エレナ「ソレはいいideaデスワ!」

さわ子「しーっ」

さとみ「教えないんですか?」

さわ子「フフフ、いいのよ」

紬「エレナさん、どうしたの?」

エレナ「オー、明日の件でチョット」

さわ子「ダメよ」

エレナ「Sir BOSS」

さわ子「サーじゃなのよ?」

さとみ「ふふ」

澪「なんだろ?」

唯「名古屋に着く前にもう一度練習しようよ!」

さわ子「そうね、それじゃいくわよ」

律「よっしゃー」


ジャジャッジャン

唯「どうかな!?」

さわ子「・・・」

澪「・・・」

律「・・・」

さわ子「バッチリよ!」

紬「わぁ」キラキラ

みらい「・・・」ホッ

さとみ「よかったですよ」ウンウン

エレナ「素晴らしかったデスワ」パチパチ

さわ子「明日梓ちゃんと合わせるから早めに起きてね」

唯「了解です!」ビシッ

律「気合入ってるなぁ」

みらい「・・・」メラメラ

紬「気合入ってるわね、みらいちゃん!」

みらい「はいっ!」

律「お、もう名古屋に到着だな」

澪「そうだな」

唯「今ホームに入ったね!」

さわ子「あっという間ねぇ」

さとみ「移動時間が短く感じました」

ガタンゴトン ガタン

紬「あっ、・・・いい事思いついちゃった!」

律「ん?どうした?」

紬「うふふ」

澪「・・・どうしたむぎ?」

紬「前夜祭しない?」

律「よしやろー!!」

唯「やろうー!」

さわ子「いいじゃない」

エレナ「どうするデスカ?」

澪「お茶会みたいなものかな」

エレナ「イイデスネー、ワタクシ小麦を呼んで参りますネ」

澪「うん」


ガタンゴトン 

ガタン ゴトン

プシュー

紬「それじゃ、私紅茶淹れてくるわね~」

スタスタ

さとみ「むぎさん・・・?」

律「・・・みんなからのお見舞いの品をお茶請けにっすかな」

澪「いいのか?」

律「みんなで食べたほうがおいしいだろ?」

さわ子「へぇ~」

律「な、なんだよ」

さわ子「独り占めしないなんて・・・成長したのね」ウルウル

律「さわちゃんには食べさせない」

さわ子「えぇ~・・・」

律「ちょっと取ってくる」

澪「・・・私も行く」

律「・・・うん」

スタスタ

さとみ「・・・?」

唯「もう12時まわってるね」

みらい「・・・そうですね。私にとっては激動の一日でした」

さわ子「明日も激動の一日になるわよ」

唯「そうだよー!」


―――――寝台車

バタン

愛「これでよしっと」

澪「愛さん?」

律「どうしたんだよその荷物」

愛「あ、律さん、澪さん」ホッ

澪「今・・・降りるの?」

愛「はい」

律「・・・」

澪「でも・・・」

愛「・・・家に電話しました」

律「・・・」

澪「どう・・・だった?」

愛「すごく怒鳴られました」

律「・・・」

澪「・・・そうか」

愛「友達にも・・・電話したら・・・泣かれました」

律「・・・」

澪「・・・」

愛「はやく・・・謝りたくて・・・」

律「・・・」

澪「この時間でどうやって帰るの?」

愛「・・・車掌さんが・・・深夜バスの乗車券を手配してくれて・・・」

律「・・・」

澪「・・・」

愛「これからお二人に挨拶しに行くところでした」

律「・・・」

澪「みんなには・・・?」

愛「・・・やはり・・・合わせる顔がなくて・・・すいません」

律「・・・」

澪「・・・私たちに挨拶する理由って?」

愛「お二人にはご迷惑をおかけしたので・・・」

律「・・・」

澪「・・・それだけの理由?」

愛「・・・」

律「愛ちゃんさ、もっと自分を好きになってあげなよ」

愛「!」

澪「律・・・」

律「私愛ちゃんの事好きだぜ!」ニカッ

澪「・・・私もだ」

愛「・・・ぅ・・・っ」グスッ

律「だから迷惑かけたって理由だけで挨拶しにこれたら嫌だ!」

澪「うん、嫌だ」

愛「・・・はい・・・本当は・・・お二人にお会いしたかったから・・・です」グスッ

律「最初っからそう言えばいいのに・・・ったく!」

ワシャワシャ

澪「うん」

愛「・・・はい」

律「・・・車掌さん何か言ってた?」

愛「律さんと澪さんにだけは挨拶を・・・と」

澪「・・・」

律「なるほど。・・・よいしょ」

愛「・・・?」

澪「愛さんの荷物もってどうするんだ?」

ガチャ

律「部屋に戻す!」

愛「で、でも・・・」

澪「深夜バス手配してるんだろ?」

愛「は、はい・・・」

バタン

律「あー、あれ多分車掌さんのウソだから」

愛澪「「 えっ? 」」


車掌「うふふ、バレちゃいましたね」

愛「あ・・・」

澪「どういう意味・・・ですか?」

律「私らなら・・・」

車掌「はい、お二人なら松浦さんを留める事ができると思っていましたので」

愛「あ・・・」

澪「そうか・・・、こんな時間だもんな」

律「ちぇー、車掌さんにはかなわないぜー」

車掌「ふふ、さぁ展望車へ参りましょうか」

律「あ、ちょっと待って」

ガチャ

バタン

愛「車掌さん・・・ひょっとして・・・」

車掌「はい?」

愛「私が家出・・・」

