梓(さぁ……今日こそはクンニマスターを見つけてみせるです!)

梓(まずはムギ先輩の普通のクンニのテクを判別しないと)

梓「ムギ先輩!クンニしてください!」

紬「あら?今日もなの?……ごめんなさいね、やってあげたいのは山々なんだけど……」

紬「昨日舌を酷使したせいで上手く舌が動かないの。ごめんね梓ちゃん」

梓「そ、そんな……」



梓(まさかムギ先輩にクンニしてもらえないなんて……どうしよう……)

律「おっ、あーずさー!何だ?またムギにクンニ頼んでたのか?」

梓「律先輩……。はい、ちょっとどうしてもムギ先輩にクンニしてもらいたくて」

律「……。水臭いなー、そんなの私に頼みゃあいいだろ?ほら脱いだ脱いだ!」

梓「あっ……ちょ、律先輩!」

梓(殺すぞデコ助)

梓(どうする?先に律先輩のテクを判別するか……?)

梓(これで仮に律先輩がマスターテクを持っていた場合、クンニマスターである可能性があるのはムギ先輩と律先輩となる)

梓(この場合は後日ムギ先輩にノーマルクンニをしてもらってどちらがマスターかを確認すれば良い)

梓(逆に律先輩が通常のテクだった場合)

梓(この場合はムギ先輩と律先輩がマスターである可能性を除外できる)

梓(そして残る可能性は澪先輩、和先輩、唯先輩となる)

梓(……まぁ、問題ないか。先に律先輩を判別しよう)



梓「じゃあお願いします。律先輩」

律「あぁ。ぺろぺろぺろりっちゅ」

梓「ふむ」

梓(至って普通だ…)

梓「律先輩。ありがとうございます。もういいです」

律「あぁ!?」

梓(律先輩もハズレ……同時にムギ先輩の可能性も消える)


残り:澪→和→唯



梓(次は澪先輩か……)

梓「澪先輩、クンニして下さい」

澪「……悪いな梓、クンニは出来ない」

梓「えっ!?」

澪「舌の裏に口内炎が7つも出来てしまったんだ」

梓「なんと」

澪「痛くて喋るのも辛いんだ。悪い」

梓「い、いえ……」

梓(なんて事だ……澪先輩にもクンニしてもらえないなんて)

梓(どうしよう……先に和先輩のところへ行こうか……)


残り:澪(?)→和→唯



梓(さて、先に和先輩のところへ来たわけだけど……)

唯「あ!あずにゃーん!」

和「あら、中野さんどうしたの?」

梓「唯先輩、和先輩と一緒だったんですか」

唯「うん!ちょっとねー!」

梓(唯先輩がマスターテクを持っていることはもう分かっている)

梓(和先輩の判別結果がマスターテクだった場合は……澪先輩、和先輩のどちらかがクンニマスターだということになる)

梓(逆に和先輩のテクが普通だった場合……唯先輩がクンニマスターだという事が確定する)

梓(さぁ……どうなるか……)



梓「和先輩、クンニして下さい」

唯「おっ、あずにゃんも好きだねぇ~」

和「あら、また?まぁいいわよ。ぺろぺろぺろろっくす」

梓「うぁっ」

梓(こ、この快感……!マスターテクだ……!!)

梓(ということは……)

梓(澪先輩、和先輩、このどちらかがクンニマスターだ!!)


残り:澪→和



梓(とうとうここまでやってきた……)

梓(残る可能性は澪先輩か和先輩のみ)

梓(でも……どうやって確認すればいいんだろう)

梓(和先輩には早めに止めてもらったからイった回数はまだ10回……超敏感状態にはまだなっていない……)

梓(でも、肝心の澪先輩がクンニ出来ないだなんて……)

梓(そうだ、もしかしたら口内炎に効く薬が保健室にあったりするかもしれない)

梓(澪先輩の口内炎が一刻も早く治るようにしなくちゃ。保健室に行ってみよう)



梓(さて、保健室前へやってきたわけですが)

梓「……ん?」

梓「保健室の中から話し声が……これは、澪先輩と……律先輩?」

律「まったく……こんな口内炎だらけにして……どうせまた無茶な練習でもしたんだろー?」

澪「だ、だってぇ……」

律「はぁ、あんま無茶するなよー。ホラ、薬塗るぞ」

澪「う、うん……ひぅっ!いたっ!染みる!」

律「我慢しろ!」

澪「無理~~!!」

律「……よし分かった、じゃあこっちを気持ち良くしながら塗ってやるよ、それなら痛さより快感が勝るだろ」

澪「えぇっ!?そんな恥ずかしい!」

律「いいから脱げ!!ほれほれ!」

梓「ゴクリ……」

梓(な、なんだか凄い場面に遭遇してしまった……)

梓(ちょ……ちょっと覗いちゃおうかな……?)



ガラ…

律「ほらほら、どうだ澪?痛くないだろ?ぺろぺろぺろりっしゅ」

澪「ほぁっ……ふん、っひもひいいぃいぃぃいいぃぎぎぎぎいぃぃ……っ!!」

梓(ッ!?)

梓(律先輩の……あの舌の動き!!?)

