唯「いいからとにかく祈ってみようよ! きっと皆にも信じてもらえるから!」

澪「そうは言ったって…」

さわ子「まあ、唯ちゃんの胸が急に大きくなったのは本当だし、やってみてもいいんじゃない?」

梓「(なんだか変なことになっちゃったな……)」

律「じゃあー、祈って出てこなかったら終わりな」

唯「いいよ。 じゃあ、私が言ったことを真似して言ってね」

唯「神様、神様、世界で一番えらい神様、聞こえますか」

唯「お願いします、私の願いを聞いてください」

『神様、神様、世界で一番えらい神様、聞こえますか』

『お願いします、私の願いを聞いてください』




ぴかー

もくもくもく


かき「ねえ、もうやめてよ」

唯「出た! ほら、言ったでしょ!」

律「ん? どこに?」

唯「天井だよ天井! 藍色のシャツのおじさんがいるでしょ!」

澪「そんなのいないけど……」

梓「私にも見えませんね」

紬「どこ? どこにいるの?」

唯「ほら、四角いメガネをかけてるおじさんが……」

かき「みんなには見えないんだよ」

唯「なんで? どうして私だけなの?」

かき「みんなのお願いを叶えるつもりはないからね」

唯「そんなこと言わないでよ! 神様なら簡単でしょ?」

かき「設定をいじったりしたら後が大変なんだよ。
   整合性を考え直さなくちゃいけないから」

唯「どうせ同人上がりのくせに!」

かき「なんだと、男にするぞ!」

唯「してみろ! そしたら同人書きに後戻りだよ!」

かき「ぐっ……それは困る」

唯「お願い、一人、一回だけ!」

かき「みんなに姿を見せる?」

唯「それとは別。みんなのお願いを叶えてあげて」

かき「……」

唯「私だけ夢が叶うなんてずるいよ」

かき「1人だけなのがずるいんなら、唯ちゃんを元に戻そうか」

唯「育った胸が引っ込むなんてそんなの絶対おかしいよ」

かき「実はパットだった、とか」

唯「ひどい!」

かき「うん、それで万事解決だね」

唯「待ってよ! お願い、お願いします!
  もうこれ以上文句は言わないから!」

かき「でも……」

唯「嬉しかったの!胸が大きくなって!
  私みんなより子供っぽいし、悔しくて……」

かき「うーん」

唯「だから、みんなにも一つだけ、
  お願いを叶えさせてあげて! お願いします!」

かき「そこまで言うなら……」

唯「ほんとに!」

かき「1人1つ、ね」

唯「ありがとうごぜいます!」




唯「みんな! みんなのお願いも聞いてもらえるって!」

律「さっきから誰と話してたんだ?」

唯「神様だよ、かきふらいの神様」

澪「ほ、本気で言ってるのか?」

唯「本気だよ! みんなのお願いごと、1つだけ叶えてもらえるよ」

梓「あの、もうそういう冗談は」

唯「ほんとだって!
  ねえ、かき、何かすごいことして見せてあげてよ!」

かき「神を試してはならない」

唯「だってみんなが信じないとお願いを頼んでくれないでしょ!」

梓「なんだかすごいことになってる……」

かき「わかったよ、じゃあ、ほら」

ひょーい

唯「わわっ」

律「う、浮いた!?」

紬「唯ちゃんが宙に浮いてるわ!」

唯「ありがとうかき! これでみんなも信じてくれるよ!」

かき「なあに、お安い御用さ」

さわ子「ねえ、私も何か頼めば夢を叶えてくれるの?」

唯「もちろん! でも1人1つだけだよ」

律「じゃあ、何でも願いを叶えられる力をください!」

唯「あ、律っちゃんずるい!」

かき「それはアウト」

律「あ、なんかおっさんの声が聞こえたぞ」

さわ子「去年のクリスマス前に別れた元彼との縒りを戻して!」

かき「そんなことでいいの?」

さわ子「大事なことなの!」

かき「はぁ。前向きに検討します」

唯「ねえ、あずにゃんは何かない?」

梓「えーと……急に言われても……」

澪「確かに、いきなり過ぎて願い事なんて思いつかないよ」

紬「はいはいはい! 私、毎日夏祭りに行きたい!」

