─第36話─


─学生寮─

 ─食堂─

唯「んぐんぐ」

紬「あっ、唯ちゃん なにをしているの?」

唯「牛乳を飲んでいるんだよ~」プハー!!

紬「ヒャアアア」

律「どうしたんだムギ」

澪「また良からぬことさ」

紬「あのね、今日の朝ごはんは、ごはんよね?」

唯「朝ごはんはごはんだよ~」んぐんぐ

紬「イヒャアアア」

律「ど、どうした」

澪「あっ、もしかしてムギ

  白米と牛乳は合わない派?」

唯「私は かめはめ波!!」

澪「私 どどんぱ!!」

律「セコそうな澪には鶴仙流がお似合いだなっ」

澪「ひ、ひどいぞ」クスン

唯「ごはんはスゴイよ!!なんでも合うよ!!」ワハハ

紬「確かに ごはんとオカズは大体 合うけれど

  飲み物は そうでもないと私 思うの」

澪「う~ん、確かに ご飯とコーヒーとか

  ちょっと変な組み合わせかも……」

 「やっぱり白米には お茶が合うよね」

紬「だから私、紅茶を淹れてきました~」カチャ

澪「そ、それは」

唯「やった!!ご飯に紅茶をかけて、お茶漬けができるよ~!!」どばどばどば

澪「ほう、思いきりのいいパイロットだな」

唯「お茶漬けが紅茶で真っ赤っかになっちゃった」

律「お、おい。ついでに緑茶を混ぜたら緑と赤でクリスマスカラー茶漬けを召喚できるぞ」

唯「!!」

 「りっちゃんは天才だね!!」じょぼじょぼ

澪「あっ」

律「よく考えたら牛乳を混ぜたら、クリスマスツリーに白い雪が舞い散る茶漬け!!」

唯「!!」

 「もはや、りっちゃんの知性はとどまる所を知らないよ~!!」じょぼじょぼ

澪「とどまれ」

恵「こらっ、あなた達!!」

唯「あっ、めぐみん先輩!!」

恵「食べ物で遊んじゃダメでしょ!?」

澪「ご、ごめんなさい……」シュン

恵「あっ、澪ちゃんは人を殺してもいいのよ?」

律「ひいきだ!!」ブー ブー

澪「というか、そもそも私は何も悪い事はしてないんだよ」

紬「私も紅茶を淹れただけだわ」

律「私はアイディアを提供しただけだ」

唯「私はただの操り人形だもん」

澪「じゃあ食べ物で遊んでいたのは……」

紬「消去法で恵先輩!?」

律「悪い人だなぁ」

唯「めぐみん先輩、あやまって!!」

恵「おかしいわ」

唯「おかしかったら笑おうよ!!」

律「ワッ ハッ 八ッ ノヽww」

恵「今、どうして笑ったの?」

律「えっ……」

唯「それは、めぐみん先輩が、おかしいって言ったから……」

恵「面白いという意味での『おかしい』じゃないって事くらい

  流れで分かるでしょ?」

律「あ、はい」

紬「ごちそうさま」ガタ

恵「ムギちゃん、ちょっと座ってて」

紬「はい」ガタ

恵「唯ちゃん。私は謝らなきゃイケナイ事をしたかしら?」

唯「それは、めぐみん先輩が食べ物で遊んだから……」

恵「へぇ、私が いつ 食べ物で遊んだの?」

唯「えっと、ごめんなさいっ」

恵「なぜ、謝るの?何か謝らなきゃいけないことでもしたの?」

唯「えっと」

恵「それから私の質問に答えていないわよね?」

 「私が いつ 食べ物で 遊んだの?」

唯「あ、遊んでません」

恵「でもアナタ、さっき 私が遊んだって言ったじゃない」

唯「……」

恵「そして謝れ、とまで命令したわよね?」

唯「め、命令したワケじゃ……」

律「あの、その辺で……」

恵「りっちゃん、あなたもさっきバカみたいに笑ってたけど

  何がおかしかったの?」

律「あ、えー……」

恵「なに?」

律「えっと」

恵「メグミルクを飲みなさい」コト

律「えっ」

澪(メグミルク?)

唯(恵るく?)

律(このタイミングでなんだ?)

紬(メグミルクと恵先輩をかけた渾身のギャグかしら……?)

 (でも余計なことを言ったら怒られるかも知れないから黙っておくわ)

律「ごくごく」

恵「メグミミルクはおいしい?」

律「はいっ!!」

唯(もうメグミミルクって言っちゃってるよ~)

澪(どう反応するのが正解なんだろう)

恵「おかしかったでしょ?」

律「えっ」

恵「おかしかったかって聞いているのよッ!!」

ガッシャアァァアン

澪「ひぃいい」

唯「おかしいです!!」

恵「おかしかったら笑いなさいよッ!!」

律「ワ、ワッ ハッ 八ッ ノヽ」

紬「おほほ、げらげら」

恵「あはっはああ!!アハハッハハ!」

澪「ど、どうすればいいんだ」


めぐみん先輩の手記によると


いったん怒ったフリをして、実はドッキリでした~という意味で


恵とメグミルクをかけたダジャレを披露して


みんな 安心&爆笑の計画だったそうですが


わかりにくくて すごく怖かったです



━第36話━

 おわり



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