―――夜の学校

ベジータ「1、2、3、4…」

タカタカタカ…

ベジータ「ふふん…こんなもんか…。簡単なもんだな、ドラムってやつも…」ニヤニヤ


ガララッ

ベジータ「だ、誰ぁ!」ポッ//

梓「…はぁ、はぁ」

ベジータ「また貴様か…夜になってもまだ…」


ガシッ

ベジータ「!?」


梓「澪先輩が…はぁはぁ…早く…」

ベジータ「な、なにを言ってるんだ…?」

梓「ヤムチャ先生が…澪先輩の家に…はぁはぁ…」

ベジータ「!!」ピク

ベジータ「乗れ!!」バッ 

梓「ふぇ?」

ベジータ「早く背中に乗れ!行くぞ!」

梓「…う、うん」ドキドキ

梓「乗ったよ!」

ベジータ「フルパワーだ!!」ドヒューン


パリイィーン!!

3枚目の窓ガラス…!




ビュオォォオオ!!

梓「あれが!あの家が澪先輩のっ!」

ベジータ「やはりあの時消しておくべきだったか!!ヤムチャ!!」ギュインッ

ベジータ「4枚目はそこだぁ―!!」ゴォォ

梓「きゃああぁぁ!」




――――――――― 

ヤムチャ「ほら…早く脱いで…!」ガシッ

澪「…やめてっ//」

澪「ほ、本当に止めて下さい!警察呼びますよ!」キッ

ヤムチャ「こんな体勢で何言ってるの?」ハァハァ

ヤムチャ「ほら!ほら!ほら!ほら!ほら!」


澪「きゃああぁぁああ!!」



パリリイィィーーン!!