梓(場数をこなした今なら分かる……違う……格が違う……)

梓(あれは……間違いなくマスターレベルのテク!しかも動きに一切の無駄がない!!)

梓(でも……私が律先輩にしてもらったクンニは……至って平凡だったし私の目がまだまだだってことか……。はっ!?)

梓(いや…!まて……!思いだせ!!律先輩の全てのクンニを!!!)




――梓「律先輩、クンニして下さい」

――律「しかたねーなー。ぺろぺろぺろりっ【し】ゅ」



――梓「じゃあお願いします。律先輩」

――律「あぁ。ぺろぺろぺろりっ【ち】ゅ」


――律「ほらほら、どうだ澪?痛くないだろ?ぺろぺろぺろりっ【し】ゅ」


梓(音だ……!音が違う!!)

梓(初めて私がしてもらった時と、今澪先輩にしてるクンニ!これは同じ音!!)

梓(なのに二度目に私がしてもらったクンニは音が違う……!)

梓(初めて私がしてもらったときのクンニが今澪先輩にしているのと同一のものだとしたら……!!)

梓(やっぱり……これが律先輩の実力……!?)

梓(二度目の時は手加減していた……?でも何故!!)



ガラッ

梓「律先輩!!」

律「!!」

澪「わっ!?」

律「梓……」

梓「律先輩……、それが先輩の本当の実力なんですね」

律「あぁ」

梓「律先輩が……クンニマスター、だったんですね……」

律「……」

梓「どうして!どうして実力を隠したんですか!!」

律「……梓、お前はこのテクをどうやって得たかを知りたいんだろう?」

梓「はい」

律「……知られたくなかったのさ、それを」

梓「な、何故ですか!!」


律「聡……、私の弟だ」

梓「?」

律「私は弟が精通を迎えてから今まで、ずっと弟の性欲処理をしてやってたんだ。口でな」

梓「!!」

律「引いたか?気持ち悪いだろう姉弟でこんなこと……」

梓「……」

律「……そして、そんな事が続いていたある日、私は紬にクンニを仕込まれたんだ」

律「その時私は思った。これは、聡にやっている事から応用が利くんじゃないか?ってな」

律「予想は大当たりだった。数年間培った私の経験は快楽を与えるという行為に大いに貢献した」

律「私は親友の澪にこの快感を味わってもらい、また、私にも同じ事をして欲しいと思い、澪にクンニを仕込んだんだ」

澪「……」

律「そして梓、お前がクンニを希望してきたんだ」

梓「……」

律「私は全力でやったよ。大切な仲間にもこの快感を知って欲しかったからな」

律「だが……数日後、ムギにクンニを強く要求する梓をみて私は気付いた」

律「こいつは、クンニマスターを探しているんじゃないかってな」

律「聡との事がバレたくない私は二度目のクンニで大きく手加減をした」

律「これが真実だ」

梓「……」

律「こんなことが知れたら私は……もうみんなの友達でいられないんじゃないかって、不安だったんだ……」

梓「そんなことありません!!」

澪「そうだ律!!律が……どんな奴だって……お前はずっと私達の友達だ!!」

梓「そうです!他のみんなだって絶対にそう言います!!」

律「澪……梓…………、はは、あ、ありがとう……うぅ……っ!!」

澪「律っ……りつっ……」

梓「律先輩……」

律「二人とも……本当にありがとう……、ぐすっ、これからも私達はずっと友達だ!」

澪「あぁ!!」

梓「はい!!」

梓(めでたしめでたし)




~エピローグ~

梓「しかし……まさか律先輩がクンニの宣教師、クンニマスターだとは思いませんでした……」

律「はは、それは厳密に言うと違うぞ、梓」

梓「えっ!?」

律「私は、澪にクンニを仕込んだが……」

律「澪は人並みのクンニは出来たがどうしてもマスターテクを会得できなかったんだ」

澪「はは……どうも私には向かないらしい」

律「こいつはムキになって無茶な練習でマスターテクを得ようとしているがやっぱり難しいみたいだ」

律「マスターテクは教えるのもとても困難なんだ」

律「私は誰一人としてこのテクを仕込めちゃいないんだよ」

梓「そ、そんな!だって、澪先輩からクンニを仕込まれた和先輩、唯先輩に憂は……マスターテクを持っていました!」

律「ははっ、梓……。天才ってのは、いるんだよなぁ……」

梓「?」



和「ふぅ……」

唯「お疲れさま和ちゃん!あずにゃんがもうちょっと早く来てたらすっごいのが出来ないところだったね!」

和「まさか私が仕込んだはずのクンニを凄い強化をして逆に仕込まれるとは思わなかったわ……」

唯「えへへ~、すぐに覚えちゃった和ちゃんが凄いんだよ~」

和「いえ……あなたの教えじゃなかったらこんな高等テクニック、多分習得できなかったわ。音まで変わるとはね」

唯「あずにゃんもすっごく気持ちよさそうで良かったね!」

和「これ、最初に憂ちゃんにも仕込んだんでしょう?」

唯「そうだよ!この調子でみんなに教えていくんだ~!」

和(ふふ……すごいわね、唯。あなたこそ真実の……)

和(クンニマスターよ)






おしまい