律「なぁ梓…澪も私のせいで警戒してるし難しいと思うぞ?」

梓「いいえ、この日のために入念に準備をしてきましたから
  きっと大丈夫です」

律「第一今日はいてる澪のパンツが縞々だとも限らないぞ?」

梓「その心配はありません、澪先輩の今日のパンツはあの縞パンです
  ちゃっと階段の下から確認しましたから」

律「…気持ち悪い奴だなあ」

梓「なにか言いましたか?」

律「いいえ」

律「で、どうするんだ?」

梓「いいですか?洗濯機の中から漁ろうなんて変に姑息なマネをするからうまくいかないんです
  やるなら堂々と、かつ大胆にです」

律「堂々と大胆に?」

梓「はい、眠っている澪先輩から縞パンを脱がして
  脱ぎたてほやほやのものを直接頂きます」

律「………」

律「(頭大丈夫か…?この子…)」

梓「澪先輩の料理、とてもおいしかったです!」

澪「気に入ってもらえて嬉しいよ、ちょっとお風呂の準備してくるからな」

梓「はい!」

律「梓…澪のやつ縞パンはいてるんだろ?
  これからお風呂だしどう考えても寝る前に洗濯機の中だと思うんだけど」

梓「いえ、今日澪先輩はパンツを替えずに寝ます
  あの縞パンで寝る事になるのです」

律「…え?なんでわかるんだ?」

澪「大変だ!お風呂が壊れて明日の朝まで使えないらしいんだ…」

梓「えっ?そうなんですか?!それは残念ですね…」

律「………」

律「(…絶対こいつのせいだ)」

梓「私たちは明日の朝でも平気ですよ?ね、律先輩」

律「えっ?あ、あぁ…」

澪「そっか…なんだかごめんな」

梓「いえ、気にしないでください」

律「………」

梓「ところで律先輩、今日律先輩達のクラスは体育が2時間ありましたよね?」

律「なんで知ってるんだ?」

梓「調査済みです、ふふ…体育2時間を消化した澪先輩の縞パンかぁ…ふふふ…」

律「………」

律「汚いと思うぞー?汗もかいちゃってるだろうし」

梓「だから良いんじゃないですか、シミも大いに期待できますし
  それに約1日以上澪先輩がはき続けてるパンツですよ?
  そのパンツには澪先輩のすべてが詰まっていると言っても過言ではありません」

