―――夕方
律「じゃ鍵よろしくなー♪」
紬「ベジータ先生さようなら」ニコッ
澪「さ、さようなら…」ボソッ
唯「ベジータ様また明日ね♪」
ガララ…
ベジータ「…ふん」
ベジータ「……」
ベジータ「…」スチャッ
ベジータ「うん…たん…うん…たん…」カチャカチャ
梓「何やってるんですか?」ヒョコッ
ベジータ「なっ…どこから入ってきた貴様ーーーー!!!/////////」
梓「さっきからいましたけど…?」
ベジータ「この俺が気づかないだと…?」
梓「何言ってるんですか?さぁ早く」ガラガラ…
ベジータ「何故窓を開ける!!」
梓「早く隣町までお願いします!」
ベジータ「ふざけるなぁ!言っただろう!貴様は…」
梓「カスタネット…皆さんに言ったら喜ぶだろうなぁ…」
ベジータ「え」
梓「え」
梓「嫌ならいいんですけど…」
ベジータ「くそっったれええぇぇぇ!!!」
ベジータ「男だったら抹殺しているところだぞ貴様!!」
梓「よっ」ヒョイッ
ベジータ「勝手に…!人の背中に乗るな―――!!」
梓「にゃー!(GOー!)」
ベジータ「く…」
ベジータ「ちくしょーー!!」ドヒュン
パリィーン
梓「何で違う窓から…」ドクドク…
梓「(風が気持ちいいなぁ…)」
ベジータ「この俺を…ここまでコケにした女は…貴様が初めてだ!!」
梓「あ、そこ降りて下さい!」
ベジータ「…っ」ドヒュン
スタッ
梓「ふぅ…」
ベジータ「…俺はもう帰るぞ」
梓「…あ!待って下さいよ!帰りどうするんですか!置いていくんですか?」ガシッ
ベジータ「し、知るか!離しやがれ!!」
梓「少しだけ付き合って下さい」
ベジータ「く…」
梓「…」シュン
ベジータ「す、少しだけだぞ!」
――――――――――
梓「えへへ♪いっぱい買っちゃった…」ドッサリ
ベジータ「…」
梓「ベジータ先生も良かったじゃないですか☆」
梓「タンバリンなんか買っちゃって。うふふ♪」ニコニコ~
ベジータ「ち…違う!そういうのじゃない!!」
梓「タンバリン入門教則本なんてのも買ってるし…」
ベジータ「俺のじゃない!!」カアァ
梓「まぁいいじゃないですか」
―――街中
律「全くぅ…何で澪なんかの買い物に付き合わなきゃならんのだ?ヤレヤレだな」テクテク
澪「お前の買い物にも付き合っただろ!!」
唯「あぁ~スティック事件ね~」テクテク
澪「そうそう。なんかムギがベジータ先生見つけてな…」くるっ
紬「…」ポー
澪「む…ムギ?」
唯「どうしたのムギちゃん?」
紬「前の人…ベジータ先生じゃ?」
3人「えぇぇーー!?」
澪「何でベジータ先生が…!?」コソコソ
律「しかも梓までいるぞ!!」ガビーン
紬「楽しくお喋りしてますね♪」ニコッ
唯「………」イライラ
律「?あ、おい!唯!!」
唯「(ベジータ様とあずにゃんなんて…許せない!!)」タッタッタ
紬「展開がドキドキですね♪」ハァハァ
律「ハァハァすな!!」ポカン
唯「あずにゃ―ーーん!!!!」タックル!