律「なんだぁ、それ」

かき「はー、この子は無茶を言うね」

紬「お願いします! もう一度みんなで焼きそばを食べたいの!」

かき「分かったよ、約束したからね。今夜をお楽しみに」

澪「なんだかわけの分からないことに……」

律「だったら私は、いつでも好きなときに好きなものを食べられる能力!」

かき「駄目! けいおんは異能力漫画じゃないの!」

律「なんだよ! 毎日夏祭りだっておかしいじゃねーか!」

かき「夏祭りはコマの外でやるからいいの!
   律っちゃんは絶対部活中にやるでしょ、それ」

律「やらないよー、信じろよー」

かき「あ、そうか。食べ物を与えるも奪うもぼくの自由なんだった」

かき「よし、それじゃあ律っちゃんも決まり」

律「やりい! ねえ今はオフだよね、やっていい!?」

かき「いいよ、好きにして」

律「じゃあタコ焼きと、ハンバーグと、お好み焼きとー」

紬「律っちゃん、焼きそば食べましょう!」

律「よぉし焼きそば5人前追加!」

かき「おい、ちょっと待ってよそんなにたくさん急には描けないって」

かき「とりあえず焼きそばだけね」

紬「やったぁ!」

律「うめー! 澪も食えよ!」

澪「わ、私はいいよ」

律「いいの? だったら私がもらうけど、後で言っても遅いからなー」

澪「あ、あの」

かき「うん?」

澪「その……ゴニョゴニョ」

かき「ああ、はい、分かります。太りにくい体質にしておきます」

澪「あ、ありがとうございます!」



唯「えへへ、みんな幸せだね」

梓「こんなの……絶対変です!」

唯「あずにゃんもお願い頼みなよ」

唯「ギター上手にしてもらう?それともお金?アイスにする?」

梓「そんなことどうだっていいんです!」

梓「みんな、自分のためだけに夢を叶えてもらって……」

梓「絶対間違ってます!」

唯「あずにゃん?……」

梓「私は、みなさんが卒業しても、
  ずっと軽音部で一緒にいられたら、って……それだけで十分です」

梓「それに比べたらほかの願い事なんてどうだっていいんです!」

梓「だけど、そんなの絶対叶わないじゃないですか!」

紬「梓ちゃんは、みんなのことを思って……」


かき「やるよ」

梓「えっ?」


かき「続ければいいんだよ、高校生編を」

梓「ほんとですか?」

かき「もう数年続けるよう編集にも言われてるし、もうそれでいいよ」

梓「!!」

かき「けいおん!!」

唯「やったねあずにゃん!」

梓「はい!」

かき「じゃあ私、編集に電話するね」

唯「待って!まだ和ちゃんと憂と、あと曽我部先輩と……」

かき「えっ?」


和「私を呼ばないままなんてずるいわ!」

憂「お姉ちゃん!」

曽我部「澪ちゃん!」

純「待ってました!」

トン「カメーッ!」

かき「えっ えっ」


和「私の出番を増やしなさい!」

曽我部「澪ちゃんとの愛を育むサイドストーリーを書きなさい!」

純「サラサラな髪になって軽音部でお茶したい!」

憂「お姉ちゃんと一緒!」

トン「カメッ、カメーッ!」

唯「1人1つの約束だよ!」

かき「わかった、わかった!」

かき「けいおん!の続編は、おっぱいの大きい唯ちゃんと、お菓子を自由自在に操る律っちゃん、
   スレンダーな澪ちゃんに、夏祭り好きの紬ちゃん、猫耳の似合う後輩あずにゃん、
   ことあるごとに軽音部に絡んでくる和ちゃん、ストレートヘアの似合う純ちゃんに、
   お姉ちゃんと瓜二つの憂ちゃん、彼氏とイチャラブのさわ子先生に、
   作中第二のヒロイン曽我部恵、そしてカメのトンちゃんでお送りします!!」





編集「都合良すぎるだろう」

かき「ですよねー」


みんなも変な宗教に騙されちゃ駄目だよ。めでたしめでたし。





以上です
宗教?何それおいしいの?

後の方もがんばってください



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