憂「お姉ちゃーん!ご飯できたよー!

唯「今行くよー!

唯「………」カキカキ

唯「よしっと!」



※月※日 
今日から毎日欠かさずつけることを宣言します!
とりあえず今日はあんまり覚えてないので明日から本気出します。
三日坊主になりませんように!

りっちゃんがいつまでもつかなって笑ってました。



唯「はぁあ~今日も疲れたよぉ」

憂「お疲れ様!今日はハンバーグだよー」

唯「やったあ!じゃあ私、盛り付け手伝うね!」

憂「うん♪」



※月※日 

りっちゃん宅にて、スマブラをしていました。
わたしはカービィを使いました。

カービィは吸い込む吸い込む。
そのうちお腹がすいて私はラーメンが食べたくなりました。

空気を読んだのかりっちゃんがカップ麺を出してくれました。
それを見た途端、なんとなく私はスパゲッティが食べたくなって
「ちげえだろこのデコ助!」と無意識のうちに叫んで
ちゃぶ台返しをしてしまいました。

いつになく口が悪いです。無意識ってこわい。



プルルルルルル

唯「もしもし~…」

澪「もしもし唯?私だけど、今大丈夫か?
  てか、もしかして寝起き?」

唯「うーん……うーん、寝てた」

澪「寝てたって、まだ夜の7時だぞ。ずいぶん早寝なんだな」

唯「夕ご飯食べたらなんか眠くなっちゃって…
  それで、澪ちゃんはどうしたの」

澪「それがさ、新曲の詩ができたんだよ!」

唯「へ、へぇ…」

澪「律にも電話したんだけど、あいつ留守電でさ。
  せっかくできたての詩を聞かせてやろうと思ったのに。
  まあいいや、唯にも今聞かせるぞ」

唯「う、うん…」

澪「パスタ作ったお前マジギレ☆
  夜空に響け億千のパスタ☆大親友の彼女のパスタ一目惚れ」グダグダ

唯「zzz………」



※月※日
突然、澪ちゃんから電話が来ました。なんかパスタがどうとか言ってました。
その後実際に澪ちゃんが来てくれて、くそまずいパスタを作ってくれました。
本当にくそまずかったです。
あれ?澪ちゃんって料理下手だったっけ。



憂「お姉ちゃん、ご飯できたよー!」

唯「うん~」

憂「そういえば宿題、大丈夫だった?」

唯「うん?」

憂「ほら、今朝英語の宿題やり忘れたって言ってたでしょ」

唯「ああ~……うん。英語の時間までに
  澪ちゃんに教えてもらってなんとかなったよ!」

憂「そうなんだ。よかったね!」

唯「うん!」

憂「やっぱり軽音部の皆さんは優しいね~」

唯「………うんっ!!」



※月※日 

今日はちょっとだけ書くのがつらいです。
だって悲しい話なんだもん。

いつものように音楽室へ入ろうとすると、
中にりっちゃんと澪ちゃんの二人がいるのが見えました。
二人は何か喋っていたけど内容までは聞こえませんでした。

これまたいつものようにりっちゃんが
何かくだらない話でもしてるんだろうなあと思いながらドアを開けようとすると、
ふいに大きくなったりっちゃんの声が聞こえました。

律「だいたい、澪だって唯のこと好きじゃないんだろ!?」

この一言で思わずわたしは入るのをためらってしまいました。
直感的に今は部室に入ってはいけないような気がしたのです。

澪「まぁそうだけど、嫌いってほどでもないよ」

律「あたしは嫌いだ!」

澪「だからっていじめるのはどうかと思うけど…」

律「だってこれ以上唯と仲良しごっこやりたくないし…
  あと、私、一回いじめってやってみたかったの~♪」

澪「お前がやっても可愛くないぞ」

律「はは、唯いつまでもつかなぁ」

嫌い?いじめる?仲良しごっこ?

