5月15日


From律
Sub ごめん!
今日家の用事で部活行けない!



From唯
Sub 大変だ!
ういが熱だしちゃった!今日は部活出れない!



From梓
Sub すいません…
ちょっと具合悪くて…先に帰ってます…




渡りに船とはまさにこのこと!今日はムギと二人きりだ。

紬「二人っきりってなんだか新鮮ね」

澪「そうだな」

さて、どうするかな。ムギだったらカッターで切りつけても許してくれそうだな。

澪「…」カチカチカチ

紬「そのカッターどうしたの?」

澪「い、いや!何でもないよ!」

駄目だ駄目だ!大切な軽音部の仲間にそんなことしちゃ駄目だ…
でも、喉が死にそうに乾く…

澪「ムギ、紅茶飲みたいな…」

紬「はいはい♪いま用意するわ~」

紬「あっ!」

パリーン

紬「ティーポット割っちゃった…」

澪「だ、大丈夫か?」ゴクリ

紬「ええ…澪ちゃんは座ってて、私が片付けるから…」

澪「ム、ムギ…?手で拾ったら危ないぞ?」ジュルリ

紬「大丈夫よ。心配してくれてありがとう」ニコ

澪「う、うん…」

切れろ切れろ切れろ切れろ切れろ切れろ

紬「いて! あ、切っちゃった…」

キターー!!!血!血だ!!

紬「私ってドジね…ねぇ澪ちゃんこういう時ってどうすれば良いの?」

澪「な、舐めれば良いと思うよ…」ハァハァ

紬「これを舐めれば良いのね?教えてくれてありがとう!」

ちょ!なに自分で舐めようとしてるんだ!その血は私のだぞ!

澪「ムギ!」ガタッ

紬「な、何?」

澪「あの…その…わ、私が舐めるよ…」

紬「え?」

紬(やっぱり…)

澪「私がその血を舐める」

紬「なんで?」

澪「な、なんでも!」

紬「いやよ。私が舐めるわ。」

待ってムギ!逃げないで!血!

澪「待って!お願い!私に舐めさせて!」

紬「ウフフ。いーや♪」

澪「お願い!一生のお願いだよムギ…」

紬「小学生みたい」ケラケラ

澪「冗談で言ってるんじゃないんだよ…グスッ…お願いだよ…」

紬「あらあら泣き落とし?」

ぶち殺されてぇのか、ふざけんな

澪「ムギ!何でこんなに頼んでるのに言う事聞かないんだ!」ガシャーン

いい加減にしないとこの机みたいにお前もたたき割ってやる!

紬「コラ!物に当たっちゃダメよ!」

澪「ムギが悪いんだぞ!良いからその血をなめさせるんだ!痛い目に会いたくなかったらな!」

紬「はぁ…やれやれね、もしかして澪ちゃんコウモリジャム食べた?」

澪「話をそらすな!」

紬「そらしてないよ!真っ黒なジャム食べたでしょ!!正直に言いなさい!!!」

ムギが怒っちゃった…

澪「ひ、一口だけ食べたかも…」ビクビク

紬「一口だけ?なら大丈夫ね…その喉の乾きはしばらくすれば治るから、我慢しなさい」

澪「そ、そうなのか?」

紬「だから、誰かを傷つけたりしちゃダメよ?」

澪「分かった。我慢するよ…」

紬「よしよしいい子いい子」ナデナデ

と、見せかけて!

澪「はむ!」パク

一口くらい舐めてもいいよね!

紬「こら!澪ちゃん!」


うえ!まず!

澪「ぺっぺっ!」

紬「澪ちゃん、私の血は澪ちゃんが舐めてもまずいよ」

澪「それを先に言ってくれ…」

紬「ふふふ、ごめんなさい。さぁ、澪ちゃんが割った机を直して、今日はもう帰りましょう」

がっかりだよ。がっかり。

紬「ほらほら落ち込まない!」ニコ

はぁ…喉乾いたな…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



紬「よし!後片付けも済んだし帰りましょ!」

澪「う~ん、少しだるいから先に帰っていてくれ…」

紬「そ。じゃあバイバイ」

冷たいな…きらわれちゃったのかな…

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・





From梓
Sub おい
部室にノート忘れた。純持ってこい。




どうも!鈴木純です!
今日は梓のパシリで軽音部の部室に来ました!

