澪「みんなテンション高いなぁ・・・」

真美「そうですね」クスクス

愛「楽しそうです」

澪(伊東さん達も来てるかな・・・)キョロキョロ

星奈「どうしたの澪ちゃん、七夕の飾りは上だよ?」

澪「あ、いえ、友達がいるかな・・・と」

唯「りっちゃんも来てるの!?」

澪「違うよ、律は明日の朝乗るって言ってたから」

星奈「りっちゃんてのは学校の知り合い?」

澪「はい、そうです」

星奈「あー、福引の五枚だからあと一人いるのかぁ」

澪「むぎのおかげです」

真美「福引・・・?」

愛「?」

星奈「むぎちゃんがね、商店街の福引で大当たりしてヴェガの乗車券をゲットしたんだって」

真美「まぁ・・・」

愛「羨ましいです・・・」

星奈「負けるのも当然か」アハハ

澪「?」

つばさ「あー、あの飾りキレイだよお姉ちゃん!」

紬「くらげみたいで可愛いわね~」

梓「むぎ先輩!あの飾りもかっこいいですよ!」

紬「火消しの纏みたいでカッコイイわ~」

星奈「むぎちゃんモテモテだな~」

澪「ちょっとリアクションを間違えてますけど」

愛「火消しの纏ってなんですか?」

真美「江戸時代の消防組織の看板みたいなものですよ。纏を掲げて現場へ駆けつけるんです」

星奈「真美ちゃんて物知りだね~」

真美「いえ、そんなこと・・・。ちなみに昔の消防は水が使えない場所では建物を破壊して」ウンチク

愛「なるほど・・・」

星奈「うーん、真美ちゃんまでテンション高いのかぁ」

澪「そうなんですか?」

星奈「饒舌になっているからね。って、同い年なんだし敬語使わなくていいよ~」

澪「が、頑張ってみます」

唯「」ポツーン

星奈「あっはっは、頑張るもんでもないっしょー」

澪「私、人見知りしてしまうので・・・」モジモジ

星奈「くぅ、可愛いのぅ」

澪「そ、そんな・・・」

星奈「そうだ。聞きたいんだけどさ、むぎちゃんって妹か弟いるの?」

澪「・・・いえ、一人っ子だよな、唯?」

唯「あ・・・ありがとう、澪ちゃん・・・」シクシク

澪「ど、どうしたんだ一体」

唯「真っ暗な世界の中で温かい手を差し伸べてくれた。それは澪ちゃんアナタでした!」

澪「?」

星奈「?」

唯「こんなに人が居るのに孤独を感じたのは初めてだよ~」ウェーン

澪「・・・いつ会話に入ってくるのか待ってたんだけどな」

星奈「ごめんね、唯」

唯「ありがとうございます!ありがとうございます!」

澪「そんな大げさな・・・」

星奈「くっくっく」

つばさ「おーい、星奈さーん!唯さーん!澪さーん!」

澪「?」

つばさ「ここで写真取りましょうよ~!」

唯「おっけ~!」

星奈「お、元気になった」

つばさ「はい、お兄ちゃんよろしく~」

修治「はいはい・・・みんな並んで~」

星奈「・・・」

修治「なにやってるんだよ、星奈も早く並んで」

星奈「う、うん・・・」モジモジ

梓「・・・」

澪「梓・・・、むぎにしがみ付いたままでいいのか・・・?」

梓「はい」

澪「ホントに?」

梓「yes」

澪「時間は戻らないんだよ?」

梓「どんと来いです」

澪「うん、分かった。もう止め無い」

紬「あらあら」ウフフ

澪(後で絶対後悔するな・・・)

