かぁかぁ

俺「んん…なんか頭痛いな」

俺「ほっとけば治るだろう」

俺「にしても」

俺「日も沈んできまして」

俺「予定時間も近づきつつありますが」

俺「2人が帰ってきません」

俺「臭い…早く帰りたい…待ち合わせ外にしとけば良かった…」



俺(もう20分過ぎた…)

俺(これはなんかおかしいな)

俺(憂ちゃんがいるから大丈夫だと思ったんだけど)

俺(探しに行こう)

「おにーちゃーん!!」

俺「う憂!?」

憂「おねえちゃんが…ハァ…途中でいなくなっちゃって…」ウルウル

俺「えぇ!?」

憂「迷子センターにもいなくて…」

憂「私がおねえちゃんのことしっかり見てなかったから…」ボロボロ

憂「おねえちゃんに何かあったら私…」ヒック

俺「よ、よし、とりあえず探そう」

俺「動物園の外には出てないはずだから絶対見つかるよ」

俺「だからもう泣かないで…」フキフキ

憂「ごめんね…おにいちゃん…」

俺「おーおー全然構わないよ!このためにいるようなもんよ!」



---すうふんご

俺「あ!あれ唯じゃないか?」

憂「おねえちゃん!!」

俺「唯!!帰るぞ!!」

俺「唯!!」

俺「…唯?」



唯「…」ジー

俺「…」

憂「…」

唯「…」

憂「がんばって…」

キッー キッー

唯「おぉ…」

憂「あ…」

俺「…」

俺(…生まれた)



---かえりみち

俺「出産シーンを見る事ができたのは良かったけど…」

俺「連絡ぐらいして欲しかったなァ…」

唯「ごめんなさいっ!!」

憂「おねえちゃん集中力すごいもんねー」ニコニコ

唯「エヘヘ///」

俺(なんだかな…)

俺「唯、結構心配したんだぞー」

俺「憂も泣いてたし…」

俺「もう同じことはしないでよ」

唯「ほんとぉに、ごめんなさい!!!」

唯「ういもごめん。結局迷惑かけちゃったね…」

憂「ううん、全然きにしてないよ♪」

憂「おねえちゃんと動物園に来れてほんとに良かったよぉ」ニコ

唯「エヘヘ」

唯「また今度一緒に来ようね!!」

憂「うん!!」

俺(綺麗な夕焼けだな…)



