梓「昨日はノートありがとう」

純「ま!親友のためならこのくらいどうってことないよ!」

梓「ところで純、その黒いシミは血?」

純「あ、あーっと、ちょっとケガしちゃって…」

梓「このシミ全部血だったら、すごい出血量だけど…」

純「いいのいいの、ちょっと血抜いた方が健康に良いから!」

梓「なにそのポジティブシンキング…」

……………




喉の乾きが和らいで気分爽快だ。

澪「♪~」

律「お!澪元気そうだな!」

澪「あぁ!バッチリだよ!」

紬「…」ジー

澪「な、なんだよムギ…」

ムギはもう分かってるっぽいな…

紬「ほどほどにね…」

澪「分かってる分かってる」

ん?なんか階段を駆け上る音が聞こえる…



梓「うあおうあぁぁぁぁぁああ!!!!!!」ガチャ



唯「ひ!」ビク

律「マジキチ…」

梓がキチガイになった…

律「ど、どうしたんだよ梓…」

唯「も、もしかしてトンちゃんが死んだショックでおかしくなっちゃった?」

梓「ち、違いますよ! トンちゃんが復活したから喜びの雄叫びをあげてただけです!」

復活?あのムカつくカメがか?

律「へ?」

梓「トンちゃんですよ!トンちゃん!今日お墓参りしたら地面から出てきたんです!ホラ!」

嘘だ!私が首を引きちぎったのに生き返るはずが無い!

紬「…もしかしてトンちゃん殺ったの澪ちゃん?」コソ

澪「う、うん…ついムカムカして…」コソ

紬「やっぱり…ちょっとトンちゃん見てみなさい」

澪「ん?」チラ

トンちゃん「…」ジー

澪「う、うわぁぁぁぁ!」ガタ

と、トンちゃんが私を見つめている!ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!

紬「大丈夫よ、トンちゃんは澪ちゃんの使い魔になったの。澪ちゃんの言う事ならなんでも聞くわよ?」

澪「カメに言う事聞かれてもな…」

梓「あおおおおおおおお!!!」

唯「ひ!」ビク

梓「喜びの雄叫びです」

やっぱり梓おかしくなっちゃった。ごめんな梓…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




律「よーし!今日はこのへんで帰ろうぜ!」

澪「あ、私はちょっと用事あるから」

律「む?そうか…」

紬「さ、澪ちゃんなんか置いて帰りましょう」

澪「グサっとくる言い方はやめてくれよ」

紬「澪ちゃんは実際にグサッとやっちゃうのに?」

律「?」

澪「へ、変なコト言うなよ。あはは」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



From純
Sub すいません!
今日はジャズ研で遅くなるかもです…(泣)
先に帰っていてください…



From澪
Sub 待ってるよ
音楽準備室で待ってるから、部活終わったらおいで。



From純
Sub ありがとうございます!
澪先輩って優しいですね!
さすが私の恋人!



From澪
Sub いやいや
優しくないよ(笑)
私は純と一緒に帰りたいだけなんだから。
部活頑張ってね!




澪「血を飲ませないで帰ろうとするとはゆるせんやつだ。」




どうも!澪先輩の恋人の純です!
澪先輩が
澪「つ、付き合ってるんだし、一緒に帰らないか…?」

とか言ってくれたので、今日はラブラブ下校です!
きゃー!こういうの憧れてました!
なんかもう軽音部の部室に行く階段上るだけでドキドキです!
だ、大丈夫かな、今変な髪型になってないかな!
ちょっと部室入る前に手鏡で見ないと


ガチャ

澪「純、扉の前で何やってるんだ?」

純「あ、いや、何でもないです!ていうかこんなに待たせちゃってすいません!」

澪「良いよ。ジャズ研は真面目に部活してるからな」

あぁ優しい澪先輩、この人と付き合ってるだなんて夢のようです…

澪「それじゃあ帰ろうか」

純「はい!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




澪「純…ちょっとそこの公園で話さないか?」

純「はい!たっぷり話しましょう!」

澪「ありがとう…」

純「いえいえ!」

澪「…」

純「…」

澪「…」

純「…あの…」

澪「…」

やばいなんか嫌な予感がしてきた

澪「…ふふふ」

純「!…」ビク

澪「…」カチカチカチ

うわぁ…やっぱり切るんですか?怖いよぉ…

純「…」ガタガタ

純「あ、あの自分でやります…」

澪「純は気が利くな!はいカッター」ポン

トホホ…



純「…イテ…き、切りました…」

澪「はむ!…ジュルジュルジュッ」

純「うぅ…イテテ…」

痛いの嫌だけど…澪先輩に吸われてるとちょっと気持ちいいかも…
澪先輩の舌温かいな。
一生懸命吸ってる姿も可愛い…

澪「チューチューチュー…あれ?もう血止まったぞ!」

純「す、すいません…ちょっと切っただけじゃそんなに出ません…」

澪「貸してみろ、私がやってやる」

純「わー!!私がやりますよ!その代わりお願い聞いてもらえますか?」

澪「何?」

純「あの…ですね…えーっと…あーダメ!恥ずかしい!」

澪「…早く…」イライラ

純「すいません! あの!キスしませんか!?」

澪「キス?昨日したじゃないか…」

純「もっと普通のキスがしたいんです!…ダメですか…?」

澪「う~ん…ダメも何も女同士でおかしくないか? は、恥ずかしいよぉ…」

純「えぇ!?あえて突っ込まなかったのに言っちゃうんですか!?」

澪「昨日は興奮してたし…」

純「じゃあ女同士で付き合うのもおかしいですし、恋人じゃない他人に血を飲ませるのもおかしいことですね」

恋人だからって血飲ませるのもおかしいけど!

澪「……」

純「グス…さようなら…澪先輩!」ダッ

澪「ま、待て」ガシ

純「離して!離してよ!」ジタバタ

澪「離さない!おかしいとか言ってごめんな…」ギュ

純「今更謝っても遅いです…き、キスしてくれなきゃ許しません…」グスグス

澪「わ、分かったよ…ほら、キスだ」チュ

純「ん…」チュ

イエーイ!澪先輩もちょろいな!
純ちゃん大勝利!

純「澪先輩大好き…」

澪「わ、私もだよ…だから」

純「だから…?」

澪「さっさと血飲ませろ!」ザク

純「イヤーン!」

梓「…」ジー

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