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唯「いってきまーす!」ガチャ

俺「いってらっしゃい!」

俺(さて…)



---ういのへや の まえ

俺(今入っていったら怯えられそうだな…)

俺「憂ー?」

憂『…なぁにー?』

俺「なんかあったら言ってな?」

憂『うん、ありがとう』

俺「…入っていい?」

憂「いいよ」

ガチャ

俺「や、やぁw…」

憂「おにいちゃん…」

憂「さっきはごめんなさい!!」ペコリ

俺「んぁ?」

俺「あぁ…いいよいいよ気にしてないよ」

俺「あ、おかゆ食べてくれたかな?」

憂「うん。おいしかったぁ」

俺「いちいち優しいな憂は…じゃお薬飲んで」

憂「うん」

ゴクゴク



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男A「やべえwwwテンション上がるww」

男B「はは…なんだかなぁ…w」

男A「なんだよww残るか?w別にいいんだよ?ww」

男B「いや…wでも見たくね?終わるとこw」

男A「あっちで好きなだけ見ろよwww」

男B「はは…見たくねえ…w」

---




---がっこう

澪「憂ちゃんはどうなんだ?」

唯「んー…まだ完全には治ってないんだよねー」

律「にいちゃんに任せっきりなんだろー?」

唯「そんなことないよ!?」

唯「わたしもずっとそばにいてあげたもん!」

唯「ほっとけるわけないよ!」

紬「ふふふ」

梓「憂が3日も休むなんて…」

唯「多分明日は来れるよ」

唯(うい!がんばれ!)


---

俺「…」

俺「憂」

憂「ん?」

俺「憂はどうしてそんなに頑張るの?」

憂「え?」

俺「だってさぁ」

俺「普通だったら憂のやってることって」

俺「おねえちゃんがやることでしょ?」

俺「んまぁ、おにいちゃんもだけどw」

俺「なにもしないでゴロゴロしてるおねえちゃんなんて嫌じゃない?」

憂「えー全然そんなことないよ」

憂「だっておねえちゃんかわいいし、」

憂「おねえちゃんが喜んでるのみると」

憂「わたしも嬉しいんだぁ」ニコ

憂「それに、おねえちゃんもいろいろ手伝ってくれるんだよ」

憂「ゴロゴロしてるおねえちゃんもかわいいし」

憂「おねえちゃんのこと大好きだから///」

俺(うらやましいです)

俺「なるほど…」

俺「でもさあ」

俺「唯もそのうち好きな男ができて」

俺「この家からいなくな」

憂「…」ウルウル

俺「ることはないと思うな!」

俺「唯も憂のことが大好きだしね!」

憂「エヘヘ///」パァァ

俺(憂ちゃんを泣かすやつは天敵)



俺「…」

俺「体温測ってみよっか」

憂「うん」ピッ

俺(髪おろした憂ちゃんマジ天使)

俺(おろさなくても天使)

俺(史上最高の嫁適格キャラだよな)

俺(相手が唯じゃなくて俺ならな…)

俺(だが…唯との絡みを暖かく見守りたい気もする)

俺(でもそのまま30代40代になったら…)

俺(あんまり見たくないかな…)

俺(はぁ…)

俺(どういう教育すればこんな出来た子が…)

俺(やっぱり過保護よりは放任気味のほうがいいんだろな)

俺(はぁ…)



憂「うーん…」

俺「どうだった?」

憂「37度1分…気分はだいぶよくなったんだけどなぁ」

俺「よかった…」

俺「熱また上がるとあれだから」

俺「寝てたほうがいいね」

憂「うん…」

俺「おやすみ」

憂「おやすみぃ…」



---

老男「ここが…」

老男「かあさん、かあさん、ついに来たんだ!」

老女「えぇ…なんだか怖いわ…」

老男「そんなことない!!」

老男「ほら見てみろ!」

老女「綺麗な夕日…」

老男「覚えてるかい?私たちがはじめてあった場所だ…」

老女「ええ…覚えてますとも」ニコニコ

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老女「まぁ…」

老女「綺麗なお花畑だこと…」

老男「懐かしいなぁ、かあさんとはじめて会った場所だ」

老女「ええ、覚えてますとも…」

老女「あのときのおとうさんったら…ふふふ」

老男「そんなことまで…覚えてなくていい!」

老女「あはは…」

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俺「ふぁーあ」

俺「なんか眠くなってきたなー」

俺「といっても憂になんかあったらいけない」

俺「起きてないとな」

俺「…」

俺「なんだかなぁ」

俺「こっちの世界にこんなにもすぐ慣れるなんて」

俺「…まぁ見ず知らずってわけでもないからな」ハハハ

俺「このかん、現実…は時間が進んでない…」

俺「…ああいい、もうあっちのことは考えない」

俺「…でも待てよ…俺はなんだ?」

俺「俺は…高校3年生で、今年受験…現実では。」

俺「こっちでも確か最初…」

俺「…」ズキン

俺「なんだこれ…」ズキンズキン

俺「あああああああああ!!!」ズキンズキン

俺「ハァハァ」ズキンズキン

ガチャ

憂「おにいちゃん!?」

俺「ハァハァ」ズキン

俺「…ふぅ…」

憂「大丈夫!?」

俺「ああ、だだいじょぶ」

俺「ちょっと頭痛くなっただけだから」

憂「ほんと?すごい声だったよ…」

俺「ごめんな憂、起こしちゃって…」

憂「ううん、まだ寝てなかったから大丈夫」

俺「ならよかった…ささ、ベッドに戻って」

憂「う、うん…」

憂「なにかあったら」

俺「ごめんなほんと」

俺「憂は自分のことだけ考えて、今は」

俺「おやすみ」

憂「おやすみ…」



俺(よし…なんだか分からないがあれだ)

俺(深く考えると頭が割れそうになる)

俺(今のことだけを考えていきよう)

俺(夢ならどうにかなってくれるだろ)



俺「ふぅ…」

俺「暇だから純に電話でもしてみるか…」

俺「一人でいるとだめだからな」

ピッピッ

『ピッ』

俺「もしもし」

『『…くぉらぁ!!鈴木ー!!』』

『ひゃい!!』

『ブチッ』

『プープープー』

俺「…」

俺「…あ、授業中だったか…」

俺「悪いことしたな…w」



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