ヤムチャ「…!?」

澪「…なに?」


ベジータ「待たせたな…ヤムチャ…」ゴゴゴ…

ヤムチャ「ひいいいいいい!!!!!!!」


梓「澪先輩!」バッ

澪「梓!!」ガシッ

澪「怖かったよぉ…」グスン 

梓「もう大丈夫です。助けに来ましたから!」ギュッ


ベジータ「オレは…超ベジータだ…!」ゴゴゴ…

梓「な…」

澪「髪が…金色に…」

ヤムチャ「ヒイィ…!」ガタガタ

ベジータ「言わなかったがな…超サイヤ人になるとちょっと凶暴性が増すんだ…」ニヤリ

ベジータ「貴様…人の痛みが分からないんだろ?ラッキーだったな…」

ヤムチャ「あわわごめんなさいごめんなさい!」ペコペコ


ベジータ「この家もろとも!宇宙のチリになれーー!!!」キュイーン

梓「いや駄目ですよ!何言ってるんですか!」ガビーン

ベジータ「…軽いジョークだ」ガシッ

ヤムチャ「ひっ…何を…?」

ポイッ


ベジータ「これで構わず撃てるぜ!!」

ヤムチャ「お…落ち着けベジータ!!」

ベジータ「ファイナルフラッァーシュ!!!!!!!!!」ドギューン

ヤムチャ「ぎゃばああああぁああ」



ベジータ「…きたねえ花火だ」




ベジータ「ふんっ」

澪「ベジータ先生……」

梓「無茶し過ぎですよ…」 

澪「あの…本当にありがとうございます!」ペコ

ベジータ「…かんちがいするな澪。オレはお前を助けに来たわけじゃない!」

澪「は、はい!(澪って言われた…)」ドキドキ

梓「まぁ…ちょっとアレですけど…澪先輩も無事だし…良かったとしますか…」

ベジータ「…おれは帰るぞ」スッ

梓「いやガラス掃除してってからにして下さい」


ベジータ「くそったれええぇぇぇ!!」




――次の日くらい

生徒「ねぇねぇヤムチャ先生が入院だって―」

生徒B「知ってるー。なんか痴漢しようとしたんだって―」

生徒「本当に!?最低じゃんヤムチャって…」

「ヤムチャ駄目じゃない?」「むしろダメチャ」「ダメチャ」ヒソヒソ…

ベジータ「ふん…」スタスタ


梓「ベジータ先生~」タッタッタ

ベジータ「何だ」くるっ

梓「ここの和訳って何ですか?」

ベジータ「なっ…!貴様、授業を聞いてなかったのか!!」

梓「いや…ちょっとボーとしてただけです…。授業がつまらなかったから」

ベジータ「俺様の授業がつまらないだとぉ―!?」

梓「まぁ……はい、そうですね」

ベジータ「…」プルプル

ベジータ「そんなもの知らん!自分で考えろ!」スタスタ

梓「ああっ!待って下さい!」タッタッ

ベジータ「…」ピタ

梓「あの―…お願いなんですけど…」

ベジータ「何だ」

梓「今日、隣町まで送ってもらってもいいですか?」

ベジータ「…?」

梓「あの…空飛んで…」

ベジータ「…!ふ、ふざけやがって!俺は貴様の子守タクシーじゃないんだぞ!!」

梓「…お願いしますベジータ先生!」

ベジータ「ふんっ!いやだ!絶対にだ!(ガキに舐められてたまるか!)」 

梓「えぇー…」ガガーン




――放課後

ジャンジャンジャラーン♪

ベジータ「……(俺様の授業がつまらないだと?)」 

澪「こんな感じだろうか?」

ベジータ「(梓め…ふざけたことぬかしやがって!貴様以外みんな真面目だぞ!!)」

律「疲れた―…」

澪「どうでした?ベジータ先生!」

ベジータ「(何がいけないんだ…何が)」

澪「ベジータ先生?」

ベジータ「…あ!……ふん…いいだろう」

紬「まぁ♪」

ベジータ「…(黒板を叩くのがいけないのか…)」


唯「…あのさ、どうせならベジータ様も学園祭出ようよ!」

律「へ?」

ベジータ「…なに?」

唯「なんか違う楽器やってさ!実習生なんだし!」

梓「去年の実習生も一緒にステージ上がったんですか?」

唯「そうだよ☆」

律「そうだっけ?」

唯「そうだよ☆」

律「そうだろうか…」


澪「でも唯、仮に出るとしても何をやるんだ?」

唯「う~ん…」

紬「エアギターとかは?」ニコッ

律「(ムギ…陰湿だな…)」ガビーン

ベジータ「まっ、待ちやがれ!勝手に話を決めるな!俺はそんなもの…」


唯「はい♪ベジータ様」パシ

ベジータ「…な…なんだ?これは…」

唯「カスタネットだよ♪」 

澪&梓「(恥かかせる気満々だー!)」ガビーン


ベジータ「これが…カスタネット…」カチカチ

唯「そうだよ!叩いてみて!」ドキドキ

ベジータ「……」

澪「(…さすがにやらないだろう)」

ベジータ「…はっ!はっ!はっ!」カッチャカッチャ

澪「…」

唯「…駄目だねベジータ様…」

ベジータ「なっ…なんだとぉぉ!?」くるっ

唯「カスタネットはウンタンのリズムが大切なんだよ?」

ベジータ「ウンタン…」

唯「よしっ!ここは師匠の私が直々…」ドキドキ

律「誰が師匠だ誰が」

紬「(なんだか楽しそうです♪)」




―――そして

ベジータ「ぅん…たん」カッチャカッチャ…

唯「もっと大きい声で!うん♪たん♪うん♪たん♪」フリフリ♪

律「…ぷぷ」プルプル

ベジータ「うん…たん…♪うん…たん…♪」カッチャ…カッチャ…

梓「…くすくす」プルプル

唯「膝を使ってベジータ様!うんたん♪うんたん♪」フリフリ♪

ベジータ「くっ…」フリフリ

紬「…くすす」プルプル

澪「…くくく」プルプル

ベジータ「……」

ベジータ「わらうなっ!命がおしかったらわらうな!!」


律「だって…シュール過ぎて…」

澪「…くく」プルプル

ベジータ「まだ笑うか!!」ギロッ

澪「ひっ」ビク

唯「駄目だよ~リズム切らしちゃ。リズミカルにやらないと☆」

ベジータ「……」

唯「ベジータ様?」

ベジータ「ふ、ふざけやがって!俺は出ない!出ないからな!!」

唯「えぇー…そんなぁ」

梓「ちょっと見てみたかったのに…」クスクス

ベジータ「ちっ!…おい貴様ら!早く練習を始めないか!!」

律「なんでベジータが仕切ってんだよ…」

律「まぁいいや、早くやろうぜ」

唯「うんたん♪」カチャカチャ


澪「もういいよ唯…」

ベジータ「(…危うく恥をかくところだったぜ…)」




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