梓「うぐっ」ポキッ
ベジータ「唯…!?何故貴様が…」
唯「抜け駆けなんてヒドいよあずにゃん!!見損なったよ!!」グググ…
梓「ち…違い…ます…これは…(殺される―)」
唯「いつから!?ベジータ様とはいつからなの!?」シクシク
律「落ち着け」ゴンッ
梓「…!ハァ…ハァ…」
澪「大丈夫か梓!」バッ
ベジータ「貴様ら…何故…」
律「いやーたまたま会っちゃってな―」
紬「本当にたまたまですよ♪」
梓「危うく誤解で殺されるところだった…」ハァ
律「それにしても生徒を毒牙にかけるとは…」
ベジータ「違う!不可抗力だ!!」
唯「ベジータ様を殺して私も死ぬー!!」アウアウ…
紬「よしよし♪」
ざわざわ…やーね最近のこは…あらやだまーお宅も?いやねぇ…ざわざわ…
澪「なんか…場所移動しないか?凄い…恥ずかしい…」オドオド
律「そうだな―…」
律「…というわけでカラオケに来ちゃいました☆☆」ドーン
澪「来ちゃいました☆☆じゃないだろ!」ゴンッ
律「あぅ…」
紬「私カラオケはじめてなの♪」ドキドキ
ベジータ「……」
唯「」ズズ…
唯「あずにゃんさっきはゴメンねー!」←誤解が解けた
梓「や、やめて下さい!」
律「よーし!じゃあ歌うぞ!!」
唯「シィングアソォ~ング♪」
~羞恥心~
律&唯「羞恥心~羞恥心~泣かないで~♪」
梓「2人はもう少し羞恥心つけた方が…」
澪「だな」
~アメイジンググレイス~
紬「~~♪」
澪「う、うまい…」
律「少なくとも…唯よりは…」
唯「」ポカーン
唯「ショック…」ズズ…
ベジータ「…おい!」
唯「ん?…え、あ、はいぃ!!」ドキドキ
ベジータ「そのオレンジジュースは買ったのか?」
唯「え?ああ…これはドリンクバーですよ♪」
ベジータ「…ドリンクバー?」
唯「何杯飲んでも無料なんです☆」
ベジータ「無料だとぉぉぉ!?」
唯「はい♪」
ベジータ「まるで…オレンジジュースのバーゲンセールだな…」
梓「何ですかその例え」ガビーン
律「はい!次は澪の番ね!!」ぐいっ
澪「い、嫌だよ~ムギの後なんて絶対嫌だよ~!」
紬「まぁまぁまぁまぁまぁまぁ…」
律「そんなこと言っていつも歌うんだけどね!」
~言葉はさんかく 心はしかく~
律「(クラスできた時もそれだったような…)」
澪「~♪」ドキドキ
唯「わあぁ♪」パチパチ
紬「うまいですね☆」
律「さて…残るは…」くるっ
梓&ベジータ「ん?」ズズ…
ベジータ「…おい!」ヒソッ
梓「はい?」ズズ…
ベジータ「俺は苦手なんだ…」ボソッ
梓「?何がですか?」
ベジータ「歌うのがだ!」ヒソッ
梓「じゃあ歌わなきゃいいじゃないですか」ジュジュ~
ベジータ「また馬鹿にされるだろう!!///」
梓「…!」ズ…ジュジュ…
ベジータ「くそったれ…何故こうなった…!」ガタガタ
梓「すみませんオレンジジュース一つ」プルル…
ベジータ「ちっ…無視しやがって…!」
梓「別に無理しなくていいですよ」ヒョイッ
ベジータ「…」ギリ
梓「じゃあ私入れますね♪」ポチッ
律「お―梓いくか―!」ピーピー
~Revolution~
澪「ビートルズか…」
梓「You say want a revolution~♪」
律「ビートルズなのに…」ゴクリ
唯「か、可愛い」ポッ
ベジータ「(無理をしなくていいだと…?)」
ベジータ「ふざけやがって!サイヤ人は戦闘種族だ!!舐めるなよー!」ゴゴゴ…
澪「!!」ブフッ
律「げっ!」
唯「わ…」
紬「あら」
みんなが見たもの…それは イスの上に乗ってタンバリンを叩いているベジータであった
ベジータ「(うん!たん!うん!たん!)」シャンッシャンッ♪
梓「~♪(やっぱり来ましたか…足手まといにならないで下さいね)」チラッ
ベジータ「…♪(貴様がな…!)」ウンタン♪
ベジータ「(これからが本当の地獄だ…)」シャンッシャンッ♪
梓「But when you talk about destruction~♪♪」
ベジータ「(俺は…超ベジータだ!!)」シャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカシャカ♪♪♪
澪「凄い…」
唯「悔しいけど…」
律「息ぴったりだ…」
紬「このツーショットもなかなか…」ハウン…
ジャ~ン♪♪
律「凄いな2人とも!」
ベジータ「はぁはぁ…」
梓「いや~…そうですか?」照
そして…結局彼らは三時間も歌い続けた!(ベジータはタンバリンのみ)
最終更新:2011年07月09日 22:52