修治「じゃいくよ~」

真美「はい」

愛「お願します」

つばさ「いぇ~い」ブイ

唯「フンス!」ダブルピース

星奈「・・・」ブイ

澪「・・・」

修治「はい、チーズ!」カシャ


――――

車掌「みなさん、おかえりなさいませ」

つばさ「たっだいま~」

真美「只今戻りました」

愛「た、ただいま」

修治「・・・」

星奈「・・・」モジモジ

紬「ただいま~」

唯「今帰ったぞ~」

梓「・・・」ズドーン

澪「た、ただいまです・・・」

唯「あ、あずにゃん、ツッコミを・・・。一家の大黒柱かっ!って言ってほしいよ」オロオロ

真美「それでは私はこれで・・・」

愛「私も失礼します。おやすみなさい・・・」

修治「みんな、明日ね」

紬「おやすみ~」

星奈「ふぅ・・・」

つばさ「どうしたの星奈さん?」

星奈「ううん!な、なんでもないよ!」

紬「あまりお話できませんでしたね」

星奈「あー、うん・・・」

澪「?」

車掌「中野さんもお疲れのようですし、早めにお休みになったほうが良いのではないですか?」

梓「・・・」ズドーン

唯「あっずにゃん!」ダキッ

梓「・・・」ズドーン

唯「反応がないねぇ」スリスリ

星奈「こりゃ、煽らない」

車掌「どうなさいましたか?」

澪「過去の自分を戒めたいみたいです」

梓「澪先輩!カメラ貸してください!加工してお返しします!」

唯「おぉ、復活した」

澪「私のカメラはフィルム式だからそれは出来ないよ」

紬「甘えてくるあずさちゃんも可愛かったわ~」ポッ

梓「はぅ」ボンッ

唯「おぉ、澪ちゃんのように頭から蒸気が!」

車掌「なるほど」クスクス

星奈「あ、そうだ。さっきの質問の続きだけどさ、むぎちゃんに妹か弟はいるの?」

紬「いえ、私は一人っ子よ?」

つばさ「でもお姉ちゃんのような雰囲気持ってるよ~」

澪「そうなんですか?」

星奈「うん・・・なんとなくそう感じただけだから、気にしないで」

紬「?」

唯「あ、そだ。車掌さん朝にお願いした件なんですけど・・・」ゴクリ

車掌「えぇ。明日の朝には乗せることができるみたいです」ニコニコ

星奈「?」

唯「わーい!」ヒャッホウ

つばさ「あぁ、あれだね!」

梓「あれですね」

紬「あれね!」

澪「?」

澪「ここに来るまでに熱も冷めてしまったんだろう」

星奈「あー、確かにらしくなかったからねぇ」

梓「・・・」ブツブツ

唯「え?タイムマシン?」

澪「無いぞ」

紬「時間旅行もいいわね~」

梓「・・・」ブツブツ

唯「無いなら作る?」

つばさ「期待していいのかな!?」

星奈「なになに?」

つばさ「へへへ、内緒だよ~ん」

星奈「えー、教えてよ~ん」

紬「うふふ」

つばさ「あ、そうだ。みなさんにご挨拶を」

梓「?」

つばさ「明日はおじさんの所に泊まるから、水戸で降りまーす!」

唯「えー」

紬「そうだったわね・・・」

梓「水戸で降りちゃうの・・・?」

つばさ「うん!あ、でも見送りはいけるからお別れは東京だよ」

梓「・・・」

星奈「そっか・・・」

つばさ「お兄ちゃんも挙式に参加するから水戸で一時降りるよ、星奈さん注意してね!」

紬「あら、そうなの?」

つばさ「うん、幼なじみだからね~、お兄ちゃんも出席してくれたら勝お兄ちゃんも喜んでくれると思うんだ~」

唯「自分の兄が結婚するなんて想像できないな~」

澪「そりゃ、居ないからな」

つばさ「勝お兄ちゃんまだ18だよ?18!やっぱり早すぎるよ~」

梓「そう、かもね・・・」

紬(あら?)