憂「そうだ、お夕飯の材料買わなくちゃ」

憂「おにいちゃんとおねえちゃんは先帰ってて?」

唯「えーおねえちゃんもいくよぉー?」

俺「唯、もうやらないのか?」コソッ

唯「あーー!!!!」

憂「どどとうしたのおねえちゃん!?」

唯「ういは帰ってなさい!!」

憂「えっ……あっ」

唯「おにいちゃんもういと一緒に帰っていいよ」

俺「んーなんか不安だな」

唯「まっかせっなさい!」



唯「…といってみたものの…」

唯「何も作れないし、何買うかも分からないや…」

唯「やっぱりういがいないとだめだなぁ…アハハ…」


「おーい!!唯ー!?」


唯「りっちゃん!?」

律「おう!なにしてんだ?」

唯「りっちゃん…」

律「?」

唯「お願いたすけて!!」ペコリ



憂「おねえちゃん…」

俺「心配?」

憂「うん…」

憂「おねえちゃんがお料理してるところあんまり見たことないから…」

俺「そうだよな…」

俺「でもさ」

俺「唯ならやってくれる気がするなあ」

憂「うん…おねえちゃんはやればできる人だから…」

俺「まぁ心配しないで楽しみにしてようよ!」

憂「うん…」



律「ははーん…そういうことか…」

律「唯」

唯「なぁに?」

律「成長したなぁ!」ボロボロ

唯「ういにはいつも感謝してるもん!」

律「やっと行動に移せたんだなあ…w」

律「…よし!教えてやる!ついて来ーい!」

唯「いぇっさー!」ビシッ



憂「おねえちゃん遅いね…」

俺「なに作るか一生懸命考えてるんだよ、きっと」

憂「うーん…」

憂「やっぱり迎えにいった方が…」

俺「だめだよ」

憂「え…」

俺「今日ぐらいはおねえちゃん1人でやらせてみようよ」

俺「いつも憂に助けてもらってばっかりじゃ」

俺「唯だってやりきれないだろうしね」

俺「唯のやりたいことをその通りさせてあげるのも」

俺「ひとつのやさしさだと思う」

憂「…」



唯「おおっ!!」

律「な?そんな難しくはないだろ?」

唯「さすがりっちゃん隊員!!」

律「はっはっは!」



唯「りっちゃーんありがとぉ~」

律「おう!頑張れ!」

唯「お礼に今度ジュース奢ってあげるね」

律「しょぼいなー…」

唯「じゃばいばーい」



ガチャ

唯「ただいまー!!」

憂「おねえちゃん!!!」

唯「おお…どうしたのうい」

憂「遅かったから…大丈夫?」

唯「バッチリだよ!!」

唯「楽しみにしててね!!」

憂「おねえちゃん…」ニコ



俺「ね?」

憂「うん!」



唯「…」コネコネ


憂「一生懸命お料理するおねえちゃん、かわいいよね~」

俺「ああ、かわかっこいい」

憂「楽しみだなぁ~♪」ワクワク

俺(嬉しそうなんだけどちょっと顔色悪いような…)

俺「そういやアイスの買い置き切れてたよね」

憂「あっ」ガタッ

俺「あーいいのいいの。俺が行って来るから」

俺「ゆっくりしてて?」

憂「あ…ありがとう//」

俺(よしっ)



---

俺「唯へのご褒美だな」

俺「あと…一応ポカリと冷えピタも」

俺「備えあれば憂いなし」

俺「備えあって憂いれば」

俺「」

俺「動物園でもなんか調子悪そうだったんだよな」

俺「唯も割と分かりやすいところにいたし」

俺「早く帰ろ」



唯「できたぁーー!」

憂「うわぁ!!おいしそぉ…」

唯「ってあれ?おにいちゃんは?」

憂「ちょっとお買物だよ。すぐ帰って来るよ!」

唯「ふふふ」

唯「あ!」

唯「ご飯炊くの忘れてた…」

憂「あ…じゃあ冷凍庫にあるからチンして…」

唯「おぅけぃおぅけぃ」



ガチャ

俺「ただいま!」

憂「おにいちゃん!もうできてるよ!!」

俺「おぉ!」



---

唯憂俺「いただきまーす!!」

パク

俺「こ…これは…」

憂「お…おねえちゃん…」

唯「え?な、なに?」


憂俺「すんごくおいしい!!」


唯「うおおおーーー!!」



憂「おねえちゃんすごいよ…」

憂「おいしいよぉ…このハンバーグ…」

憂「どこで作りかた覚えたの?」

唯「え…」

唯「じ、じつはね…」

---



俺(りっちゃん嫁候補だもんなぁ)

憂「へぇー!!律さんってお料理も上手なんだ!」

唯「そうだよ。りっちゃんの手にかかれば美味しくならないものは無いよ!」



唯「ごちそう」

憂「さま」

俺「でした!!」



俺「唯」

唯「んー?」

俺「じゃん!」

唯「おぉぅおー!!」

俺「はい!ご褒美!!」

唯「のぉー大好きー!!」チュッチュ

俺「ははは」

憂「///」

俺「憂も」

俺「はい!」

憂「わぁ…ありがと」

俺「あれ?足りないよ?」

憂「おにいちゃん大好きー!!」チュッ

俺(はぁ…幸せ)

俺(ってつらいのかもしれないのに可哀想なことしたな…)


唯「なんかやってるかなあ」ピ

TV『では次のニュース…』


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