純「失礼しまーす。あれ?」

みんな帰った?誰もいないじゃん。
せっかく澪先輩が見られると思ったのに。

純「誰もいない音楽準備室ってちょっと不気味だな…」テクテク



澪「鈴木さん?」

純「ひぃ! びっくしりした~…澪先輩居たんですか?」

全然気配が無かったし…

澪「ごめんなびっくりさせちゃって…」

あれ?澪先輩落ち込んでる?

純「澪先輩どうしたんですか?暗いですね?」

もしかして悩みごと?
ここは相談に乗ってお近づきになるチャーンス!

純「悩みだったら私が乗りますよ!」

澪「ありがとう鈴木さん…」

純「純で良いですよ!澪先輩は私の憧れです!澪先輩の悩みは私の悩み!」

澪「純…」

キター!澪先輩に下の名前で呼んでもらえた!

純「もしかして恋の悩みとかですか?」

澪「鯉?鯉はまずそうだな…」

純「プッ…違いますよ恋愛ですよ、れん・あい!」

澪「恋愛…?私には縁のない話だな…」

純「え!そうなんですか!?てっきりモテモテだと思ってました!」

澪「そんなこと無いよ。キスもしたこと無い。」

純「え~!?意外です!!」

澪(うるさいな…)

純「ま、そんなこと言ってる私もキスしたことないんですけどねー」

澪「ふーん」

純「なんかキスって下手な人は口切ったりしちゃうみたいですよ?」

澪「そんなの初めて聞くな」

純「まぁ私も聞いた話なんですけどね。でもファーストキスが血の味ってのは嫌ですよね!」

澪「! それ素敵だな!良い詩が書けそうだ!!」ガタン

純「え?」

澪「血の味がするだなんて最高だ!」

なんかよく分からないところで乗ってくる澪先輩のツボがわかりません…

澪「なぁ純!キスしないか?」ガバ

純「は?えぇ!?」

ちょちょちょ!澪先輩強引すぎ!

純「やめてください!恋人でもないのに…」

澪「じゃあ付き合おう!な!」

純「じゃあって何ですか!澪先輩怖いですよ!」ガタガタ

澪「純…私のこと憧れの先輩って言ったよな?あれは嘘なのか…?」

純「いや嘘じゃないですけど…」

澪「じゃあ何で私と付き合ってくれないんだよ…純は私のことが好き、私は純とキスしたい。付き合わない理由が無いじゃないか」

純「え~っと…あーダメ、混乱してきた…」

澪「なぁ付き合おうよ!」

純「あの…その…」

澪「いいよな!な!?」

純「…は、はい…」

うぅ…押しに弱い女です…

澪「よし来た!はむっ!」

え!?いきなりキス?澪先輩強引すぎるよぉ…
強引にされるとドキドキしちゃう…

純「…んぅ……」ドキドキ

澪「……ガリっ…」

純「! ん~~~~!!!!!」ジタバタ

澪「ジュルジュルジュルジュル」

純「!!」ドン

澪「いた!なにするんだ純!」

純「それはこっちのセリフですよ!イテテテテ、なんで噛むんですか!」

ファーストキスが血の味だなんて…

澪「純の血が飲みたいからだよ!言わせんな!恥ずかしい!」

純「はぁ!?」

澪「純…恋人だろ…?血を飲ませてくれよ…純の血とってもおいしかったんだ…」

え~っと、澪先輩ってそういう趣味?ドSですか?
変態!

純「……」

澪「純お願いだよ…良いだろ?」

まぁ私も隠れMなんですけどね!

純「…い、良いですよ…」ドキドキ

澪「やった!」ザク

純「ぎゃー!!」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・




5月15日

純の血美味しかった。
今夜はよく眠れそうだ。



3