紬「・・・ん」

「起きた?」

紬「ごめんねみんな、眠っていたみたい・・・」

「気にすんなって」

紬「・・・あれ?」

「どうしたの?」

「どうしましたか?」

紬「みんなは・・・?」

「みんなって?」

紬「唯ちゃん、りっちゃん、澪ちゃん・・・」

「夢をみてたんだよ・・・むぎ」

紬「夢?」

「そうですよ・・・」

紬「あずさちゃん・・・」

梓「なんですか?」

紬「唯ちゃんは?」

梓「さとみ先輩の事ですか?」

さとみ「どうしたの?」

紬「???」

梓「星奈先輩ドラムの練習してますか?」

星奈「バッチリだよ~ん」

紬「せ、星奈先輩??」

梓「いつもしずかな緑先輩はベース担当ですね」

紬「ベース??」

緑「弾けないけどね」

梓「どうしてけいおん部に入ったんですか・・・」

緑「紅茶が目的」

星奈「サボる気まんまんだ!」

梓「はぁ・・・なんですかこれ・・・」

さとみ「・・・」

紬「あれ・・・?」

さとみ「どうしたの?」

紬「ここどこ?」

梓「学校の部室ですよ・・・」

紬「私の知ってる部室とは・・・」

さわ子「・・・しょうがないわね」

スタスタ

さとみ「あ、さわ・・・さわちゃん!」カァ

さわ子「むぎちゃん、あなたはいま多世界解釈の一つの世界に」


律「いい加減にしろー!」

バシッ

さわ子「あいた!」

紬「あ、りっちゃん」

澪「とんだ茶番だよ」

星奈「あっはっは、面白かったー!」

唯「いい感じにドッキリできたよね」

律「できてねえ!混乱させただけだろ!」

梓「・・・はぁ」

紬「ここは正常な世界でいいのね」

緑「そうよ」

さとみ「ごめんね、むぎさん」

紬「・・・ヴェガに乗ったのよね?」

梓「いぇす」

紬「そっか・・・よかった」

さわ子「よし」

和「よくないですよ・・・」

憂「アイス買ってきましたよ」

唯「わーい!」

星奈「さっすが憂ちゃん!」ルンルン

純「なるほど・・・」

星奈「・・・?」

純「梓から話を」フガッ

梓「いいから・・・」

星奈「どうしたの?」

梓「なんでもないですよ?」

星奈「ふむ」

さわ子「ふむふむ」ジー

さとみ「な、なんですかさわ子先生」

緑「?」

さわ子「あなたたちここの制服似合うわね」

星奈「照れちゃいますな~」

さとみ「えっと」テレッ

緑「・・・」

紬「・・・」ボー

律「むぎ!紅茶お願い!」

唯「お願いむぎちゃ~ん」

澪「お願い、むぎ」

梓「お願します、むぎせんぱい!」

紬「わ、分かった・・・!」

テッテッテ

和「12人いるんだけど・・・」

梓「手伝ってきます」

テッテッテ

憂「私もっ」

テッテッテ

星奈「梓ちゃんべったりですな~」ニヤニヤ

唯「まったくですな~」ニヤニヤ

さわ子「ふ~ん・・・。梓ちゃんから話に聞いたとおりね~」

星奈「そっかそっか~」テレテレ

律「物怖じしないのな」

和「しないわよね」

さわ子「する必要あるの?」

緑「これ・・・」

澪「梓のお気に入りでスッポンもどきのトンちゃんって言うんだ」

緑「・・・ふーん」

澪「どう思う?」

緑「別に・・・」

澪「・・・」

緑「・・・少し可愛い・・・・・・?」

澪「聞かないでほしい・・・」

さとみ「ここで演奏してるのね・・・」

律「そうだぜー」

さとみ「キーボードとドラムもある・・・」

律「キーボードは斉藤さんに用意してもらった」ウシシ

さとみ「?」

律「演奏するためだぜ!」キラン

さとみ「ほんと!?」

律「帰ったら演奏しようってむぎと約束したからさ」

さとみ「そうなんだ・・・また聴けるのは嬉しいな」

律「今、みんながこの部屋にいられるのは・・・むぎのおかげだな」

さとみ「すごいなぁ・・・」

律「あぁ・・・、どれか一つでも欠けたら私たちはここにいないんだ」

澪「そうだな・・・、一つ一つ紡いでくれた」

緑「・・・うん」

星奈「なにしてんのー!おいで~!」

唯「さわちゃんが額縁もって来たって!」

律「なんだそりゃ」

澪「あの絵を飾るのかな」

さとみ「絵?」

緑「なに・・・?」

律「みりゃ分かるって」ウシシ

さわ子「どう?」

澪「あ・・・」

和「小麦が書いた記事ね・・・」

純「律先輩・・・」

律「おいー!」バッ

唯「いいじゃないの。飾っておこうよ~」ニヤニヤ

星奈「そうだよ律」ニヤニヤ

律「これは持って帰る」

澪「ダメだっ!」

緑「なに・・・?」

さとみ「放課後ティータイムが展望車で演奏した時の記事なんだけど・・・、読んでからのお

楽しみって事で」

澪「私が持って帰る!」

さわ子「いやいや」

和「せっかくだからみんなに読んでもらったら?」

律「嫌嫌」

純「ほんとうに嫌なんですね・・・」


紬「ありがと~」

梓「いえいえ」キラキラ

憂「クスクス」