車掌「そうだ、秋山さん」

澪「は、はい?」

車掌「明日のライブ演奏時間はどのくらいでしょうか?」

愛「・・・」

澪「えーと、15分くらいですね」

車掌「そうですか・・・ギリギリでしょうか」ウーン

澪「?」

ガチャ

律「おっまたせー。はい愛ちゃんこれ持って!」

バタン

愛「な、なんですか?」

律「パイナップル。これをお見舞いに持ってくるアホゥがいてさ~」

愛「ふふ」

律「ほら行くぞー」

澪「あ、あぁ・・・」

車掌「まずは食堂車ですね」


唯「ギター! ジャジャーン、ギュイイン」

小麦「おぉー!」

さとみ「本物のギターもってエアギターするなんて・・・」

さわ子「深く考えちゃだめよ」

律「なにやってんだ?」

エレナ「日本の伝統芸能!一発芸ですネ」

修治「そんな伝統ないぞ・・・とは言い切れない」

唯「それじゃ、次さわちゃん!」

澪「賑やかだな・・・」

さわ子「そうねぇ、またもみじでも見せましょうか・・・」

みらい「もみじ・・・ですか?」

律「やめろぉー!」

ガシッ

さわ子「なによぉ」

律「一応修治もいるんだから・・・気をつけろよ!」

修治「え?」

さわ子「・・・しょうがないわねぇ、唯ちゃんギター貸して」

唯「はい、どうぞ」

さとみ「さわ子先生ギターを弾けるんですか?」

さわ子「ふふ、見てなさいよ」

チャリラリラーラリラータリラー

小麦「すごーい!」

修治「すげぇ・・・」

さとみ「すごい・・・」

さわ子「まだまだぁ!」

チャラリラチャリラー

律「で、出た歯ギター・・・」

唯「ギ、ギー太が・・・」グスグス

エレナ「これは貴重デスネ!」

修治「お見事ー!」


紬「おまちどおさま~」

律「・・・なんで外から入ってくるんだ」

紬「みんな何してるの?」

澪「あぁ、一発芸だよ。今さわ子先生が」

さわ子「次澪ちゃん!」

澪「え!?」

小麦「澪ちゃんがんばれー」

さとみ「がんばって~」

澪「・・・じゃあ、左手の親指を切り離します」

律「・・・」

澪「」スィー

エレナ「オー!エキサイティング!!」

修治「いや、見慣れた芸」

ドスッ

修治「なにすんだよ!」

律「空気読めアホ!」

澪「次は・・・」

紬「はい!」ビシッ

澪「むぎ!」

さとみ「ふふ」

紬「マンボウの真似をします」

澪「えっ!?」

さわ子「チャレンジャーねぇ」

紬「こうやって」

律「やめーぃ!」

ガシッ

紬「り、りっちゃん?」

みらい「マンボウ・・・?」

律「な、なにもなかったんだ・・・」

紬「第二弾!エアギター行きます!」

さわ子「さっき唯ちゃんがやったわよ」

小麦「・・・?」

紬「いきます。じゃじゃーん!」

ジャジャーン


唯「えぇーっ!?」

澪「えー!?」

さわ子「どうなってるのよ」

エレナ「オー!本物のギター音が聞こえてくるようですネ」

さとみ「本物の音よ!」

紬「じゃじゃじゃじゃじゃーん」

ティララーリチャーリラタリララー

小麦「すごーい!紬ちゃーん!」

律「どうなってんだよ!むぎっ!?」

澪「この音は・・・?」

さわ子「びっくりしたわぁ」

紬「続いて第三弾!」

みらい「まだ魅せてくれるんですね」

愛「お待たせしました」

車掌「フルーツの盛り合わせです」

紬「変身します! 愛さんと車掌さん、この布で私を隠してもらえますか?」

愛「は、はい・・・」

車掌「ふふ、分かりました」

紬「ちゃらららららーん」

律「すげぇなむぎ!」

エレナ「マジシャンツムギですネ!」

さとみ「・・・」ワクワク

唯「わくわく」

紬「はい、準備できました。愛さん、車掌さん3,2,1で布を下ろしてくださいね」

愛「はい」

車掌「了解です」

紬「・・・では。3」

唯「2!」

律澪修治「「「 1! 」」」

バサッ

梓「私ですっ!」ジャジャーン

唯「あずにゃん!?」

澪「梓!?」

律「梓!!」

さわ子「ほほぅ」

修治「おぉ・・・」

さとみ「びっくりした」

みらい「す、すごいです」

唯「あっずにゃーん!」ダキッ

梓「ゆ、唯先輩!」

唯「あ~ず~にゃ~ん」スリスリ

澪「ムスタングの音だったのか」

さわ子「驚かせてくれるじゃない」

梓「離してくださいっ」

みらい「ふふ」

愛「お久しぶりですね」

車掌「ようこそ」

梓「はい、お久しぶりです。またお世話になります」

唯「あ~ず~にゃ」ムググ

梓「いい加減に離してください」グググ

紬「うふふ」

さとみ「むぎさん・・・手が込んでるわね」

エレナ「素晴らしいマジックでしたワ」

紬「停車する前にあずさちゃんが見えたの~」

律「だから一度降りたのか」

澪「・・・なるほど」

梓「明日まで待ちきれないから来ちゃいました!」

唯「でかしたよっ」

梓(来るっ!)サッ

唯「あーずにゃん!」ダキッ

みらい「! ゆ、唯さん・・・」


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