わたしは混乱してその場から走り去り、
上靴のまま猛スピードで帰宅しました。

靴を脱ぐのすら億劫で、
土足で二階に上がってそのまま自室のベッドに倒れこんで…。
そこで途切れました。気づけば朝でした。
頭の中は混乱してるし、起きた時の気分は最悪でした。



紬「唯ちゃん、おはよう!」

唯「おはよう……」

紬「どうしたの、なんか今日は元気ないね?」

唯「ううん、そんなことないよぉ…」

律「よーす!お二人さん!」

紬「あらおはよう、りっちゃん」

唯「…りっちゃん…」



※月※日  
どうしよう。書くのが憂鬱です。

靴箱にゴキブリが入ってました。

カサカサカサカサ。
開ける前から嫌な予感はしていたのです。

一体誰がなんのために
こんなことをしたのか見当もつきませんでした。

でも次の瞬間、靴箱の陰に隠れている
りっちゃんと澪ちゃんのニヤニヤした笑顔を見て、

やっと「あ、わたし嫌がらせされたんだ」って気づきました。
よりにもよって軽音部の仲間に。

でも最初はやっぱり信じたくなくて、
何かの間違いだと思いたくて、二人に声をかけました。
いつもみたく、「りっちゃーん、澪ちゃああん!!」って。

そしたら二人とも普通に挨拶してくれて安心しました。
だけどなんだか後味悪いです。



憂「お姉ちゃんどうしたの?なんだか本当に元気ないよ?」

唯「今日もだよ……」

唯「最近どうしたんだろ。朝から気が滅入っちゃうよぉ…」

憂「?」

唯(もう学校に行くのも嫌になってきちゃった……)

唯(でも、りっちゃんは私がいつまでもつか楽しみにしてるみたいだし…)

唯(ここでギブアップするのも悔しいよね…」



※月※日
今日は、私は全く言葉を発しませんでした。
いや、発せなかったのかも。

目の前であずにゃんとりっちゃんが話していました。

細かい会話の内容はあまり覚えてないけど、あずにゃんの
「あー、唯先輩って実際ウザいですしね」
という相槌だけは鮮明に聞き取れました。

目の前にいるのに私の存在に気づいてなかったのか、
私はいないものとして扱われていたのか、
はたまたわざと私に聞かせていたのか。
堂々と話してました。

私はぼうっとそれを眺めることしかできませんでした。



澪「……律」

律「なに?」

澪「なに?じゃないよ。なあ、やっぱりもうやめないか?
ここのところの唯、明らかに憔悴してってるよ」

紬「そうね。このままじゃ本当におかしくなるのも時間の問題かも…」

律「……そうだな、言いだしっぺのあたしが言うのもなんだけど
  今の唯、見ててかわいそうだもんな。
  とりあえず、今週の土日でパーっと遊んで唯の気分を晴らしてやろう!」



※月※日

ミミズを、食べました。

いつもムギちゃんの持ってくるお菓子が、
何故か私の分だけミミズの寄せ集めだったのです。

りっちゃんや澪ちゃんはモンブランなのに。
今まではりっちゃんと澪ちゃんしか直接はいじめてこなかったのに、
ここにきてまさかのメンバー追加とは。

あずにゃんに助けを求めようと思ったら、
あずにゃんの席の前には蚊に効くカトリスが置いてありました。
そこはゴキジェットじゃないの、と一瞬思ってしまったのは内緒です。

でも人の心配をしてる余裕も私にはなかったみたいです。
りっちゃんが無理矢理私の口をこじ開けて
ドザー、とミミズを口いっぱいに注ぎ込みました。

ニュルニュル蠢くミミズの感触が本当にリアルというか、なんというか。
今でもあの感触、まだ思い出せます。

すぐにでも吐き出したかったけど、
今度は開けようとした口をりっちゃんが全力でふさごうとしてきます。

暴れようとした手足は澪ちゃんにおさえこまれ、
ムギちゃんはそれをうっとりした表情で見つめていました。
結局、私がそのおぞましい生き物をごくん、
とのどを鳴らして飲み込むまで、二人は離してくれませんでした。

それにしても最近、本当にどうしたんだろ。わたし疲れてるのかな。



律「明日は土日だー!」

紬「休みだー!」

梓「なにしようかなぁ」

律「なあ、今日から月曜までうちの親旅行でいないんだ!」

紬「まあ!ということは~」

澪「ということは?」

律「軽音部!お泊り大会開催~~!!!」

紬「どんどんぱふぱふ~!」

梓「ええっ、そんないきなり…」

律「唯ももちろん行くよな?」

唯「! う、うんっ!!」

律「よーし、今日は徹夜で遊ぶぜ~!」

紬「騒ぐぜ~!」




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