――楽器屋にて

律「空飛ぶ人間なんていたんだな」

紬「私リアクションに困っちゃった♪」

梓「嫌に落ち着いてますけどね…」

律「しかしそのベジータのせいで出費が…」

澪「まぁまぁ。ベジータ先生も悪気があったわけじゃないんだし」

澪「それに嫌な先生ではないみたいだからな」

律「ほほぅ…まさか澪……ベジータのこと…!」ニヤニヤ

澪「なっ…!馬鹿!何言ってんだ律!///」

紬「澪ちゃんには愛すべき人がいますからそれはないですよ♪」ニコッ

澪「そうそう…ってええぇ!?何言ってんだムギまで!」ガビーン

梓「……」

唯「澪ちゃん」

澪「ん…なんだ唯」

唯「本当に…本当に違う?ベジータ様好きじゃない?」ガシッ

澪「ゆ、唯…お前…」汗

紬「はぁ…」ウットリ

梓「…(澪先輩も唯先輩も本当に不潔!嫌になっちゃう!)」プンスカ


紬「あ…あれ?…ベジータ先生?」

4人「へ?」



ベジータ「だからステッキと言っているだろうが!!」

店員「そう申されましても…(何なんだよステッキって…)」オドオド

ベジータ「貴様この店の店員のくせにドラムステッキも知らないのか!!」

店員「…ドラムステッキ?」

店員「(まさか…ドラムスティックのことか?いや…まさか……でも…)」

ベジータ「店長を出せ!貴様じゃ話にならん!!」イライラ

店員「あの―…もしかしてドラムスティックのことですか…?」

ベジータ「あっ!」ポッ

店員「な…なーんて!そんな訳ないですよね!」ハハハ…

ベジータ「…そ、それだ//」

店員「」


店員「…じゃあこちらになりますね」

ベジータ「…」

店員「…」

ベジータ「…すまない」

店員「い、いえ…」

店員「じゃあ私はこれで…ごゆっくりどうぞ…」ソソクサ

ベジータ「…ふん」



澪「なんか色々面白かったけど…」

唯「もしかしたら壊れたりっちゃんのドラムスティックを買いに来たんじゃない?」

律「ベジータ…」

梓「壊したんだから当たり前じゃないですか?」

唯「ううん!音楽全然知らないのに、わざわざ楽器屋まで来る先生なんていないよ!そうだよねりっちゃん!?」キラキラ

律「お、おう」

澪「たしかに…」

梓「…」

紬「声かけましょうか?」 

唯「行こう行こう!」

律「いや。今日はもう帰ろうぜ」

唯「ふぇ?」

澪「律…」

律「なんか腹減っちゃった!モスに行かない!?」くるっ

紬「わぁ」パアァ

唯「いいの?声かけなくて」

律「どうせ慌てふためくだろ?かわいそうだからな、そっとしとこう」

澪「そうだな…」ニコッ

梓「(つまらない…)」




――次の日あたり

律「あははは!」

唯「どうしたの?」

律「見ろよ唯!このドラムスティック!」

唯「ベジータ様が買ってた新しいやつだね!」

律「そうそう!そこに置いてあったんだけどさ…」

律「このドラムスティック…僅かに傷があるんだよ」

唯「…!まさか…」

律「あの後こっそり家で練習してたりなー!」

唯「わ~お!…想像したら…なんか…」

律「意外過ぎて可愛いよな!あはは!」

紬「皆さ~ん。お茶用意しましたよ~」ニコッ

律「お!ホントか!」

唯「わぁ~い!ムギちゃん大好き!!」バッ


梓「…」ポローン♪

紬「…梓ちゃんもどう?」ニコッ 

梓「わ、私はいらないです!」ペーン♪

律「じゃぁ梓の分貰おー!」バッ

梓「あ…!」

律「ん?」ニヤニヤ

梓「いえ…なんでも」サッ


唯「可愛い…」

唯「あずにゃん可愛ーい!」ダキッ

梓「ひっ…!」ゾクゾク


