和「ええっ!?まだ決めてなかったの!?」

唯「だってぇ~…窒息や焼身は苦しいし…」

和「けいおん!!が終わるんだからはやく自殺する準備をしないと乗り遅れちゃうわよ」

唯「和ちゃん…」


あずにゃんも、澪ちゃんも、みーんな死んだ
アニメや原作が終わってしまえば私達の世界は無へと帰するのだ

無に消えてしまうぐらいなら自分達で幕を下ろしたい
そういってみんな自殺した

澪ちゃんだって本当は死にたくなかった、あずにゃんだって最後まで震えてた
だけど意を決してみんな自殺した



唯の家

唯「ういー、ただいまー…」

唯「あ…」

唯「ういは先に自殺しちゃったんだっけ…」

唯「この街の人もほとんど自殺しちゃったし…」

唯「和ちゃんの家にいこっと」

そういえば、今日は和ちゃん以外の人間にあっていない
みんな自殺したのだろうか?
だとしたらちょっと退屈だな~



和の家

ピンポーン

唯「和ちゃん、あーそーぼっ」

ピンポーン

唯「あれ…、和ちゃん…?いないのかな?」

ガチャッ

唯「あ、でも玄関は開いてるし…」

唯「お邪魔します…」

唯「…なんだか臭いよぉ?」


唯「この部屋からだ~」

ガララッ


和「…」

唯「和ちゃん!?」

和「…」

唯「和ちゃん、ひどいよぉぉっ!!」

唯「練炭自殺するならね私も誘ってくれればよかったのにぃぃっ!!」

和ちゃんは冷たくなっていました
子供のころからずっといっしょだった和ちゃん
だけど、もう永遠にその表情は変わらず、何もしゃべってくれない
私は置いていかれたような気分で、腹が立ちました


唯「もう最低だよ~」

その時、机の上に手紙がおかれていることに気が付きました

唯「あ、遺書かな?」

唯「和ちゃんなんて嫌いだもん、勝手に読んじゃえ」



唯へ

貴方がこの手紙を読んでいるころには私は自殺していると思います

私は謝らなくちゃいけません

唯を誘わずに死んだこと

本当ならわたしがいつものように貴方を引っ張っていっしょに死んであげるべきだったのよね

でもできませんでした

誘おうと思ったのですが、電話をかけられませんでした

なぜだか今ならわかります

私は唯に死んでほしくなかったのです

私って変よね、自殺が当たり前の世界なのに…

だめな幼馴染の私を許してください

もう私は貴方に何かを教えてあげることができなくなりました

でも唯は自分で考えることができる子です

どうやって生きて、どうやって死ぬのか

それは貴方が決めてください

大好きよ、唯

真鍋和



唯「うーん、私に死んでほしくないってどういうことなんだろ?」

唯「やっぱり和ちゃんはいじわるだよー」

唯「私みたいな子は自殺する権利がないって事でしょ」

唯「あーもう、最悪!」


和ちゃんのいじわるでますます腹が立ちました

憂も和ちゃんもいないなら、私はあてにできる人間がいません

仕方ないので、街を散歩することにしました
さよなら和ちゃん




唯「ほーげー」


私は今、道路の真ん中で大の字で寝ています
すごいんです、車が一台も通らないのですから

唯「えへへ、まるで世界で私だけが生き残ってるみたいだね~」

唯「ふふ、もし普段こんな所で寝そべったら…」


唯「唯、非常識だぞ!」

唯「先輩、はやく起きてください!」

唯「お姉ちゃん、こんなところで寝ちゃダメだよおーっ」


唯「って…」

唯「…」

唯「…」



唯「はああ~、やっぱり退屈」

唯「私もそろそろ死のうかな~」


ジャーン、そこで取り出したのがだれもいないスーパーから持ってきた豆腐です

唯「澪ちゃんは恥ずかしくなると、豆腐の角に頭をぶつけて死にたいってよく言ってたんだ~」

唯「きっと豆腐はやわらかいから、あんまり痛くなくて死ねるよね!」

唯「死ぬのって初めてだから緊張するよ~」

唯「…」

唯「どうやってぶつければいいんだろう…」

唯「豆腐を手に持って、頭にぶつければいいのかな?」

プルルンッ

唯「おいしそう…」

唯「だけど、私は死ぬって決めたんだ」

唯「豆腐さん、ごめんね!!」

唯「はっ!!」


グジャアアアッ


私の脳みそが割れる感覚

ああ、これで死ぬってことなんだね

案外退屈…



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