澪「純!死なないで!純~~~」
あ、澪先輩が呼んでる…
澪「うわーん…」グスグス
純「だ、大丈夫ですよ…」ヨロヨロ
澪先輩、私の血たくさん飲んで正気に戻ったんですね?
良かったよかった。
澪「ごめん純~!!」
純「ち、ちょっと保健室行ってきます」
澪「一緒に行くよ!」
純「そんな血まみれの顔で行ったら、澪先輩がやったってばれちゃいますよ」クスクス
澪「で、でも!」
純「澪先輩はこの血まみれの床掃除しといてください」
澪「分かった!」
純「よしよし」ナデナデ
純「じゃあいってきます」ヨロヨロ
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澪「失礼します3年2組の秋山です」ガラガラ
保険医「鈴木さんのお見舞いかな?」
澪「はい。」
保険医「ネコに襲われたんだって?君は大丈夫なのか?」
澪「?」
保険医「あれ? 君もその場にいたのでは?」
純「私だけに噛み付いたんですよ~。ネコにまでモテちゃって大変です♪」
澪「純!大丈夫か!?」
純「はい!バリバリです!」
保険医「動脈切られて、冗談言えるとは…というかもう塞がっているか…」
純「私回復力ハンパないですから!特に最近は!」
澪「純~!」ダキ
純「み、澪先輩…!」
保険医(爆発しろ)
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澪「今日はほんとうにごめんな…」
本当に本当に本当に申し訳ない。もう爆発したい…。
純「あはは、良いんですよ。ある意味最高の愛情表現ですから!」
愛情表現…そうとらえてくれる純はお人好しだな…
あんなのただの欲望からなのに…
でも…
澪「ずっと純に会いたかった…」
純「ふふふ、私もです。ねぇまだ再開のキスしてないですよね?」
再開のキス…純はそういうの好きだな。
澪「ふふ、再開のキスしようか。…」チュ
純「ん… へへ。ねぇ先輩、目逸らさないでこっち見て?」
澪「な、なんだ?」
純「あのね、先輩が私の血に飽きたら私のこと殺してくださいね。」
澪「え、な、なに言ってるんだ!?」
純「先輩に執着されないなら死んだほうが良いです…お願い…グス」
澪「大丈夫だよ…絶対にそんなことないから…だから泣くな」ギュ
純「先輩…」ギュ
大丈夫だよな?
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6月14日
朝起きたら、喉の乾きが完全に無くなっていた。
こんなに気分がいいのはいったい何十日ぶりだろう。
あのコウモリジャムとかいうののせいで、最近ずっと異様な乾きに襲われていたせいだな。
あぁ!太陽があんなに美しい!今日は良い詩が書けそうだ!
こんなに世界が美しいだなんて…
もう2度とあんな乾きの世界に戻りたくない。
From梓
Sub すいません
今日ちょっと具合悪くて…先に帰ってます…
唯「あずにゃん大丈夫かな~?」
律「あいつ最近すげー元気良かったのにな。まぁ大丈夫だろう」
唯「てきとーだよー」
律「それより、こっちのカメの方がヤバイんじゃないか?」
紬「死にかけね…」
澪「動物病院に連れていったほうが良いんじゃないか?」
さわ子「大変よ!」
律「どったの?」
さわ子「梓ちゃん死んじゃった!」
唯「へ?」
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唯「うわーん!!!あずにゃーん!!!」
律「マジかよ…なんでこんな急に…」
澪「安らかな死に顔だな…」
紬「ねぇ澪ちゃん。もう気づいてるでしょ?ちょっとこっち来て」コソ
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澪「私が治ったから梓が死んだのか…」
紬「そうよ、だからコウモリジャムを全部食べて」
澪「食べたらどうなるんだ?」
紬「良いから食べてよ」
澪「教えてくれよ、どうなっちゃうんだ?」
紬「永遠に血が欲しくなる…」
澪「じゃあ食べない」
紬「あ、梓ちゃんに戻ってきてほしくないの!?多分トンちゃんも死んでるわよ!?」
澪「一生私の言う事聞かなきゃいけないんだったら、さっさとくたばった方が良いんじゃないか?まぁカメはちょっと気に入ってたから残念だけど。」
紬「バカ!!あんたが殺したくせに!!」
澪「殺した人間としてもう生き返らせないほうが良いと言ってるんだ…最善の選択だ」
紬「!!」バシン
澪「…叩いたって知らん。あんな地獄はもうごめんだ。」
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最終更新:2011年08月25日 22:14