─18話─
─平沢邸─
唯「だだ~いま~」
憂「おかえりなさい、お姉ちゃん…」
「わぁ、ずぶ濡れだね!!カサのさし方、分からなくなっちゃったの?」
唯「そんなにバカじゃないよ!!」プンプン
憂「ごめんね。それでどうしてズブ濡れなの?」
唯「え~っと…………あれ?なんだっけ?」
「走ってるうちに忘れちゃったー!!」
憂「ニワトリみたいに3歩 歩いたら全部忘れちゃうお姉ちゃんかわいい!!」ヒャッホッホー!!
唯「わぁい!!喜んでる憂を見ると私も嬉しいよ~!!」ウンタン♪ウンタン♪
憂「あっ、うんたんしてるお姉ちゃん超かわいい!!」ウヒョッヒョヒョー!!
唯「嬉しいなぁ~」ウンタンタン♪
憂「お姉ちゃん、はやく私とお風呂に入らないと風邪ひいちゃうよ」
唯「ん? 憂と入るの?」
憂「ひょっとして私が お風呂で襲っても
お姉ちゃんは3歩歩いたら忘れちゃうかも知れないね!!」ワクワク
唯「忘れないよ~」
憂「それって私(憂)との思い出は忘れるワケないよ!!ってこと!?」キャハ~!!
唯「そんなに深い意味じゃないよ」
憂「じゃあ、一緒にお風呂入ろっか!!」キラキラキラ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
唯「入らないよ~」
憂「それって私のことなんかキライってこと…?」グスッ
唯「そんなワケないよ!!」
憂「お、お姉ちゃ~ん!!」ダキッ
唯「うい~!!」ギュッ
憂「じゃあ、一緒にお風呂入ろっか!!」
唯「入らないよ」
唯「ふぃ~、あったかあったか♪」ポカポカ
憂「あ、お姉ちゃん!!お風呂どうだった~?」
唯「気持ちかったよ!!」ヤッター
憂「気持ちかったんだ~!!」エヘヘ~
唯「それで今日の晩ご飯は何かな~?」
憂「私の汗と涙から塩分を抽出して作った妹塩ラーメンだよ~♪」
ゴ┣ッ
唯「私、マクドナルド行ってくるね」
憂「わああぁああおあああマクドナルドの野郎!?」ドガシャーン
「マクドナルドブッ殺す!!」ガタン
唯「わぁあ、ダメだよ~!!マクドナルド殺しちゃだめぇええ~!!」ドタバタ
─マクドナルド─
店員「いらっしゃいませ!!マクドナルドへようこそ!!」
憂「マクドナルドを出してください」ゼェゼェハァハァ
店員「えっ」
憂「マク
唯「チーズバーガーとフライドポテトSを2つずつください」
店員「かしこまりました、席についてお待ちください」
憂「あの!!」
店員「は、はい?」
憂「マクドナルドはどこですか?」
店員「マクドナルドはここですが」
憂「お前がマクドナルドだったのか!?」ウオォォォッ
店員「ひぃぃいい!?」
唯「どうどう。ほら、うい~。ノドの下、ごろごろしてあげるよ~」ゴロゴロ
憂「わぁい、えへへ~」ゴロゴロ
─橋の下─
ピチョーン ピチョーン
唯「そういうワケで憂がちょっとアレなのをなんとかしてほしいんだよー」
ドラ「憂ちゃんは唯ちゃんが大好きだからね」
唯「ところでドラえもん、澪ちゃんの家にいたんじゃないの?」
ドラ「追い出された」
唯「なにかやらかしたんだね」
ドラ「やらかした、というより何もやらかさない日の方が珍しいからね。ボクの場合は」
唯「そうだったね」
ドラ「そうだ、久しぶりに唯ちゃんの家に
唯「二度と敷居をまたがせるもんか」
唯「だけど、ここでポイントを上げれば私の家に戻れるかも知れないね」
ドラ「よーし、ここはおふざけぬきで」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ「まあまあ棒~」
唯「先っちょに×印のついた棒だね」
ドラ「この×印の部分でボルテージがMAX状態の人の口を押さえて
『まぁまぁ』と言うと、興奮が鎮まるんだ」
「原作では怒りを鎮める道具なんだけどそういう解釈とする」
ドラ「憂ちゃんが暴れ出したら、すかさずこれで制御するといいよ」
唯「やればできるじゃん!!」
ドラ「ふふふ、じゃあ唯ちゃんの家に戻っていいよね!!」
唯「だめだよ」
─平沢邸─
唯「ただいま~」
憂「あっ、お姉ちゃんだ!!お姉ちゃんが私の家にやってきた!!」ヤッター!!
