唯「ねぇねぇ、和ちゃん」

和「なにかしら、唯」

唯「ちょっとさ、この紙に書いてある言葉、声に出して読んでほしいんだけど」ペラッ

和「そうなんだ。じゃあ、私、生徒会行くね」

唯「っっっはぁああああ!!!」

和「な、なによ、唯。そんなあからさまにため息ついて」

唯「がっっっかりだよ、和ちゃんっっっ!!!」

和「・・・・どういうこと?」

唯「またそれだよ。困ったときの『生徒会行くね』。最近1パターンだよ」ヤレヤレ

和「・・・・なんですってぇ?」ピクッ

唯「言ってしまえばパターン青だよ。使徒です、だよ。
  あれだよね。使徒でいうところの赤メガネマトリエルだよね、和ちゃんって」

和「・・・なにがいいたいのかしら?あとそんな使徒はいないわ。知ったかブッタわね?唯」

唯「ん、もう!さっきも言ったでしょ?
  この紙に書いてある言葉、読んでほしいの、和ちゃんに」

私「言葉って・・・・なによ・・・・」

唯「まさに今、日本が求めている言葉なんだよ!!!」

唯「いや、日本になんてとどまらないね!!世界狙えるよ、世界!!!」

唯「マイケル的に言うところの『this is it』 だよ、和ちゃん!!!!」

和「・・・・唯のことだからまたしょうもないことなんじゃないの?」ウタガイ

唯「しょうもなくなんかないよ」ブーブー

和「・・・・じゃあ、いいわ。読んであげるから紙かしなさい」

唯「うん、はい紙」スッ

和(見たところ普通の紙ね。ご丁寧に4つ折り。・・・・文字は・・・・見えないわね)

和「」チラッ

唯「はやくあけて読んでヨォ~~」ニッコニッコ

和「わ、わかったわよ。読めばいいんでしょ、読めば」


ペラッ


和「・・・・」

唯「さ!和ちゃん、読んで!!!!大声でいいよ!!!」

和「唯・・・・これ・・・・」

唯「えっ?どうかしたのかな?」

和「なんて読めばいいのかしら・・・?」

唯「和ちゃんが思ったとおりに読めばいいんだよ~」

和「そ、そう・・・・なの・・・・?」

唯「うん!思った通りに読んで!声に出して!はい!
  あるがままに!Let It Beだよ!れっりっびー!」

和「・・・・和」ボソッ

唯「和ちゃん!!聞こえないよっ!もっと大きな声で!!
  世界的にオープンノドカのハートだよっ!ハイッ!!」

和「・・・・」

和「へい・・・・のどか・・・・」

唯「え」

和「え」

唯「ほんとに和ちゃんはそう読むの・・・?」

和「えぇ、そうね。・・・・へい、のどかって読むわね」

唯「ファイナランサァ~?」

和「発音いいわね。ファイナルアンサーよ、唯」

唯「遠慮しなくていいんだよ?あだ名はトビウオ、アベマリアもしくはカナリア?」

和「なによ、それ。ファイナルアンサーは変わらないわよ」

唯「あちゃ~~~、和ちゃん、残念っ!!不正解ですっ!!!」

和「へ?え?な、なんなのよ、不正解って!?」

唯「不正解は不正解ですっ!
  チャンスをあげたのに1つの見方しかできないなんて暴君ネロもびっくりだよっ!!」

和「というか今の読み方のどこが不正解なのか教えなさいよっ!!気になるじゃないっ!!」

唯「そうなんだ、じゃあ、私、音楽準備室いくねっ!!」ダッ

和「ちょ!?パクるな唯!!待ちなさいって!!こらっ!!!!」ダッ



和「唯、準備室の鍵かけるなんて・・・・なんなのよ、いったい・・・」

和「・・・・そして、本当はなんて読むのよ、これ・・・・」ナワナワナワ


びゅおぉおおおおおお


和「あ、風で紙がっ!?」

和「まぁ、・・・・・いいわ。なにもなかった。なにもなかったのよ」





 ら
ぴ 
 ら
  ぴら
    ぴら
      ベチョッ



純「んあぁ!?な、なんだ!!いきなり顔に紙がっ!!!?」

純「ん?なにか書いてある・・・・?」

純「なんて読むんだろう・・・・これ」ウーン

純「・・・Hey和・・・?」

純「・・・・えーと、うん、これたぶん」

純「・・・・へいわって読むんだろうな、これ・・・へぇーなんかシャレてんじゃん」

唯「純ちゃんせぃか――――い!!!」パンパカパーン

純「どわぁわっわわわわわ!?唯先輩、どっから現れた!?」

唯「ふっふっふ。純ちゃん、普段から気をつけておけないと。
  あらゆるものはアラユルモノに擬態して日常を巣食っているんだよ」

純「はい?てか、せいかいって何がなんやら。このヘイワってなんなんですか?」

唯「そんなことはどうだっていいんだよ。正解者には私からのハグ~~~」ギュー

純「うわっ!?なにすんですか、いきなりっ!?」

唯「ちゃんと読めた人には私からのハグをプレゼントしているのです」

純「ちゃんと読めた・・・?あぁ。この文字をってことですか」

唯「そうそう」ゴロゴロ

純「へぇ~~。てか、これ読めなかった人、いるんですか?」

唯「うん。今のとこ1人だけいるよ~」マグマグ

純「え!?マジですか!!誰ですか?その1人って。もしかして梓とか?」

唯「ううん、あずにゃんは1秒で答えたよ」

純「それはそれで梓すげぇー!!!なら、誰ですか?もしかして澪せんぱ―――」

唯「赤メガネマトリエルだよ」

純「えっ?」

唯「赤メガネマトリエルだよ」

純「なんですか?それ」

唯「正式な契約を受けられなかったものに対する名称だよ」

純「・・・・そうなんですか(赤メガネマトリエル・・・・?てか、まず人なの?)」

唯「えへへぇ~~純ちゃ~ん」ギュー

純「・・・・ま、いっか(唯先輩、暖かくて幸せだなぁ~)」ナデナデ



和「・・・・やっぱ気になるわ。なんて読むのよ、あれ・・・・」



唯「サマヨエル、メガネマトリエルにソーメン」

純「アーメンでしょ?」


おわり





終わりました。次の方お願いしますっ!!






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