なぜ山に登るのか、という問いがある。
有名な答えとしては、「そこに山があるから」というものが挙げられるだろう。
しかし私――中野梓が登山に勤しむ理由は、そんな陳腐なものでは勿論ない。
私が山登りにハマった、その一番の理由とは……


唯「あ、あずにゃん……私、トイレしたくなってきた……」モジモジ

梓「え?トイレはもう少し登らないとありませんよ?」

唯「そ、そんなあ……。が、我慢できないよぉ……」プルプル

梓「仕方ないですね……じゃあ、そこの茂みでしちゃいましょうか」ニヤッ

唯「え……ええっ!?///」

そう、山登りの最中なら……何と、合法的に女の子のトイレシーンを拝むことが出来るのだ!
先程の休憩において、こっそりと唯先輩の飲み物に利尿剤を混ぜた甲斐があったというものだ。

梓「ほらほら、我慢できないんでしょう?誰も来ないよう私が見張っててあげますから」

唯「で、でも……」モジモジ

梓「どうしたんですか?」

唯「こんなとこでするの……恥ずかしいよお///」

素晴らしい!
あの唯先輩ですら、この羞恥の表情……正直、たまりません。
さらにさらに、この状況にはもう一つの利点がある。

梓「しょうがないですね……じゃあ私も一緒にやりますよ。二人でやるなら恥ずかしくないでしょ?」

唯「ええっ、あずにゃんも!?」

……そう、合法的に自分の恥ずかしい姿を見てもらうことが出来るのだ。
ビバ!山登り!



梓「時間ももったいないですし、チャッチャとしちゃいましょう」

唯「ほ、本当にするの?///」

梓「ええ、まあ山登りの最中では珍しいことでもありませんし、気にしなくて大丈夫ですよ」

唯「そうなんだ……じゃあ、あずにゃんがするなら……一緒にやる///」

梓(フヒヒw)

笑いがとまんねえwww
唯先輩可愛いよ唯先輩、唯先輩ペロペロ!



ショロロロロ…
チョロチョロチョロ…

梓「……」ジー

唯「あ、あずにゃん?」

梓「どうかしたんですか、唯先輩」

唯「あんまりこっち見ないで……恥ずかしいよお///」

梓「何を言ってるんですか、誰か他の人が来たら嫌でしょう?私が唯先輩の後ろを見張りますから、唯先輩もちゃんと私の後ろを見張ってください」

唯「う、うん……」


ああ…唯先輩が見てる、私の排尿シーンをまじまじと見てる……。
見て、私の恥ずかしい姿をもっと見てえっ!


唯「あ、あずにゃんの……可愛いね///」

梓「にゃっ!?」

い、今そんなこと言われたら……ああっ!

梓「にゃああああああああんっ!///」ビクビクンッ

唯「ひゃあっ!?ど、どうしたのあずにゃん!?」

梓「にゃあん……///」ピクピク



……

梓「さあ唯先輩、頂上まであと少しですよ!はりきっていきましょう!」ツヤツヤ

唯「うんっ!なんかあずにゃん元気だね~」

梓「いいことがありましたからね!」

唯「そうなんだ、よかったねあずにゃん♪」


清々しい気分で登山を続ける私と唯先輩。
ああ、登山……なんて素晴らしいものなんだろうか……

次は憂あたりを誘おうか、いや唯先輩と三人でというのも悪くないなあ。
そんなことを考えつつ、私はウキウキと歩を進めるのでした。



完結!




ふう…

山登りはいいぞお前ら。じゃあな