From純
Sub 明日
予定空いてますか?空いてたらまた映画観にいきませんか?



From澪
Sub すまん
ちょっと用事があるから。また今度な。



From純
Sub いえいえ
謝らなくて良いですよ! また今度お願いします!




どうも!純です!
泣きそうです!大好きな人から飽きられてしまいました!
今日は、そんな大好きな人、澪先輩と恐らく最後のデートです!
今は夜の公園でのんびりしてます!
先輩、休日忙しいから放課後しかデートできなくって大変です!
前は忙しくても私のために予定明けてくれてたのは言わない約束です!

澪「はぁ、草とか木ってこんなに綺麗なんだなぁ」

純「ふふ、なにいってるんですか。それより、サンドイッチ持ってきたので食べません?」

澪「おお、ありがとう。」ムシャムシャ

純「おいしい?」

澪「うん!おいしいよ!」

純「それコウモリジャム入りなんですよ。知ってました?」

澪「え」

純「ごめんなさい…でもまた愛して欲しかったんです…」

澪「ば、ばか!!うえぇ…ぺっぺ!」

純「あははははははは!!嘘ですよ!もう引っかかりやすいんだから」クスクス

澪「じょ、冗談じゃないよ…はぁ…」

純「すいません。でも、約束守ってくださいね?」

澪「約束?」

純「そ、殺してください。はい、カッター」ポン

澪「お…おいおい、さっきから冗談キツイよ…」

純「冗談じゃない!!!」

澪「ちょ、ちょっと…大声出すなよ…」

純「約束守ってよ!ねぇ!守れ!!!」

澪「わ、分かったよ…」カチカチカチ

純「グスン…ありがとうございます…」

澪「……」フルフル

純「先輩のこと大好きでした…」グスグス

澪「……だ、だめだぁ! やっぱりできない… なぁまた新しい恋をしてくれよ。私よりもっと良い人なんかいくらでも居るんだから…」

純「あはは…やっぱりできないですよね…ごめんなさい、これも冗談ですよ。」

澪「…純が謝らなくても良いよ」

純「そうですよね。私が謝る必要無いですよね。それにしても澪先輩ってほんとひどい人ですね。」

澪「…」

純「本当にひどい…ひどすぎる…ひどいひどいひどいひどい!!!」

純「最初は本当の意味で好きじゃなかったのに…澪先輩が…あなたが私のことを必死で求めるから! 私もあなたを愛してしまった!!」

澪「も、申し訳ないとしか言いようがない…」

純「人の気持ちもてあそんどいてそれだけですか! ダメ人間!!」

澪「はぁ…なんとでも言ってくれ…」

純「グスン…あなたが私の血を必要としたのと同じくらい、私もあなたの執着を欲していたんですよ…?」

澪「…」

純「…さようなら」ダッ

澪「はぁ…」

あーあ、本当にGAME OVERしちゃった…
あーあ。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



人を好きになり過ぎるのは怖いものだが、好きじゃなくなってしまうことも同じくらい怖いことなんだ。
純は死ぬんだろうか。
死んだほうがいいのは私なのに…

澪「そう、私なんか死んだほうがいい…人として…」

死のう…

澪「あのジャムどこやったっけ?」ゴソゴソ



昔好きだった人のために、私は鬼になります。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




純「バカバカバカ!澪先輩のバカ~!!!」

純「絶対許さない!うわーん!!」

純「グスグス…梓に電話しよ…って梓死んでるんだっけ…なんで死んでるんだよバカ」

純「バカばっかり!私もバカだし!もう世界中爆発しろ!みんな死ね!うわーん!」

純「…うぅ…ヒック…」


純「……ぐー…ムニャムニャ…」スヤスヤ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



純「は!」

ね、寝てた? こんなに悲しいのに寝ちゃうとか…
私寝付き良すぎるだろ…

純「もしかして夢だったりして!」

って…そりゃ無いか…携帯開けてももう澪先輩のアドレス無いし…

純「本当に別れちゃったんだなぁ…グスン」

なんだか泣きすぎて水分不足だ

純「喉乾いた…水飲みたい…」

澪「はい水」

純「あ、ありがとうございます…」


!!!!!!


純「えぇ!!なに侵入してるんですか!?」

澪「シー!静かにっ」

純「なんですか…今更…もう帰ってください」

澪「また付き合いたいんだ…」

純「嫌です。あなたみたいな最低な人とはもう付き合いません…」

澪「お願いだよ…」

純「絶対に許さないと決めたんです。さようなら」バッ

澪「待て!」ガシ

純「い、痛い…やめてよ…」

澪「やめない…お前のためにジャム食ったんだぞ…」

純「自分勝手ですよ…」ガタガタ

澪「まだ罵倒するか…ふふふ、たっぷり血抜いてやるかならな」ニヤー

純「…グスン…」ガタガタ

澪「…ごめんな怖がらせて…」

純「怖くないです…」ガタガタ

澪「強がらなくていいよ、私が怖いんだろ」

純「違います…嬉しいんです…死にそうなくらい嬉しいです…」グスグス

澪「…なぁ純、キスしないか?」

純「い、いきなりですか?」

澪「最初もそうだっただろ?」

純「…懐かしい…そうですね」クスクス

澪「……」チュ

純「…んぅ…」チュ

あ!澪先輩噛んだな!

ふふ…ファーストキスの味がする…

おしまい





おまけ

梓「み~お~せんぱ~い」

澪「あれ?梓とかてっきり千の風になったのかと思ってたよ」

トンちゃん「土葬のあっしと違って、火葬の姉貴はもうおしまいかとおもっていやした」

紬「ふふふ、こんなこともあろうかと保管しておきました!」

唯「ムギちゃんグッジョブ!」

紬「えっへん!」


律「それにしても後輩殺すとはひでぇ女だ」

梓「澪先輩のことは責めないでください!」

澪「殺すつもりは無かったんだが、/wRybiDnPがどうしてもっていうからな」

梓「えぇ!そうなんですか?」ガーン

唯「あずにゃんどんまい!」

梓「にゃー!!」

律「お、ネコになった」


おまけおしまい





300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/08(土) 03:33:28.42 ID:sj89ScHb0


みんなありがとう!
澪純って絵にするとすごく綺麗だからやってみた!
ハッピーなうちに終わらすのが良いと思う!



303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/08(土) 06:15:25.22 ID:SqWxBZOw0


これムギも吸血鬼状態っぽいけどムギはどうやって乾きを解消してたんだろうか



307:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/01/08(土) 13:44:27.33 ID:sj89ScHb0


>>303 
一応設定的にはムギは喉の渇きは自分でコントロールできて紅茶とかで何とかできる。
って感じだったけど、斉藤の血飲んでる方が燃えるかも。



吸血モノかつ先輩後輩モノは確かに燃える。
特に律梓で、梓が律の血飲みたくなっちゃう展開は良い。



吸血ネタじゃないけど純が軽音部に入ったっていう平行世界ネタで澪純やるかもだから見つけたら読んでくれ



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最終更新:2011年08月25日 22:17