律「いつの間に!って梓まで乗り気!?」

梓「車掌服着てみたかったので・・・」テレ

唯「私赤だよりっちゃん!」

紬「澪ちゃんは青で、私は車掌さんと同じ色」

梓「私は緑です」

さわ子「さぁ、りっちゃんは黄色よ!着なきゃステージに上がれないわ!」

唯「りっちゃん、私たちは一つだよ!」

律「私一人が反乱因子みたいになってるっ・・・」

紬「さぁ、行きましょう」ガシッ

律「むぎっ!?」

みらい「こっちですよ」ガシッ

律「み、みらいまでっ!?」

ズルズル

さわ子「偉いわ」キラキラ

「そろそろ準備してもらえますか?」

さわ子「はーい、揃い次第上がります」

梓「澪先輩、澪先輩」ユサユサ

澪「! ・・・梓!なんて格好を!」

梓「えぇと・・・似合ってますよ」

澪「?」

律「・・・うぅ」モジモジ

唯「りっちゃん!」キラキラ

さわ子「似合うじゃない」

澪「あはは、なんだよ律着たのか!」

律「澪・・・鏡見てみろよ」

紬「こっちよ!」

澪「ん?かが・・・み・・・」プシュー

さわ子「上がる前に・・・みらいちゃん、スタッフにアンコールOKなのか聞いてきてくれる?」

みらい「は、はい」

テッテッテ

さわ子「今回のプロデュースの目的を話しておくわ」

唯「みらいちゃんは聞かないの?」

さわ子「あの子自身が気付かなきゃダメだからよ」

律「ほら、澪目を覚ませ」

澪「あ、あぁ」

さわ子「目的は事務所からのスカウト」

梓「・・・」

さわ子「見に来た関係者は間違いなく声を掛けるでしょうね」

律「それなら・・・私らの意味って?」

さわ子「あなたたち芸能界に興味あるの?」

澪「・・・え」

律「・・・ん~」

梓「・・・」

紬「唯ちゃんはどう?」

唯「ないよ?」

律「はは、即答」

唯「ういや和ちゃんと学校にいたいもん」

紬「そうよね~」

さわ子「あの子一人が選ばれなきゃいけないの。HTTFとしてじゃなく、『素直の飯山みらい』としてね
その為には今までの『アイドル飯山みらい』の名前が大きすぎるのよ」

唯「・・・」

さわ子「飯山みらいが居るバンドなんてどの事務所が欲しがる素材よ」

律「・・・」

さわ子「たとえ売れなくても、言い方が悪いけど使い捨てされてお終い。目の当たりにしたわよね?」

唯「うん」

さわ子「そんな世界だから、唯ちゃんやあなたたちがその世界を望まない限りあの子は拒否し続けるわ」

紬「・・・」

さわ子「・・・。だから『素直の飯山みらい』一人を欲しがる。そんな事務所に見つけてもらうの」

澪「・・・」

さわ子「あの子は今までも一人で努力して一人で昇っていったのよ。あのマネージャーはきっかけにしか過ぎないわ」

梓「そうなんですか・・・?」

さわ子「そっか、梓ちゃん昨夜の食堂車にいなかったのよね。代わりのアイドルの事知ってるかしら?」

梓「は、はい・・・」

さわ子「一悶着あってね。事務所の方針が正しければあれで上手くいって、あの子の一日車掌が放送されるはずでしょ?」

澪「な、なるほど」

さわ子「始まりは二人三脚でも、途中でそれじゃいけないと矯正された。だから悪い意味の真面目な子になったのよね~」

律「・・・!」

さわ子「誰かと一緒に昇っていかないとその内くたびれるわよ」

唯「だから、みらいちゃん一人を見つけてもらって、その事務所に託すんだね!」

さわ子「そう、マスコミを通さずに口コミだけでね。その方が確実だと考えたからこのステージを選んだのよ」

唯「そっか!」

律「この演奏でそれを見抜いてくれる人がいるのかな?」

さわ子「さぁ・・・。そこは飯山みらいの運次第ね」

唯「・・・」

さわ子「努力だけでも実力だけでも足りないの。もう一つ絶対的な運が欲しいのよ」

唯「運だね・・・」

さわ子(みらいちゃんにあのマネージャーがついたのが運だとしても、
    ヴェガに乗ってこの子たちに出会ったのも運だと信じるわ)