唯「そりゃ私の家だからね」
憂「ここは私の家なのにお姉ちゃんにとっても私の家?」ウォォォ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
「じゃあ私はお姉ちゃんでお姉ちゃんは私なの!?わたしたわしとぁいs」キャッホォォォオオ!?
ピタ
唯「まぁまぁ」
憂「……」フゥ
憂「あれ……私、なんで騒いでたんだろう」
唯「まるで賢者タイムだ」
憂「じゃあ、先に寝るからあとは勝手にしてて」ファ~ァ
唯「うん、おやすみ~」
憂「うぎゃああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッツ!?」
唯「!?」ビクッ
憂「お姉ちゃん寝るの!?一緒にパンツ脱いでいい!?イグザクトリィイイィィィイイ!?」
(そのとおりでございます)
ピタ
唯「まぁまぁ」
憂「……」フゥ
憂「おやすみ」
唯「おやすみなさい」
唯「いつもは あの状態になったら1時間は収まらなかったうえに
結局私のパンツを剥ぎとっていったのに……まあまあ棒は便利だなぁ」
─朝─
憂「おはようぅおおおおオオオォォオ!?おおおおお姉ちゃん今日も超!絶!!かわゆイイィイイィイィィイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
「早く起きないと舌を入れちゃうよ!?さぁどうするの!?どうするのお姉ちゃんねぇ!?ねぇねぇおねえちゃぁああn」レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ
唯「はっ、く……」
「まあまあ」
憂「シュン」
憂「おはようお姉ちゃん、朝ごはんの準備できてるから」
唯「うん……」
唯「いつもあそこまでヒドかったっけ……?」
─ゴミ捨て場─
ドラ「えっ、昨日から2000回も まあまあ棒を使ったの?」
唯「なんかいつも以上に反応が過剰で
私と目があっただけで股からなにかがびぴゅっと飛び出してたよ」
ドラ「潮吹きだね」
唯「憂の身になにが起こっているの?」
ドラ「あれは興奮を消滅させる道具じゃなくて
お腹の中にためこんでガマンさせるだけの道具だからね」
「今、憂ちゃんはオナ禁200年の囚人状態で
憂ちゃんの頭の中では常に唯ちゃんの子宮風呂につかっている桃源郷だ」
唯「理解のはんちゅうを超えているね」
ドラ「このままじゃ憂ちゃんの危険が危ない」
唯「私じゃなくて憂が危ないの?いや、そりゃ脳はあぶないけど」
ドラ「なにせ、まあまあ棒で溜めこんだエネルギーは火山の噴火に匹敵するからね」
「もし次に唯ちゃんが憂ちゃんを興奮させたら大変なことになる」
唯「どうなるの?」
ドラ「いにしえの生命は滅びてサードインパクトが始まる」
唯「大変だね」
憂「あっ、お姉ちゃんだー」ブシュウウウ
唯「股からまたなんか噴き出した」
ドラ「その勢いで20センチは浮きあがったね」
憂「お姉ちゃんとすごいスピードで激突すれば骨肉砕けグッチャグッチョハンバーグになって真の意味で一つになれるよー!!」ダダッ
ドラ「憂ちゃんの股間から月光蝶が」
唯「なんか妄言を吐きながらものすごいスピードで突進してくるよ~ッ!!」
ドラ「ヒラリマント~!!」
ヒラリ
唯「かわした!?」
憂「えっ!?」
純「今日はポキポキ☆ポッキキー日和だな~♪」トコトコ
憂「くぁっ!?このままだと、気色悪いことをほざきながら通りがかった純ちゃんとフュージョンしてしまう!!」
「かぁっ!!」
純「
ドラ「純ちゃんを気合いでかき消した」
憂「ふぅぅ、気合いを吐きだしたら なんだかスッキリしちゃった!」
唯「やっぱりなんでも溜めこむのはよくないんだね」
ドラ「これからは憂ちゃんに定期的におっぱいを揉ませるようにするといいよ」
「憂ちゃんはスッキリするし、唯ちゃんはおっぱいが大きくなる」
憂「一石ニ鳥だよ、お姉ちゃん!!」
唯「揉ませないよー」
憂「ウワァアアアアアアアアァァァ!?」
┣″カアアァアアアアアン
唯「妹が爆発した」
ドラ「それを聞きたかった」
18話 完
─19話─
唯「翼をください」
梓「はい」
唯「あれって誰に喋ってるの?」
梓「さぁ……神様とかじゃないですか」
唯「あぶない人なんだね」
梓「あれっ、唯先輩は夢いっぱいそうだけど神様信じない派ですか」
