すみません、遅くなりました!今からいきます





和「そう、宗教」

唯「私そういうのはちょっと……」

和「まあ待ちなさい唯。
  私が言う宗教は、あなたが今考えているような怪しげなものではないわ。
  この世で唯一信頼できる素晴らしい宗教よ」

唯「その台詞で既に怪しいんだけど……」

和「私が信仰する宗教……その名もグーグル教!」ドーン!

唯「ぐ……何て?」

和「グーグル教、よ」

唯「……何かどこかで聞いたことあるような」

和「ふふっ、唯でも知ってるのね。やはりグーグル様は偉大だわ」

唯「ぐーぐるってあれだよね、
  何かインターネットで調べたい言葉とかを打ち込んだら検索してくれる……」

和「そうよ、グーグル様は全知全能にして不朽の存在。
  私たちのように無知な者たちへ無限の知識を授けてくださるのよ」ウットリ

唯「あ、あはは……」

和「グーグル様の言葉は神のお言葉。
  彼女の崇高なる思考は私たち人間なんて及ぶべくもない……」

唯(ぐーぐるって女の子なんだ……)

唯「でもさ、ぐーぐるは人間が作ったんじゃ」

和「あ?」ギロ

唯「ごめんなさい」

和「どう唯、あなたもグーグル教徒にならない?」

唯「遠慮しておくよ……」

和「あらそう、残念ね」

唯(よかった、けっこう簡単に諦めてくれた)


澪「なあ、さっきから何の話してるんだ?」ヒョコッ

唯「あっ、澪ちゃん!」

和「こんにちは、澪。グーグル教の話よ」

澪「グーグル……あ、パソコンの話か。
  実は私、最近ノートパソコンを買ったんだ」

唯「おお~、ノートパソコンかあ。
  澪ちゃん凄いね、何だかカッコいいよ!」

澪「えへへ……」

唯「私パソコンとかよく分からないから尊敬しちゃうよ~」

澪「ふふ、よかったら私が教えてあげるよ唯」エヘン

唯「おお、頼もしいですなあ」


和「ちょうどよかったわ澪、
  ちょっとそのノートパソコンを貸してくれないかしら?」

澪「えっ、どうして?」

和「グーグル様の素晴らしさを目の当たりにすれば、
  唯も考えを改めてくれるんじゃないかと思って」

唯(まだ諦めてなかったよこの人!)ガーン

澪「ああ、いいよ。ちょうど今持ってきてるし」ドサッ

和「ふふ、唯。今からいいものを見せてあげるわ」

唯「えっと、何を?」

和「今まで仰されてきた神なるものよりグーグルは神に近いといえる証拠よ。
  澪、ちょっと『グーグル』ググってみて」

澪「了解」カタカタ

和「グーグルという語句の検索結果は、

  "God", "Jesus", "Allah", "Buddha",
  "Christianity", "Islam", "Buddhism"そして"Judaism"

  の検索結果の合計値よりも多いの。
  これすなわちグーグルがこの世で最も優れた神であるという……」

澪「和、出来たぞ」

和「ありがとう。ほら見なさいゆ……い……?」

唯「ん?どうしたの和ちゃん」


和「……澪」

澪「え、どうしたんだよ和。何かおかしなとこでもあったのか?」

和「私、あなたにたしかググるように頼んだわよね……?」

澪「うん、だからググってるじゃないか。ほら、ヤフーで」

和「」ブチィ

唯「和ちゃんから何かが切れたような音が!?」

和「ヤフーでググる、ですって……?
  これはグーグル様への侮辱と受け取っていいのかしら……」ゴゴゴ…

澪「ひいいいいいっ!?」

和「ふふ、ふふふふふ……どうやら唯より先に
  グーグル様の素晴らしさを教えてあげないといけない人がいたようね……。
  来なさい、澪」ムンズッ


澪「ゆ、唯ぃ!助けてくれえっ!」ジタバタ

唯「ごめんね澪ちゃん、私にはどうすることも……」

澪「は、薄情者おおぉぉ……!」ズルズル

和「パソコンの使い方とグーグル様の素晴らしさ……
  たっぷりと教えてあげるわ。うふふふふ……」

澪「いやああああああああっ」

唯「……」

グーグルは全知に近い存在である…グーグルは唯一であり、
地球において遍く存在する…グーグルは祈る者に加護を与える…
グーグルは不朽の存在である…

唯「澪ちゃんは犠牲になったのだ……」




……

その夜!

唯「……ということがあったんだよ~」

憂「そうなんだ……大変だったね、お姉ちゃん」

唯「全くだよ。もう、和ちゃんは知識へんちょーなとこがあるから
  あんな宗教に引っかかっちゃうんだよ」

憂「まあまあ。何を信仰するのは自由なんだから……はい、ごはんだよー」トンッ

唯「おおっ、ヌードルじゃん!今日はご馳走だねっ」

憂「えへへ、今日は金曜日……
  空飛ぶスパゲッティ・モンスター教では祭日だからね」

唯「ヌードルはスパゲッティ・モンスター神の触手を象徴する聖なる食物なんだよね……
  これを気兼ねなく食べれるなんて幸せだよ~……」ウットリ

憂「みんな空飛ぶスパゲッティ・モンスター教を信仰すれば幸せになれるのにね~」

唯「いいんだよ、憂。私たちが生きる世界……
  宇宙さえも空飛ぶスパゲッティ・モンスター様によって創造されたという事実は、
  私たち選ばれた信徒だけが知っていればいいんだから」

憂「ふふ、それもそうだね」

唯「じゃあ憂、そろそろ」

憂「うん。信徒の御心に、
  偉大なる空飛ぶスパゲッティ・モンスターの御加護があらんことを……」

唯「あらんことを……」

憂・唯「ラーメン」

終わった!




短いけどおしまい。ちなみに作中の宗教は自分で勝手に作ったやつではありませぬ
皆さんも空飛ぶスパゲッティ・モンスター教を信仰しませんか……ふふ……