったのに)
憂「はい♪おねえちゃんもあーん」
唯「!?」
唯「あーーん」
憂「えへへ…これもおいしいよねー」
唯「うん!!おいしい!」
唯「ういが食べさせてくれるからよけいに!!」
憂「味は変わらないよ~」クス
唯「変わるよぉ!」
唯「アイスもおいしかったね~」
憂「うん」
唯「ふんふ~ん♪」ピ
TV『東京はれ、気温は…』
唯「あっそうだ!」
憂「?」
唯「明日は2人でカレー作らない!?」
唯「明日は部活も無いし…どう!?」
憂「う、うん…」
憂「いいよー」
唯「やったぁ!!」
唯「じゃあさ、帰りに材料買って帰ろ!」
憂「う、うん」
唯「2人でつくるカレーおいしいよぉ」
憂「うん…」
唯「うい忘れてるんだよね…残念だな~」
憂「ううん、覚えてるよ」
唯「え!?」
憂「誰かと作ったのはおぼえてるけど…」
憂「それが誰だったかは覚えてない…」
憂「思い出せないから…たぶんおねえちゃんなんだと思う」
唯「あ…そっか~」
唯「じゃあ、また新しい思い出だ!」
唯「楽しみだなぁ~」
憂「おねえちゃん…そろそろお風呂入ってきなよ」
唯「あ、そうだねー」
唯「じゃあうい、先入ってくるねー!」
憂「うん!」
* * *
憂(そうだ…)
憂(思い返してみると空白がこんなに…)ズキーッ
憂(何かを思い出すたびに、同時に何かを忘れてるような感じがする)
憂(わたしはおねえちゃんにこんなに依存して)ズキーッ
憂(唯さん…いやおねえちゃんはわたしにとって)
憂(こんなにも大切な人だったんだ)ズキーッ
憂(もう…負けない)
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唯「うい、おさきにー!」
憂「うん!」
憂「じゃあ、入ってくるね!」
唯「ごゆっくり~」
* * *
唯(明日が楽しみだなぁ)
唯(あんなに楽しくって美味しかったもんね)
唯(だから…きっとういも)
唯(えへへ…)
唯(ま…今のままでも、わたしは大丈夫だけどね)
唯(うん…大丈夫…)
唯(…うい…)
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憂(いい匂い…)
憂(おねえちゃんの匂いだぁ)ズキー
憂(あぁ)
憂(…)ズキーッ
憂(おねえちゃんがいないとわたしは)
憂(わたしは何をしてたんだろう?)ズキズキ
憂(わたしはおねえちゃんのために…)
憂(とっても幸せだった、あのとき)ズキー
唯『ういー!だいじょぶー?』
憂「うん!大丈夫だよ」
唯『うい、今日も一緒に寝よぉ』
憂「うん!!いいよー」
唯『えへへ…』
憂「おねえちゃん!」
唯『なーにー?』
憂「カレー、楽しみだね!」
唯『うん!!!』
唯『もう今日は眠れないよぉ』
憂「おおげさだよ」クス
憂(思い出せるよね…きっと!)
---ういのへや
唯「えへへ…ういー」ギュー
憂「なぁに?」
唯「大丈夫だよぉ」
憂「?」
唯「もしね、何も思い出せなくても」
唯「やっぱり…ういはういで」
唯「わたしの妹で」
唯「わたしはういがだいすきで~」
憂「えへ…」
唯「なにも怖いことなんて無いんだよ~」
唯「いろんな思い出もね」
唯「のーさんきゅー!」
憂「!?」
唯「また作ればいいだけだから…」
憂(おねえちゃんは多分、自分にも言い聞かせてるんだ)
憂(おねえちゃんに予防線を張らせちゃったのは…)
憂「おねえちゃん」
唯「んー?」
憂「よくわからないけど」
憂「わたしもおねえちゃんがとっても大切な人だって」
憂「そう感じるんだ」
唯「そうだよぉー」
唯「憂のおねえちゃんだもん!当然だよ!」
憂「あはは…そうだよねー」
憂「…待っててね!おねえちゃん」
唯「……zz…」
最終更新:2012年05月07日 22:21