・・・・・・

・・・


修治(昼過ぎたぞ・・・。見つからないけど・・・)

修治(いや、見つかったとしても連絡方法が無い)

修治(狼煙でも上げるか)

緑「・・・」

修治(いや、火種が無い・・・)

緑「・・・」

スタスタ

修治(ここで火を起こしてもいいのか・・・?)

「・・・」

スタスタ

修治(あれ?あの人の後ろ姿・・・北上さんに似ているな・・・)

・・・

修治(どうして海の中道にいるんだろ・・・)

修治(今の北上さんなら・・・声をかけてくれるよな・・・)

修治(なにかあったのか・・・?)


緑「・・・まだいたのね」

紬「あ・・・!」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「風音さんは・・・一度・・・列車へ・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・どうして・・・ここにいるの?」

紬「緑さんを・・・待っていたのかもしれません・・・」

緑「・・・一人で、こんな暑さの中?」

紬「・・・気になりませんでしたから」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「聞かないの?」

紬「・・・べ、別に」

緑「・・・」フゥ

紬「ご、ごめんなさい」

緑「違うわ・・・少し・・・楽になったから・・・」

紬「そうですか・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・・・・・・・聞いてこない限り答えないわ」

紬「それでいいです」

緑「・・・そう」

紬「このまま・・・でいいです・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」



修治(・・・特に話をしているでもない・・・な)

修治「・・・」

修治(見つけたけど・・・どうしよう・・・)

・・・・・・

・・・

風音「どうしたんですか?」

修治「!」ビクッ

風音「こんな所で」

修治「しーっ」

風音「?」

修治「琴吹さんを探していたんだけどさ・・・」

風音「あ・・・北上さん戻ってきてくれたんですね・・・」

修治「え?」

風音「旅の目的地へ行くって・・・。降りちゃうのかと思っていました」

修治「・・・そうか」

風音「それじゃ行きましょう」

修治「いや・・・あの二人ずっと動かないんだよ」

風音「?」

修治「話をするわけでもないから・・・なにかあったんだ・・・」

風音「そうですか・・・」

修治「一時間以上あのままだ」

風音「!」

修治「だから声をかけられない」

風音「・・・そうですね」

修治「風音さんは琴吹さんとここで待ち合わせ?」

風音「いえ・・・、紬さんがここにいると言って・・・。それでゴロウを連れて一度列車へ」

修治「・・・うむ」

風音「・・・?」

修治「俺ちょっと行く所あるから、風音さんよろしくね」

タッタッタ

風音「修治さん・・・?」


―――ー

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「いつまでこうしているつもり?」

紬「いつまでも・・・」

緑「・・・」ハァ

紬「・・・」

緑「会いに行ったあの子・・・」

紬「・・・」

緑「・・・笑顔でいられると思ったその場所」

紬「・・・」

緑「・・・無くなっていたわ」

紬「・・・っ!」

緑「あの子・・・私の事忘れていた・・・」

紬「・・・!」

緑「・・・誰も私の事なんて気にしない・・・・・・」

紬「・・・」

緑「・・・・・・結局私は・・・・・・・・・一人・・・」

紬「・・・」

緑「そう思っていたのに・・・・・・気付いたらここに向かって歩いていた・・・」

紬「・・・うん」

緑「・・・・・・約束していないこの場所で・・・あなたがいたから・・・救われたわ・・・」

紬「・・・っ・・・うん」

緑「・・・・・・・・・ありがと」ボソッ

紬「・・・・・・・・・・・・うん」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」

緑「・・・」

紬「・・・」



タッタッタ

修治「どう・・・?」

風音「声は聞こえませんでしたけど・・・」

修治「そっか・・・」

風音「・・・」

修治「うん・・・少し空気が柔らかくなったかな・・・」

風音「・・・そうですね」

修治「よし・・・そろそろ行こうか」

風音「・・・その飲み物はなんですか?」

修治「もっと空気をほぐしてやろうってね・・・」ウシシ

風音「・・・?」


「あ、いましたよ~!」

菜々子「あぁ、って修治のヤツ・・・何を振っているんだ?」

静花「・・・」

「飲み物のようですね・・・」

菜々子「分からないヤツだなぁ」

静花「まさかっ!」

ダダダッ

「まってください~!」

菜々子「行くよ!秋子ちゃん!」

秋子「は~い!」



修治「はい、飲み物選んで」

緑「・・・」

紬「私はオレンジを。どうして鳥羽さんがここに?」

修治「会わせたい人がいてね、探していたんだよ。まぁ飲んで~」ニヤリ

風音「あ、あの・・・」オロオロ

修治「しーっ、空気をほぐしておかないとね」

風音「で、でも・・・」

緑「交換して・・・、私炭酸ダメなの・・・」

紬「私もあまり飲めませんけど・・・。いいですよ」

修治「・・・マジか」

風音「だ、だめ・・・」

紬「・・・?」

カシ

ダダダダダダッ

「待ちなさーい!!!」

紬「!」

「修治動くな!」

修治「え?」

静花「よくもっ!!」

ドカッ

修治「ぐはっ」

ゴロゴロゴロゴロ

ズザーッ

風音「紬さんそれ開けては」


静花「海の藻屑にして」

ギュウ

静花「!」

紬「静花さん・・・」

ギュウ

紬「・・・・・・会いたかった・・・」

静花「離してください」

紬「・・・んなさい」

静花「後ろから抱きつかれたら、私が抱きしめられませんわ」

ギュウ

紬「!」

静花「ごめんなさいね、臆病な私を許してください」

紬「・・・っ」


菜々子「どうやら落ち着いたようだね」

緑「・・・」

秋子「・・・っ・・・ぅ・・・」ボロボロ

風音「・・・よかった」グスッ

修治「・・・うん」ケホケホ



紬「・・・」

静花「あなた方にはどこにも非はありませんでしたの」

紬「で、でも・・・」

ギュウ

静花「会社のものに調べさせていました」

紬「・・・」

静花「琴吹グループにしかけたのはうちの幹部でしたの」

紬「・・・」

静花「父の管理が疑われますが、それが唯一の救いですわ」

紬「・・・」

静花「遠回りをしてきましたが・・・最初から家の事などどうでもよかったのです」ニコ

紬「でも・・・私・・・なにも知らないで・・・」

静花「あなたの周りの判断が正しかったのですわ、気に病む必要はこれっぽっちもありませ

んわ」

紬「・・・」

静花「今はただ・・・抱きしめさせてくださいな」

紬「・・・はい」

ギュウ


菜々子「・・・」

秋子「・・・っ・・・」グスッ

風音「・・・」

修治「暑く」

バシッ

修治「・・・すいません」

緑「・・・」



静花「さ、行きましょう」

紬「もう少し・・・」

ギュウ

静花「・・・」



ジリジリ

静花「そろそろ離れませんこと?」

紬「もう少しだけです・・・」

ギュウ

静花「・・・あの」



菜々子「木陰に行くか」

風音「そうですね」

修治「・・・風がないよね」

緑「・・・」

秋子「・・・っ」グスッ



静花「あの・・・」

紬「もう少し・・・」

ギュウ

静花「ダメですわっ」

紬「・・・」

ギュウウ

静花「なんていう力ですのっ!」


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