紬「お茶請けにもみじ饅頭買ってきたの」

梓「私もみじ饅頭大好きですから良かったです」キラキラ

憂「・・・」

紬「福岡で買ったひよ子もあるわよ~」

梓「嬉しいです」キラキラ

憂「ほんとうに嬉しそう・・・」

ガチャ

紬「さ、入って~」

梓「ありがとうございます」キラキラ

憂「一つ一つが嬉しいんだね、梓ちゃん・・・」

紬「あら・・・?」

梓「とりあえずテーブルに置こう憂」

憂「Oui」

梓「え?」

紬「みんな何を観てるの?」

星奈「真美ちゃんが描いた絵だよ」

さとみ「いいわね、この絵」

唯「いいわ、ねこの絵」

律「唯の言葉遊びが霞むぐらい、いい絵だ」

緑「いいわね・・・この絵」

さわ子「そうね・・・。あなた繰り返しているだけじゃない」

澪「いい絵だ」

憂「オレンジの色合いが素敵です」キラキラ

純「梓ぐっすり寝てるなー」

梓「にゃーー!!!」バッ

律「あ、こら!」

星奈「ちょっと、みんなで鑑賞してたんだよ?」

さとみ「元に戻しましょうね」

緑「ダメよ」

梓「これはもって帰ります。家宝です。末代まで」

さわ子「それを私が許すと思って?」ワキワキ

星奈「うへへへ」ワキワキ

唯「うっへっへ」ワキワキ

律「うへへへ~」ワキワキ

梓「よ、4倍・・・」ブルブル

紬「あずさちゃんは私が守るわっ」

梓「む、むぎせんぱい・・・!」キラキラ

純「今のうちに」スッ

澪「でかしたよ純」

純「お納めください」

さとみ「大儀であった」

和「そこまで大事じゃないでしょ」

星奈「家宝とか言ってたね~」

憂「末代までどうする気だったんだろ・・・」

和「・・・分からないわね」

純「今日の梓は変ですね・・・」

律「ここでいいか?」

澪「ちょっとズレてるぞ」

律「・・・こうか」

憂「バッチリです。・・・いい絵ですね。なんだか羨ましい」

和「この絵を仕上げたときどんな気持ちだったのかしらね」

さわ子「紅茶いただくわよ、座りましょう」

律「机と椅子足りないぞ」

さわ子「借りてこればいいじゃない」

緑「私行くわ」

律「場所知らねえだろ!おとなしくしてろ!」ビシッ

緑「・・・」ムス

澪「怒るところじゃないんだけど・・・。待ってて」

和「そうね、行きましょう」

唯「行くよっ!」

タッタッタ

純「私も行きます」

憂「私も」

タッタッタ

さわ子「三人は座ってなさい」

星奈「はーい」ルンルン

さとみ「なんか悪いわね」

緑「手伝うのに」

さわ子「あなたも変わったわね~」

緑「・・・あれ」

さわ子「あれ?」

緑「あの二人放っておいていいの?」

梓「むぎせんぱ~い」ゴロゴロ

紬「あらあら」

さわ子「・・・新学期迎えたらどうなるのかしらね」

星奈「写真撮っておこう」ニヤニヤ

律「いつまでしがみついているんだよっ」グイッ

梓「にゃんっ・・・はっ」

澪「梓も手伝って」

梓「は、はい!」

憂「通りまーす」

さとみ「手伝うわ」

テッテッテ

緑「長方形?」

さわ子「そうよ」

星奈「たまには正方形でもいいんじゃない?」

和「無駄なスペースが出来るでしょ、ボケるならちゃんとボケてね」

星奈「ボケたつもりなんだけどな~」アハハ

唯「和ちゃん厳しいですな」

ガタゴト


紬「さ、どうぞ~」

さわ子「ありがと」

律「よぉーし、行き渡ったな」

星奈「おうよ」

梓「さ、むぎせんぱい座ってください」ポンポン

紬「えぇ」

純「しっかり隣をキープしていらっしゃる・・・」

澪「じゃ、憂ちゃんお願い」

憂「はーい!」

唯「よーし!」

紬「?」

さとみ「?」

緑「?」

憂「よいしょっと」

唯「よいしょー」

紬「あ・・・」

星奈「見事なケーキだな~」キラキラ

さとみ「・・・」

緑「・・・」

さわ子「むぎちゃん」

梓唯澪律憂和純「「「「「「「 長旅おつかれさま(です) 」」」」」」」」

紬「!」

さわ子「・・・と」

梓唯澪律憂和純「「「「「「「 日本縦断達成おめでとー! 」」」」」」」」

パーン

パパパーン

紬「!!!」

星奈「おぉ・・・」

さとみ「誕生日みたいね・・・」

緑「・・・誕生日・・・ね」

梓「ヴェガでの旅楽しかったです!」

星奈「うん、楽しかった!」

唯「忘れられないよ!」

澪「あぁ、大切な思い出だ」

律「すっげえ楽しかった!」

さとみ「うん、乗ってよかった」

憂「とっても楽しかったです!」

和「えぇ、いい時間を過ごせたわ」

さわ子「貴重な体験もできたからね」

純「会えない人と会えました!」

緑「・・・・・・うん・・・」

「「「 ありがとう 」」」

紬「!」

梓「えへへ」

紬「ありがとう・・・みんな・・・」


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