律「(これはもう病気だな…)」

梓「こうしてはおれません!早く寝て深夜のミッションに備えなくては!」

律「へ?」

梓「ほら、律先輩も早く寝てください!決行は明日の午前2時ですからね」

律「えー…ほんとにやるのかよ…」

梓「当たり前じゃないですか、負けられない戦いがそこにはあるんです!」

律「わかりましたよ…」

澪「あれ?」

律「……」フスー

梓「……」スヤスヤ

澪「みんなもう寝ちゃったのか…」

澪「私も寝るしかないな…」


―――

梓「律先輩律先輩」

律「ん…むにゃ」

梓「約束の時間です、準備してください」

律「えっ、もうそんな時間」

梓「いいですか、今から作戦を伝えますよ?
  よく聞いていてください」

律「うん」

梓「まず一番重要な役割…澪先輩のパンツを脱がす役割ですが…
  これは私が担当します」

律「そうしてくれ、私はそんな事したくない」


梓「律先輩は澪先輩の顔をじっと見張っててください
  澪先輩が起きそうであればすぐに私をタップしてください
  そうしてもらえれば作業を中断しますので」

律「わかった、それでさぁ…ひとつ気になるんだけど」

梓「なんですか?」

律「パンツとった後どうするんだよ?朝起きて澪が気付くだろ?
  澪の鉄拳制裁はごめんだぞ、私は」

梓「そのあたりもちゃんと考えてあります」

律「それは…」

梓「そう…律先輩が浅はかにも私を騙そうとしたニセ縞パンです
  脱がした後にこれを澪先輩にはかせれば、朝大騒ぎにはなりません」

律「なるほど」

梓「まぁ私のコレクションがひとつ減ってしまうのは嘆かわしい事ですがそうも言ってられません
  時に律先輩、このニセ縞パンの黄色いシミって本物ですか?」

律「まぁ、澪の本当のおしっこだけど…」

梓「やはりそうでしたか…で、原液はまだ残ってるんですか?」

律「えっ?ないよそんなの、捨てちゃったし」

梓「なっ!なんてもったいない事を!!律先輩正気ですか?!」

律「(正気じゃないのはお前の方だ…)」

梓「どうやったか知りませんけどすごいですね、澪先輩のおしっこを入手するとは…
  まぁ済んだことはもういいです、澪先輩が起きないうちに早く作戦を遂行しましょう」

律「早くしてくれよ?もう寝たい…」

梓「律先輩こそちゃんと見ててくださいね?」

律「わかったわかった」

梓「それじゃあ早速…」

澪「……」スースー

梓「………」ゴクリ…

梓「(お布団の足の方から潜っていこう…)」

モゾモゾ……

澪「……」

律「(…なんか緊張するな…まだ大丈夫だぞ!梓!)」

モゾモゾ

ピタッ

梓「………」

律「(梓の動きが止まった?!何かあったのか?!)」

梓「(あぁ…たまらないよぉ…
   お布団の中に充満する澪先輩のニオイ…)」

スーハー…

梓「(お風呂入ってない澪先輩本来のニオイ…
   なんて良い香りなんだろう…
   なんかクラクラしちゃうよ…!)」

スーハースーハー

澪「………」フスー

律「(寄り道するな梓!とっとと仕事しろっ!)」

梓「(もうこのニオイだけで私は死ねるかもしれない…
  い、いやっ!まだダメだ!!私には壮大な任務が残されているんだから!)」

梓「(澪先輩の縞パンを手に入れるまでは死ぬ訳にはいかないよっ!)」

梓「(…まずはこのパジャマを脱がさないと…)」

梓「(…よし、ここに手をかけて…慎重に…慎重に…)」

ズルズル…

澪「………」スー

律「(けっこう気付かないもんなんだなー)」

梓「(順調だ…もう少しで縞パンが顔を出す筈……)」

ズルズル…

梓「(み…見えたっ!やっぱり私の読み通り縞パンだよ!)」

梓「(あぁ…体育で汗をたっぷり吸い込んだ澪先輩の縞パンが目の前に…!
   今日一日の澪先輩のニオイを含んだ縞パンが目の前に…!
   たまらないよぉ…!欲しい…!これは絶対私のものに…!)」

梓「(いやでも…ここは我慢しないと…
   まずはパジャマを足元まで脱がさないとね…)」

ズルズル…

梓「(澪先輩のむっちりなふともも…触りたいなー…)」

律「(順調みたいだな…)」

梓「(これでパジャマはよし…っと
   次はいよいよパンツだよ…)」

梓「(澪先輩の肌に触れない様にパンツだけ指にひっかけないと…)」

梓「………」

梓「(こ…これは難しい…!ぴっちり肌に密着してるし澪先輩に触れずに
   パンツを下げるのは不可能に近いかも…)」

梓「………」

梓「(ここは危険を冒さざるを得ないかな…
   ちょっとだけなら触れても大丈夫だよね…?すぐに離せば)」

ぷにっ

澪「う…ううん…」

梓「?!」

律「(おい梓!)」

梓「(やばいやばいやばいやばい………)」

律「………」

澪「…ん」スー

律「(ふぅ…ただの寝返りか…)」

梓「(び、びっくりした…!もうこれで終わりかと…律先輩はなにしてるんですかもう…)」

梓「(今ので澪先輩がパンツを脱がせにくい体勢になっちゃったよ…!)」

梓「(これは難易度が上がってしまいましたね…)」

梓「(………でもあきらめる訳には…)」

梓「(諦める訳にはいかないんです…!!)」

梓「(よし…なんとか指にひっかけられた…)」

梓「(あとはこのままゆっくり下げていけば…)」

ズル…ズル…

梓「(う…腕がつりそうだよ…!)」

律「(なんだか苦戦してるみたいだな…)」

梓「(もう少し…もう少しでふともものあたりまでくる…!)」

律「(暇だ…ふわぁ…眠たい…)」

梓「(良い感じだ…このまま………えっ?!)」

梓「(こ…これは…!!)」

梓「(めくれた縞パンに記されているのは…まぎれもなく黄色いシミじゃないですかっ!!)」

梓「(暗闇でも圧倒的な存在感を放っているこの黄金色…!
   こ…これは……)」

梓「(是非とも今、匂いを確かめなくては………)」

梓「(鼻を近づけて…)」

梓「………」クンカクンカ

律「(まだかよ梓ー、私は睡魔のピークだぞ…)」ウトウト

梓「(うわああぁぁぁぁぁ…澪先輩のニオイ…!澪先輩のにおいぃぃぃぃ…!
   これは本物だよっ…!ううぅ…感動のあまり涙が…)」

梓「(もうずっとニオイ嗅いでたいよ…澪先輩の強い匂いがぁ…!)」クンカクンカ

梓「(はっ!)」

梓「(私ったら何を…そうだよ…なんで気がつかなかったんだ…)」

梓「(このパンツのニオイを放っている大本が…私の目の前にあるじゃないっ!!)」

梓「………」

梓「………」ゴクリ

梓「(澪先輩…!澪先輩の本物を私にくださいっ!)」

もぞもぞ

澪「ん…ううん…」

律「………」コクリ…コクリ…

梓「(ここが…!澪先輩のニオイの元!!
   澪先輩…ちょっと失礼します……」

くぱぁ

澪「んっ…んん…」

律「(はっ!)」

澪「んんっ…」

律「(こ、この激しい布団の動きは一体?!)」


ぺろぺろ

梓「(うわあぁぁぁああ…!舐めちゃってるよぉ……!
   私澪先輩の一番大事なトコロを…!)」

澪「(うぅ…ん…?」

律(だ…だめだ…既に手遅れだ…!ひとまず澪に見つかる前にベッドの下へ隠れるか!)」ササッ

ペロンペロン

梓「(澪先輩…大好きですよぉ…みおせんぱぁい…!)」

澪「…はっ!……えっ………?」

梓「………あ」

澪「………」

梓「…澪先輩………こ、こんばんわ……」

澪「………」

梓「………えへへ」

澪「………この」

梓「………」

澪「このっ…変態ぃぃぃぃ!!!!」

バキィィィ!!

梓「んにゃあぁぁぁぁ!!」





律「(梓…これはお前の自業自得だ…反省しろよ…)」



終わり