わああいやだああきゃあありっちゃんきてぇああだめぇ…ワイワイ


紬「」ハァハァ

ベジータ「…」ガチャ

紬「あ、ベジータ先生♪(いけないいけない…)」


紬「紅茶いかがですか?」ニコッ

ベジータ「…貰っておこう」 

紬「どうぞ♪」サッ

ベジータ「」ずず…

紬「」ニコニコ

ベジータ「ふん…貴様くらいだな…この中でまともに喋れるヤツは…」

紬「皆ベジータ先生のこと好きですよ♪」ニコッ

ベジータ「いらんことを…」チッ


唯「ハア…ハア…あずにゃん…私先輩だよね?」ヒリヒリ  

梓「ごめんなさい…つい。いきなりきたから…」オロオロ

唯「…」

唯「いいよ☆許したげる!」ダキッ

梓「ひいぃ!」

唯「逃げるな~!」

梓「やめて下さい!(楽しいなぁ…)」


律「あ…ベジータだ」

梓「…!」

唯「うそ!?」ガバッ


唯「いつ来たんですかベジータ様~」トコトコ

梓「あ…」

唯「…それで昨日楽器屋行ったらベジータ様に似た人がいて~」ニコニコ

ベジータ「な…!違う!人違いだ!!」

紬「唯ちゃんあまりいじめないでね♪」クスッ

梓「………」

唯「そうだベジータ様!今度英語教えて下さい☆」

ベジータ「ふ、ふざけるな!俺様は一年担当だ!貴様のことは知らん!!」

唯「いいじゃないですか~ブー」ジリジリ

ベジータ「ち、近寄るな!」ドキドキ

梓「………」

紬「(これはこれで…いい)」ポッ


澪「お、みんないるな」ガチャ

梓「あ、澪先輩」

律「遅いぞ澪~ウンコか~?」

澪「なっ!//」

澪「何でお前はそういう…は、はしたないことを平気でいうんだ…!///」カアァ 

律「あ、違うの?」

澪「当たり前だ!」

律「まぁまぁ…。じゃみんな揃ったし、やろうか!」

唯「うぃ」

梓「やっと…」




―――二時間後

澪「ふぅ」

律「あ~~終わった~」ダラッ

唯「疲れたね~」ダラッ

梓「ちょっとだらしないですよ2人とも!」

澪「まぁまぁ。馬鹿はほっといて早く帰ろう」

律「あっ!待てよ澪!」

唯「あれ!?ピックがない!どこ!?」アワアワ

澪「(単純…)」


澪「先行ってるぞ~」

律「うわ~ん。鬼澪だ~」 

ベジータ「おい!!」

澪「は、はい!」シャキッ

梓「(裏返った…)」

ベジータ「貴様…携帯を忘れてるぞ」

澪「へ?…あ、ああ!」

澪「あの、ありがとうございます!」

唯「ベジータ様優しいね~」

ベジータ「ふんっ」

律「よし!じゃ、帰るか!ベジータ、鍵よろしくな!」

ベジータ「ふんっ」


ベジータ「人使いの荒いガキめ…俺様にあんな口聞いて…」ブツブツ

ガラガラ…


ベジータ「だ、誰だ!!」ポッ

梓「……」

ベジータ「…!」

ベジータ「何のようだ…」 

梓「あの…唯先輩とあまり関わらないで下さい…」

ベジータ「なんだと?意味が分からんぞっ!!」


梓「あなたと関わってると唯先輩がおかしくなるんです!!あまり関わらないで下さい!」


梓「それと…何で楽器できないのに軽音楽部にいるんですか?唯先輩が目的なんですか!?それとも澪先輩ですか!?」

ベジータ「なっ…違う!!俺様は頼まれて…!」アセアセ

梓「とりあえず!あまり鼻の下のばさないで下さい…見てて嫌です」

ベジータ「…っ!!!///」

梓「」ガララッ…ピシャ!

ベジータ「…」

ベジータ「く…くそったれええぇぇ…!!」パリイィィーン


ベジータは悔しさやら何やらで二枚目の窓ガラスを割って飛び出した! 頑張れベジータ!負けるなベジータ!




3