紬「?」

さわ子「演奏を成功させたその後は・・・」

紬「・・・神のみぞ知る」

さわ子「そういう事。さぁ行ってらっしゃい!」

唯「ふんす!!」

梓「なんだか燃えてきました」

澪「・・・よし!」

紬「・・・」グッ

律「うーっし!」

タッタッタ

みらい「・・・・・・さわ子先生」

さわ子「あら・・・やっぱり聞かれていたのね」

みらい「はい・・・」

さわ子「さぁ、舞台袖で待機よ」

みらい「・・・」


ガヤガヤ

律「おぉー、ヴェガのみんなが来てくれてるぞ」

梓「本当ですね」

澪「ほ、本当だ」

紬「えっほえっほ」タッタッタ

唯「みんな早くチューニングしようよ」タッタッタ

律「あ・・・」

「「 オォーー! 」」

唯「なんと!?」

「唯ちゃん可愛いー!」

唯「でっへっへありがと~」

「おねえちゃーん!」

唯「こ、この声は!うい!?」

憂「がんばってー!」

唯「おぉ・・・100人力だよ!」

紬「ふんふん」ポンポンポン

「むぎー!」

紬「・・・こ、この声は・・・和ちゃん!?」

和「頑張れー!」

紬「よ、よぉし!」フンス!

律「おぉ、二人共来てくれたのか」

澪「私たちもいくぞ律!」

タッタッタ

律「ちぇー」

梓「もしかして・・・」

「「 澪ちゃーん! 」」

澪「!」ビクッ

「澪せんぱーい!」

梓「やっぱり」

澪「じゅ、純!?」

純「ファイトー!」

律「マジかよ・・・」

梓「・・・」

さわ子「まって、梓ちゃん。忘れ物よ」

スチャ

梓「?」

さわ子「行ってらっしゃい」

梓「はい・・・ ?」

テクテク

「「 かわいいー 」」

梓「にゃ!?」

律「さ、さわちゃんネコミミ用意してたんか」

さわ子「もちろんよ」キリ

律「車掌服きたネコミミってなんだよ」

さわ子「ほら、りっちゃんも行きなさい」

ドンッ

律「お、押すなよっ!」

「「 オォーー! 」」

律「」ピシッ

さわ子「意外にりっちゃんがフリーズしたわね」

みらい「ど、どうしましょう」オロオロ

さわ子「うーん」

「律さーん!」

律「え?」

修治「馬子にも衣装ー!」

さとみ「失礼よ!」

小麦「そうだよー!」

エレナ「とってもキュートですワ」

秋子「キャー!!」

律「あれ?気のせい・・・か」

澪「ほら、準備しろ」

律「あ、あぁ・・・。そうだよな、もう帰ったもんな」

澪「見て・・・りつ・・・」

律「ん?・・・あ」

澪「天使の梯子だ」

律「あぁ・・・」

澪「・・・」

律「今日も暑くなるぜー!」

唯「みなさんよろしいかな?」

紬「いいよ~」

梓「おっけーです」

律「おっけー!」

澪「うん」

唯『みなさんこんにちはー!放課後ティータイムです!』

「「 オォー! 」」

唯『ヴェガの乗客のみなさん、来てくれてありがとー!』

さとみ「唯ちゃーん!」

和「さとみがこんな声出すなんて意外ね」

さとみ「ふふ、おかげさまで」

唯『ではさっそく! ふわふわ時間!!』

律「ワンツー!」


ジャガジャガジャガジャガジャガ

唯『 キミを見てるといつもハートDOKI☆DOKI
   揺れる思いはマシュマロみたいでふわ☆ふわ
   いつもがんばるキミの横顔 ずっとみてても気づかないよね
   夢の中なら二人の距離縮められるのにな 』