つばさ「そういう訳だから、私の旅も水戸でお終い!みなさん、仲良くしてくれてありがとうございました」ペコリ

星奈「こっちこそありがとうだよ」

唯「私も楽しかったよ!」

紬「いえいえ」

澪「今日会ったばかりだけど、楽しかったよ七夕祭り」

つばさ「えへへ、私も楽しかったです。それじゃ、また明日!お休みなさ~い」

紬「えぇ、また明日~」

梓「おやすみ・・・」

車掌「それでは私も仕事がありますのでこれで」

唯「車掌さんよろしくお願します!」

車掌「えぇ、期待していいと思いますよ」

紬「まぁ」キラキラ

梓「お疲れ様でした・・・」

星奈「お疲れ様でーす。私も部屋に戻るわ、じゃ~ね~」

唯「おやすみ~」

澪「お、おやすみなさい」

梓「むぎ先輩、私分かりました。つばさが寂しそうにしてる理由」

唯「?」

澪「つばさちゃんが?」

紬「聞いていいかしら?」

梓「はい。兄を取られた気がしているんだと思います」

紬「・・・」

梓「私や星奈さん唯先輩と接するときの態度と、鳥羽さんとむぎ先輩に接する態度が
  全然違いますよね。むぎ先輩にそうするように実の兄にもそのように甘えていたんだと思います」

澪「ふむ・・・。態度が違うのは私も感じたな」

唯「?」

梓「自分の兄が遠くへ行ってしまったように感じているんだと思います」

紬「それで寂しそうにしている時があったのね」

梓「むぎ先輩も知っていたんですか?」

紬「えぇ、4人でゲームをしたときから注意してみていたわ」

梓「鳥羽さんも言っていましたね」

唯「よし、それじゃあ明日つばさちゃんと星奈ちゃんを励す事ができればいいんだね!」フンス!

澪「励ますって何をするんだ?」

唯「ライブだよ!」


4日目終了--------




8月5日

紬「・・・」

梓「・・・」

唯「・・・」

澪「・・・」

星奈「ん?どうしたのさ、そろいも揃って。もう出発するよ、乗らないの?」

紬「そ、そんな・・・」

梓「残念ですけど・・・」

唯「こんな事になるなんて・・・」

澪「バカ律!なにしてるんだッ!」ドン

星奈「んー? 状況が掴めないんだけど」

「やっべぇ!!」

ダダダダダッ

prrrrrrrrrrrrr

紬「もう時間よ!」オロオロ

「その列車待ったぁぁあああ」

ズサーッ

唯「コーナーから姿を現したのは!りっちゃん、りっちゃんです!!」

澪「急げー!!」

律「うぉぉおおおおおお」ダダダダダダダ

星奈「あー、彼女が最後の一枚の子かぁ・・・。みんな先に乗ってて」

梓「はい」

紬「でも、りっちゃんが」アセアセ

唯「星奈ちゃん、策があるんだね?」

澪「みんな、乗るぞ!」

紬「お、おぉー!」

唯「って、星奈ちゃんも乗ってるじゃん」

星奈「私も乗り遅れるでしょー。こうするの」

紬「あの時と一緒ね!?」

梓「?」

星奈「そういう事。おーい!この手に掴まれー!」

律「うぉぉおおおおおお」ダダダダダッ

澪「あともうちょっと!」

ガシッ

星奈「! よいしょーッ!」ブオン!

律「おぉおぉおぉぉ」

プシュー 

ガンッ

律「あいたぁっ」 

ガタンゴトン ガタンゴトン

澪「はぁ・・・」

紬「よかったぁ・・・」

唯「もぅ、りっちゃんー」

律「えっへへ、ごめんごめん」イタタタ

紬「りっちゃん、おでこぶつけたけど大丈夫?」

律「大丈夫だよむぎ、ありがと」

梓「心配かけさせないで下さいよ~」

律「中野、お前一番最初に乗り込んでたよな・・・」

梓「ナンノコトデスカ?」

律「みんな焦ってたけど、お前だけしれーっと乗車し た よ な 」

梓「目の錯覚です」キッパリ

律「こんのォ!」ギシギシ

梓「いたたったた、ギブ!ギブです!律先輩!」

星奈「まぁまぁ」

律「助けてくれたこの人に免じて許してやろう!」

梓「もぅ」イタタ

澪「律!お前が乗り遅れるから悪いんだぞ!」

律「ふーんだ」ツーン

紬「まぁまぁまぁまぁまぁまぁまぁ」

唯「7回!更新!」


律「すっげぇ!」

澪「私も最初見たとき驚いたよ」

唯「すごいよね~この展望車~」

律「あ、あれ・・・?」ゴシゴシ

澪「見間違いじゃないぞ・・・私も驚いた」

唯「ふっふ~ん♪」

律「いや、ピアノはまだ分かるんだが・・・」


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