メメ「おや?なんだか雲行きが怪しくなってきたね」

メメ「まいったなあ、雨漏りしない部屋がないからなあ」

メメ「…そろそろ引き際ってやつかな?」




みおドッグ・りつモンキー




メメ「それにしてもこの街はおもしろかったね」

メメ「亀に導かれた少女」

メメ「天道虫を見つけた少女」

メメ「鯰と換えた少女」

メメ「怪異のバーゲンセールじゃないんだからさ、節操ってものが足りないよ、そうは思わないかい?」

メメ「立て続けに三件、流石におかしいよ。まさかと思って電話をかけてみたけどやっぱり君か、なんでまたこの街に?え?旅行?ははは、まったく……」

メメ「君にはほとほと呆れさせてもらうよ…阿良々木君」



梓「あ、忍野さん」

メメ「ごめん、切るよまたね…やあおちびちゃん、奇遇だね」

梓「公衆電話…忍野さん携帯もってないんですか?」

メメ「ああ、なんとなく苦手でね、それよりどうしたの?こんな辺鄙なところでさ」

梓「失礼ですね、約束したじゃないですか!はいこれ」

メメ「あ、そうか、そうだったねありがたくちょうだいするよ」



メメ「汚い所だけど上がりなよ、適当に腰掛けて」

梓「本当に汚いです…どうしてこんな所に住んでるんですか?」

メメ「住所を持っちゃうとね、色々と面倒なんだ」

梓「大人の事情、ってやつですか、なんかカッコイイです」

メメ「…いや、そんないいもんでもないんだけど…お、さすがおちびちゃんわかってるね」

梓「?」

メメ「オールドファッションは人類が生み出した食文化の極みだよ、まずこの形状、なんとなく宇宙の神秘を彷彿とさせないかい?」

梓「…?」

メメ「忍ちゃんなら目を輝かせて聞いてくれるのになあ…いや、こっちの話、あっそうだおちびちゃんに伝えておかなきゃいけない事があるんだよね」

梓「なんですか?」

メメ「こないだの怪異『紫知鯰』の件でね、実は僕が思っていたよりこいつはきっちりしていてね」

梓「はい…え、まさかまたっ」

メメ「いやいや怯えなくてもいいよ、これはむしろラッキーかも知れないから…いや、どうだろうか…なんとも言えないけど」

梓「ど、どっちなんですか?」

メメ「まあ簡単に言っちゃうとこないだ返した分が多すぎるってんで返しすぎた分の発電能力…実はまだおちびちゃんの中に残ってるんだよね」

梓「え?…ッ…本当だ、気付かなかった」パチ

メメ「まあこの分に対して支払う代償はないからさ、大事に使いなよ?いざというときに切れちゃった携帯の充電とか」

梓「…後遺症みたいなもんなんですね、わかりました!…私は…よし、これは先輩達のために使いますっ」

メメ「ふぅん、いいんじゃないかな?陰ながら応援しているよ」

梓「ふん!」



唯「ふわ~今日もおいしかった~ムギちゃんごちそうさま~」

紬「いいの、おそまつさまでした♪」

澪「よし、じゃあ練習するか」

律唯「ふぅぇえ~~??」

澪「何て声だすんだよ、ほーら!律も唯もしっかりしろ」

律「うぐっ…急にお腹が…」

紬「えっ?本当?」

律「あ、ゴメンムギ嘘だよ嘘!仮病だって~…あ…」

澪「うんうん正直なのはいいことだよな、なあ律?」

律「そ…そうですね……」

澪「じゃあ練習するぞ!ほらほら準備するっ」

律唯「あぅ~~」


律「ったく澪の奴…何張りきっちゃってんだあ?部長は私だぞ」

唯「まあまあ、律っちゃん。澪ちゃんが引っ張ってくれるから私達は私達なんだから」

律「ちぇー…ま、そうだよな!澪がしっかりしてくれてるから私は安心して怠けていられるんだよな!」

梓「結局怠けるんですか…もう、そんなだから澪先輩怒って先に帰っちゃうんですよ?」

律「だってさー、なあムギー」

紬「ふふふ、本当に二人は仲良しなのね」

律「な、何でそんな話になるんだよ…うー…」