唯「あずにゃんなにが……」

唯「……何が、起こったの?」

梓「きにしなくて ゴポゴポ いいんです」

梓「さ、いきましょう」

唯「……行く?」

梓「わたしは みちあんない するだけですけど」

唯「あずにゃん、腕は置いたままで良いの?」

梓「いいですよ。はやくしなくちゃ」

梓「もう、あんまりじかんがゴポリ ないゴボゴボですから」

唯「ごめんね。私、あずにゃんに酷い事いっぱいしちゃった……」グスッ

梓「だいじょうぶです。わたしは もう へいき です」

唯「だけど、あずにゃん。やっぱり痛そうだよぅ……」

梓「それでも だきついてた じゃ ないですか」

梓「こんな ぐちゃぐちゃの からだに」

唯「だって……あずにゃんはあずにゃんなんだもんっ」

梓「コポリコポリ」…ニコッ



梓「こっち ですよ」グチュグチュ…

唯「あ、待って待って!」グチャグチャ

梓「どうしました?」

唯「ほら、赤信号だよー。あずにゃんったらー」

梓「みて、せんぱい。ここの しんごう は ぜんぶ あか ですよ」

唯「あ……そういえば、そうだったっけ」

唯「でも、何でだろうね。全部赤信号だなんておかしいよ」

梓「このせかいでは すすむことは ふひつよう ですから」

梓「どこにも いけないし」

梓「どこにも いっては いけないんです」

唯「……私は、良いの?」

梓「よくなくても いいんですよ」

梓「とにかく すすみましょう」ぐちゃり ぐちゃり

唯「う、うん」ペタペタ

唯「あれ……?」…ペタ

唯「ねぇ、見て見てあずにゃん! 私の脚!」

唯「腐ってずるずるになってた筈なのに、見てよ、元に戻ったよ!」

梓「ゴボゴボッ ゴボリッ」

唯「あ、あれ……?」

唯「あずにゃん、首の穴が広がって……」

梓「ゴボゴボゴボゴボゴボ…」

梓「こっちブクブクですゴボゴボよ、ゆいせんぱい」

唯「……あずにゃん」

梓「どうシましタ?」

唯「ううん。なんでもない」

唯(あずにゃんと、手、つないで歩きたいのになぁ)

唯(あの小さな手を握りしめて歩けたら、どれだけ心強いんだろう)

梓「   ゴボッ」ぽろり……どちゃどちゃっ

唯「!?」

唯「あずにゃん、どーしたの!? あずにゃん!」

梓「みないでゴボゴボゴボくださゴボリい」ぐちゃ、ぐちゅ、どろどろ

唯「やだやだ! あずにゃんが溶けてっちゃうっ!」

梓「……おねがい、みないで」ゴボリゴボリ

梓「これいじょう、ゆいせんぱいに……みられたく……ない、ですから……」

唯「……何か」

唯「私に、何か出来る事はないの!? ねぇ、あずにゃん!!」

唯「私、なんでもするよ!」

唯(今度こそ)

唯「あずにゃんの為なら愛すも我慢するし、」

唯(今度こそ約束を守るよ)

唯「なにが起こっても私、我慢できるよ!」グスグス

唯(今度は必ず、あずにゃんを守るから)

唯「ねぇ、聞いてる? ねぇっ!!」

梓「ゆ…せ…ぱ、い゙……」

梓「せんぱい に ゴボッ できますか、ね?」

唯「できるよっ。こうやってあずにゃんを見つけられたんだよ!?」

唯「今の私なら何だって出来るから……っ!」

梓「それ… じゃ  ひとつ だけ おねがい です」

唯(こんな時、あずにゃんの手を握りしめられたらどれだけ良いんだろう)

唯(今はもう、顔がどこかも、わからない)

梓「ゆい、せんぱ、い? よく きいて くださいね 。

梓「あそこに見える光に向かって、走るんです」

梓「絶対振りかえったりしないでくださいよ」

梓「――わたし、せんぱいを、しんじてますかr



 ごぼごぼ ぐちゃぐちゃ        …べちゃっべちゃっ



 目が覚めると、狭くて白い世界だった。

 あの世界の腐乱臭とは真逆の清潔なシーツの匂い。

 形見代わりに握りしめた筈のあずにゃんの制服の赤いタイは、
 いつの間にか白く色褪せ、細くねっとりとした胞子になってしまった。

 私が眠っている間に、あずにゃんの腐乱死体がどこかで見つかった――らしい。

 身体はもう燃やされたけれど、
 あずにゃんは今どうしているんだろう?
 まだあの世界で、溶けた身体を引きずっているんだろうか。

 あずにゃん、これで、良かったの?
 ……良いはず、ないよね。ごめん。




唯(でも私は帰って来た)

唯(あずにゃんが信じてくれたから)

唯(だけど――だけどね、あずにゃん)

唯(私はあのままあそこに居たって良かったんだよ?)

唯(そっちのせかいもくるってたけど こっちのせかいも、くるってるから)



憂「、ェサミ、チ、网鵝「ヒワナ・ヒフオサ・ヌホノ、ォ、テ、ソ。」」

律「ヘ」。「、隍ヲ、荀ッフワ、ャウミ、皃ソ、鵑タ、ハ。ト。ト」

澪「、譯「ヘ」、」。シ。。、ロ、鵑ネ、ヒ。「、隍ォ、テ、ソ。ト」

紬「ヘ」、チ、网鵑ャフワ、魍ミ、゙、オ、ハ、ォ、テ、ソ、鬢テ、ニサラ、テ、ソ、鬘「ヒワナ・ヒノヤーツ、タ、テ、ソ、・ト」

和「ヘ」。「オ、ハャ、マ、筅ヲツ鄒賈ラ、ハ、ホ。ゥ、「、゙、・オヘ?キ、ハ、、、ヌ、ヘ」



唯「アハ……ッ」

唯「ワタシ ハ モウ ダイジョブ ダヨ?」



【おしまい!】