―翌朝

憂「お兄ちゃん!朝だよ」

俺「」ガタッ パッ

俺「」ゴシゴシ

憂「お兄ちゃん…?」

俺「おはようございます」キリッ

憂「おはよう、お兄ちゃん」ニコ

憂「ご飯できてるから降りてきてね♪」

俺「ハハハイッ」

憂「…?w」


唯『う~~い~~~私の髪留めどこだっけ~~~』


憂「ちょっと待ってーーお姉ちゃーん」

憂「結構遅いから急いでね♪」

俺「」


俺(また夢か…?)

俺(この状況…)



スタスタスタ

―リビング

唯「あーおはよ!お兄ちゃん」

俺「おおおおおはようごじぇます」

唯「んーなんか変だな…」

俺「」

唯「憂ーお兄ちゃんなんか変だよー」

唯「どったの?」

俺「どどどうもないですよ」

唯「ほぉ?」

憂「お姉ちゃんはい!」

唯「ありがとぉ~~~憂~~」ベタベタスリスリ

俺「」

憂「おねえちゃん朝から暑いー」ポッ

憂「ってもうこんな時間!?」

唯「よしっ!いこう!!!」

憂「うん!」

憂「あ、お兄ちゃんテーブルの上にご飯とお弁当あるから」

憂「あとはよろしくね!」

唯「憂ー遅刻しちゃうよー!」

憂「いまいきまーす」



ツネーッ

俺「夢じゃない…?」

スタスタ

俺「でもここは俺の家」

俺「いったいどうなってるんだ…」

俺「そういや弟たちは」

スタスタ

『ゆいのへや』

スタスタ

『ういのへや』

俺「」



俺「失礼しまーす…」

ピカピカ

俺「きれいすぎる…」



―憂のベッド

俺「」スリスリ

俺「こ…これが憂ちゃんの匂い、いや香り」ハァハァ

俺「香りってどうやって保存すればいいんだっけ」

俺「」

俺「学校行ってる場合じゃねえ!!」

俺「って早く早くなにかに残さなくては」

俺「携帯携帯…」

俺「ってあれ!?携帯が無い」

ヒラッ

時間割『下校時刻:16:00』

俺「憂ちゃんたちが帰ってくる前に…」

俺「今は8:00…余裕だな」

俺「学校には病欠の連絡を入れて」

俺「たっぷり堪能しないと…」フヒヒ

俺「携帯はどこだ…」

スタスタ



―俺の部屋

俺「この部屋は何の変わりもないんだよな…」

俺「あった!」

俺「昨日充電しながら寝たおれgj!!」

パカッ

俺「バリ3…」

俺「電話帳は…」

俺「なるほどな」

俺「案の定ほとんど消えてる」

俺「とりあえず隣の席の鈴村にメールを…」

俺「…ん?」

『すずき じゅん』

俺「こんなの登録したっけ?」

俺「って、鈴木のメアド消えてる…」

俺「すずき じゅんって誰だよ」

俺「」

俺「純ちゃん?純ちゃんなのか」

俺「なんで純…」


ピッピ

俺「ひ…」

俺「平沢 憂」

俺「平沢 唯」

俺「うおおおおおおおおお」

俺「た…」

俺「田井中 律」

俺「うおおおおおおおおおおおおおおおお」


俺「ってこんなのは後にして早くしないと」



ガチャ

―憂のクローゼット

俺「うはー」

俺「すげぇ」

パシャ パシャ

俺「これ憂ちゃんの…」

俺「」チュッチュ

俺「いい匂いで死ぬ…」

俺(失礼して…)

ガチャ

―憂のタンス

俺「パパパン2」

俺「憂ちゃんこんな際どいの…」

グ~

俺「そういやまだ食ってなかった」

俺「せっかく用意してくれたし食べよう」

ドタドタ



俺「うわぁ~うまそ」

俺「いただきまーす」

俺「うめぇうめぇ」ボロボロ

俺「なんか涙出てきた」

俺「ん…」

俺「そういや」

ピッピ

『おかあさん』

俺「って今電話かけたらおかしいよな…」

俺「後でいいや」



俺「よし」

俺「取り掛かろう」

ドタドタ


―唯の部屋

俺「失礼…」

俺「ここに写真が貼ってあるのは予習済みだぜ」

俺「お…これはあずにゃん」

俺「和ちゃん」

俺「みんなかわいいなあ」

パシャ パシャ



―唯のタンス

俺「出た出た」

俺「この謎のTシャツ」 『オーシャン』 『チャンピオン』

俺「どこで買ってくるんだろうなこれ…」 『Made in Philippines』

俺「ノーブランドか…」スタスタ

俺「はぁー」バフ

俺「平沢姉妹は二人ともいい匂いだなほんと」

俺「いい感じに日が当たる」

俺「気持ちよくなってきた…」

zzz



『ピーンポーン』

俺「」

俺「やべ…寝てた…」

パカッ

『12:30』

俺「もうこんな…」

俺「誰だろ」

俺(そっ~と)

俺(背広が二人…)

ゴン ゴン

俺(なんだこいつ…?)


男1「こんにちはー倉知くんいますかー?」

男2「…」


俺(伊藤だよアホ!苗字くらい確認してこい…)

俺(って俺の苗字はそのままだよな…)

ピッピ

『マイデータ確認』

『平沢 崇之』

俺(苗字が平沢になってる…)

俺「どうでもいい」

ゴン ゴン…  …



俺(背広帰ったぽいな…)

俺(そ~っと)

俺(いないな)

俺「ふ~」

俺「一人になってみると案外やることないな」

俺「あ、憂ちゃんのタンス閉めるの忘れてた」

ドタドタ



俺「ヨイショ」

俺「もうすぐ14:00」

俺「制服に着替えて学校の様子でも見てくるかあ」

ガチャ

俺「ここはどこ」

老女「あらー崇之ちゃん」

俺「へ」

老女「今日学校は?」

俺「あ、今日は臨時で休みで…」

老女「まぁそうなの」

老女「今かぼちゃの煮っ転がし持っていこうと思ってたのよ」

老女「お母さんは?」

俺「今出かけてるみたいで…」

老女「あら…残念」

老女「これよかったら持っていって?」

俺(こいつ…あれか一文字っておばあちゃん)

俺(なんかな…)

俺「あ、どうも」

老女「いえいえ、じゃあ、またね」

俺「あ、はい」



俺「よし…携帯のGPSを頼りに…」

俺「俺の学校は案の定ない、そしてここは桜ヶ丘」

俺「いくしかない」キリッ

(中略)

俺「着いた…きれいな学校だな」

俺「15:00か…まだ下校時間には早い」

俺「制服来て煮っ転がし所持し女子高に侵入…」

俺「不審者には程遠いだろ」

俺「よし行こう」



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