修治「おぉ、すげぇ!!」

小麦「いいねこの曲!」

唯澪『 あぁカミサマお願い 二人だけのDream Timeください☆
    お気に入りのうさちゃん抱いて今夜もオヤスミ♪ 』

唯『 ふわふわ時間 』

澪『 ふわふわ時間 』

・・・・・・

さわ子「いい出だしねぇ~」

みらい「はい・・・」

さわ子「どうしたの?」

みらい「い、いえ・・・」

・・・・・・


唯『 もすこし勇気ふるって 自然に話せば
   何かが変わるのかな? そんな気するけど 』


唯『 だけどそれが一番難しいのよ 話のきっかけとかどうしよ
   てか段取り考えてる時点で全然自然じゃないよね
   あぁもういいや寝ちゃおう寝ちゃおう寝ちゃおーっ!  』


紬律梓『『『 そう寝ちゃおう! 』』』


唯澪『 あぁカミサマお願い 一度だけのMiracle Timeください!
    もしすんなり話せればその後は・・・どうにかなるよね 』


ジャンジャンジャンジャンジャンジャン


唯『 ふわふわ時間! 』

憂純和「「「 ふわふわターイム! 」」」

唯『! ふわふわ時間っ!!』

さとみエレナ小麦「「「 ふわふわターイム! 」」」

唯『ふわふわ時間ーっ!!!』

「「「「 ふわふわターイム!! 」」」」


ジャジャジャジャッジャーン


パチパチパチパチパチパチ

「唯ちゃーん!!」

「澪さーん!」

唯『みんなありがとー!』

律「やっべぇ!テンション上がってきた!」

紬「うふふ」

唯「次だよ澪ちゃん!」

澪『では次の曲です ぴゅあぴゅあはーと』

律「ワンツースリー!」

澪『 頭の中 想いでいっぱい あふれそうなのちょっと心配
   とりあえずヘッドホンでふさごう♪ 』 

唯『Don't stop the music!』

澪『 欲しいものは欲しいって言うの したいことはしたいって言うの
   だけど言えない言葉もあるの 』

唯『Can't stop my heartbeat!』

澪『いきなり! チャンス到来 ぐうぜん同じ帰り道
  wow! ふくらむ 胸の風船 急に足が 宙に浮くの
  上昇気流にのって 』

澪唯『 飛んでいっちゃえ! キミのもとへ わたしのぴゅあぴゅあはーと
    受け止めてくれるなら 怖くはないの 
    この気持ちが 大気圏 越えたとき
    キミは見えなくなってた 道の向こう側 あい☆Don't mind』


・・・・・・

さわ子「澪ちゃん頑張っているわねぇ」

みらい「・・・」

さわ子「どうしたのよ、この規模以上のステージなら何度も経験したでしょ?」

みらい「・・・みなさんのステージに私が立っていいのかと」

さわ子「あの子たちだけの、じゃないわよ。そこにあなたも入っているのよ?」

みらい「・・・」


・・・・・・

澪『Ah ボリュームをあげて ほら ときめき探すよ
  またこの場所で何度でも 会えそうな気がするよ』

澪唯『飛んでいっちゃえ! キミのもとへ わたしのぴゅあぴゅあはーと
   受け止めてくれるなら 怖くはないの
   この気持ちが 大気圏 こえたとき 
   キミは見えなくなってた 道の向こう側 あい☆Don't mind』


ジャーン ドコドタン

パチパチパチパチパチパチ

「紬さーん!」

「律さーーん!!」

純「梓ー!!」

憂「梓ちゃーん!」

和「名前覚えてもらってるのね」

さとみ「むぎさんのキーボードが映えますね~」

憂「次はいよいよみらいちゃんの出番だよ!」

純「私よく知らないからなぁ」

修治「いい子だよ」

純(誰?)

エレナ「とってもいい子ですワ」

小麦「唯ちゃんと仲がいいよねー」

秋子「そうなんですか?」

修治「うん・・・あ」

さとみ「どうしたの?」

修治「この場所に相応しくないヤツが・・・」


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