唯「99パーセントは信じてないけど
いたらおもしろいなぁという期待を込めて
1パーセントくらいは脳にスペースを空けてある程度だね」
梓「ははぁ」
唯「あずにゃんは信じているの?」
梓「私は自分しか信じてませんよ」
唯「清々しいね」
唯「でも、翼を下さいって歌自体は名曲だよね」
梓「そうですねー」
律「それにくらべてアタシらの歌ときたら」
紬「おねがい!アツアツお皿のカレー
スパイスひとさじ刺激ちょーだい☆」
唯「うぎゃあああああ」
梓「やめてください!!」
律「甘口じゃなく今日は中辛なのwww」
「大人ww味WWWなのwwWWwwwwwWWW☆」
澪「なんだよなんなんだよ」
律「お前、どういう精神状態で歌詞書いてるワケ?」
唯「きっとタバコがわりにクスリを打っているんだ」
紬「ダメ、ゼッタイ」
梓「見そこないましたよ」
澪「でも、いい歌だろ?」
唯「いやいやいや」
律「そりゃアタシら、見た目がそこそこだから受け入れられてるだけで」
梓「こんなもんブッサイクが歌ったら生卵 必ずぶつけられるで!!に、2個はぶつけられるで!!」
唯「でも生卵をうまく受け止めれば働かなくても毎日、卵を得られるよ!!」
律「そうか、カレーのちライスはサバイバルの歌だったのか」
梓「見なおしましたよ」
紬「お肉お野菜ひみつの隠し味
育ち盛りの欲張り恋心」
唯「うぎゃあああああ」
律「やめろwwWWWww」
梓「耳がww腐るwwWWちはやぶるwwWW」
澪「おまえら、おまえら!!おまえらぁああッ!!」
─秋山邸─
澪「友達をブッ殺す道具を出してくれ」
ドラ「それは既に友達じゃないよね」
澪「落ち着け私」
ドラ「そうそう、深呼吸して」
澪「ヒッヒッフー、ヒッヒッフー」
「しまった、うんこが
「ねぇドラえもん。私の作った歌詞っておしゃまさんだよね?」
ドラ「お、おしゃま?」
澪「少女が年齢の割りに大人びた格好や感覚を身につけていることなんだよ」
ドラ「なぁケツの穴からアルコール摂取してるんだろ?」
澪「そんなことしてないよ!!」
澪「私の歌詞ってそんなに変かな?」
ドラ「ボクは精神病患者に『オイ!!お前、変だぜ!!』なんて言えないよ」
澪「それと私と関係あるの?」
ドラ「さぁね」
澪「もういいから律たちが私を見直す道具出してほしいな」
ドラ「これ以上、会話を続けるとボクのコンピュータが汚染されるので
大人しく道具を出そう」ゴソゴソ
ドラ「え~っと」ゴソゴソ
「なんかチヤホヤされる道具とかあったハズだけど……」ゴソゴソ
澪「結構、時間がかかるね」
ドラ「ウィキペディアで探してるんだけど、なかなか該当する道具が見つからないんだ」
澪「苦労をかけるなぁ」
ドラ「もう、これでいいや」
テケテテン
ドラ「ニクメナイン~」
澪「わぁ、どんな道具?」
ドラ「この薬を一錠飲めば、一回だけ どんなヒドイ最悪な事をしても憎まれなくなる」
澪「ふむ」
ドラ「だから澪ちゃんの歌詞を披露しても大丈夫だよ」
澪「なにが大丈夫なんだ」
澪「考えてみれば、そんな道具に頼って支持を得ようだなんて
負けを認めているようなものじゃないか!!」
ドラ「もう負けを認めたら?」
澪「負けないもん!!」
ドラ「そうは言うがな、大佐」
澪「明日は新曲の歌詞を披露して絶対にチヤホヤされるぞ!!」
─明日─
澪「甘い匂いのするお菓子の森で小鳥さんとおしゃべり」
「湖から私をいざなう声が聞こえるよ」
「なんだ幻聴か」
「白い粉がもっとほしいよマンドリル」
「三羽そろえばやらないか」
「わたしの恋に白黒つけてよ、パンダみたいに」
「赤黒い挽き肉ハンバーグパラダイスロストセクハラダイスハンバーグ」
「生まれたてのパンダのベィビーグッチャグチャグチョグッチャチャン」
「わたしの恋はどうなった」
「大体甘い匂いのするお菓子の森ってなんだよただのお菓子工場だろ」
「この世には夢も希望もないけれどアルコールだけがオアシスさ」
「へっぼぼぼへあwアヘヘヘアアヘヘヘヘぼあいksbふぃsbwwww」
「わらしの恋にひろくおつけれよwランバダみたいにww」
「ヒッヒヒヒヒヒwwあべしばえいsびあbにsびべいおぼんsぶぁいおはずぁぁぁどとぅううう」
唯「
律「
紬「
梓「
19話 完
最終更新:2011年07月15日 01:50