唯澪「」ビクッ

澪「律!」

唯「りっちゃん!」

律「キャアアアアアアアアアアア・・・な~んちゃって」

澪「お前・・・・・・このバカ野郎!!」フルフル

唯「こ、腰が抜けた」

律「はは、悪かったよ、それより、これ見てみろよ」

唯「もぉ・・・」

澪「な、何?」ビクビク

律「弾当たってへこんでるけど穴が空いた鉄のボールみたいだな、そんで上からノコギリみたいなのが出てる」

律「これで和の・・・その・・・したんだろう」

澪「お、おい」

律「あ・・・・・」

唯「・・・和ちゃん」グス

律「・・・・・・」

澪「・・・・・・」

唯「和ちゃんの分も絶対に生きるからね・・・!」フキフキ

律澪「唯・・・」



唯「・・・・・・」

唯「なんなんだろうこれ・・・」

澪「機械か・・・?」

律「・・・とりあえず外見だけでも分かったし、食料探そうぜ、腹へったよ」

唯「だね・・・お腹すいちゃったよ」


ガタッ


唯律澪「」ビクッ

律「誰かいるのか?」チャキ

唯「出て来て!」チャキ

「・・・・・・・」


幼女「・・・・・・・」スッ

澪「女の子・・・?」

唯「この辺りの生き残り・・・かな?」

律「よし・・・」テクテク

澪「律!」

律「ちょっと話し聞いてみようぜ?」

唯「う、うん・・・」

澪「そう・・・だな・・・」



律「ね!ここで何があったかわかる?」

幼女「・・・分からないの・・・」

律「・・・そっか、両親とかは?」

幼女「・・・分からないの・・・」

律「・・・」

唯「仕方ないよ・・・まだちっちゃいもん・・・」

澪「可愛そうに・・・」

律「・・・・・・」

律「お姉ちゃん達と一緒に行くか?」

幼女「」コクッ

律「よしよし」ナデナデ

幼女「・・・」グッ

澪「よっぽど寂しかったんだな、手なんか繋がれちゃって!」

律「へっへーいいだろ?なー?」


幼女「・・・分からないの・・・」ググッ

律「痛ッ!ちょっと強く握りすぎだって?な?」

幼女「・・・分からないの・・・」

律「お、おい」


幼女「分からないの分からないの分からないの分からないの分からないの分からないの分からないの
分からないの分からないの分からないの分からないの分からないの分からないの分からないの
分からないの分からないの分からないの分からないの分からないの分からないの分からないの」







「早くそいつから離れて!!!」






律「え?」




幼女「キャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア」




唯律澪「」ビクッ

律(なんだ、力強ッ!やばいやばいやばい!この子なんでこんな眼が血走って口が裂けてるんだ!!)

唯「あの子のあの顔・・・!」

澪「う、うわぁ!律にげろ!!」

律「力が強くてほどけなっ」


ガブ


律「痛ッ!」


ブチブチブチブチ!!

グッチャグッチャグッチャグッチャ!!


律「ぎゃあああああああああああああああああああああ」

律「痛いいいいいいやめッ・・・ぁ・・・ぁ・・・」

律「・・・」

グッチャグッチャグッチャグッチャ!



唯「あ・・・あ・・・ああ・・・」

澪「食ってる・・・」

唯「オェェ」ボタボタ

澪「うっ」ボタボタ

梓「間に合わなかった・・・律先輩はもうダメだ・・・」

梓「タイプβか・・・憂!」

ダダダダダダダ!!

憂「うん!」

ドヒュンドヒュン

幼女「ギャアアアアアアアア・・・・アアアア・・・・」フラフラ

ダダダダダダダ!!

幼女「ァァァ・・・ァァ・・・ァ・・・・」バタッ

唯「ひやっ・・・ゲホッりっぢゃん!りっぢゃんがああああ!」

澪「りづ・・・おぇ・・・りづううううううう・・・ゲホゲホ・・・・・・」



梓「・・・・・・」

梓「お前らは誰?」チャキ

憂「・・・」チャキ

唯「ひっ、あずにゃん・・・?」ビクビク

澪「あ、梓と憂ちゃんか?や、やめろ!」ガクッ

梓「・・・そのまま動くな・・・」

憂「梓ちゃん・・・このお姉ちゃんと澪先輩は・・・」

梓「・・・・・・」

憂「怯え方が普通じゃないよ・・・本物かもしれない・・・」

梓「分からないよ、フリをしてるだけかもしれない」

憂「もうやだよ・・・お姉ちゃん達を殺すのは・・・」

梓「でも!それで純も死んだ!」

唯「え・・・どういう・・・」

梓「うるさい、黙れ!」

ダダダダダダダ!!

唯「ひっ」ビクッ

澪「やめて・・・やめて・・・梓・・・」ジョー

憂(あ・・・漏らした・・・)

梓「・・・」

憂「・・・・・・」

憂「梓ちゃん・・・やっぱり可愛そうだよ・・・私はこのお姉ちゃん達を信じるよ・・・」

梓「憂!?甘いよ!」

憂「・・・」タッタッタッ

梓「憂!!」

憂「大丈夫?お姉ちゃん、澪さん」ナデナデ

梓「くっ」チャキ

唯「うい~うい~怖かったよぉぉ、うぇぇぇん」ダキッ

澪「なんだよ・・・意味が分からないよ・・・グス・・・くそ・・・」

憂「よしよし・・・ほらね、梓ちゃん大丈夫だよ!」

梓「・・・・・・」スッ

梓「・・・分かったよ、でもまだ完全に信じたわけじゃないよ、あんまり近寄らないでね」

梓「ゆ い せ ん ぱ い! み お せ ん ぱ い!」

唯澪「」ビクッ

唯「・・・・・・・」

澪「・・・・・・・」



唯「グス・・・あの子供もリリーだったの・・・?」

憂「うん・・・」

唯「・・・ねぇ、リリーって・・・ヒック・・・一体何なの・・・?」

憂「リリー、女の子の名前みたいでしょ?」

唯「うん・・・」

憂「それであの出す音が女の叫び声みたいに聞こえる、それらにちなんで皮肉ってつけられてるんだよ」

唯「リリー・・・」

憂「とりあえず詳しい事は基地に移動してから話すよ・・・」

憂「私達が投げ出された所が丁度、無人基地の近くでアジトにしてるんだ」

憂「それに早く移動しないと、あいつら仲間が死ぬと集まってきちゃうの」

唯「うん・・・」

澪「・・・」


※未完



最終更新:2011年08月10日 21:20