―――夕方

唯「澪ぢゃん凄いうまがっだね~」てくてく

澪「ま…まぁな//」

律「特訓の成果だな!」

唯「特訓って?」

澪「な、何でもないよ!」ドキドキ

紬「まぁでも…あと三日もあれば大丈夫ですね」ニコ

律「そうだな~。…あと三日か…」てくてく

澪「……!」ピク

澪「…(あれは…清彦さん…?)」

唯「やっぱり私のギターのおかげだよ!」ブイッ

澪「(じょ…女性と一緒に歩いてる…?嘘…)」

律「なにおぅ!私のリズミカルなドラムあってこそだろ!」

澪「(いや…勘違いってことも…。でも…もしかしたら…)」

紬「私のメロディアスなキーボードも忘れないでくださいね」くすっ

律「…ふふ…そしてデンシャラスクイーン澪しゃんの…」

澪「……」ジー

律「お…おい。どうした澪?」

澪「ちょ…ちょっと先帰ってて!」ダッ

律「え…?お、おい澪!」 

紬「……(…澪ちゃん)」

唯「ふぇ?どうじだのりっちゃん」

澪「(嘘だ…清彦さんに限って…。何かの間違いだよ絶対…)」タッタッタ


澪「いた…!」ドキドキ  

澪が見たもの…それは楽しそうに歩いているピヨ彦とサヤカだった


ピヨ「それでさー…ウチの親父がさ…」

サヤカ「あはは!おじさんらしいですね」


澪「……(あんな楽しそうに…)」


ピヨ「そしたらジャガーさんまで言うんだよ?もう有り得ないって本当に…」


澪「…(私と会話してて楽しかったかなぁ…)」


サヤカ「本当にピヨ彦さんのこと好きなんですね!」ニコ


澪「(あの女の人、可愛いなぁ…)」ガーン

澪「(で…でも、もしかしたらただの友人ってことも……)」

澪「(…少しだけ尾行しよう…)」ドキドキ


サヤカ「やっぱりあの笛ットフォンはいいですよね!」

ピヨ「え!?あんなのがいいの?」

サヤカ「はい!」

ピヨ「そ、そうなんだ…(本当に珍笛好きなんだな~サヤカちゃんは…)」

サヤカ「あ、そうだ!」

サヤカ「店寄っていってもいいですか?」ニコ

ピヨ「え?あ…うんいいよ(本当は親父に会いたくないんだけどな…)」汗 

サヤカ「やったぁ!ありがとうございます!!」

ピヨ「はは…(……ハマーさんにだけは絶対会わないように)」


澪「(…これから何処に行くんだろ)」コソコソ


ピヨ彦とサヤカは笛職人の親父が経営しているピヨひこ堂にきた




ピヨ「(良かったフナムシはいないみたいだ…)」


サヤカ「あっ!ワゴンセールやってますよ!早く入りましょーよ!」

ピヨ「う…うん(でも気配がするなぁ)」


澪「(ぴ…ピヨひこ堂…? 嘘…まさか……)」

ビューティ田村「……」

澪「(清彦さんの家に入ったってことは…)」

ビューティ田村「……(新手かしら)」

澪「(もしかしてあんなことや…こんなことを…)」ドキドキ


ビューティ田村「…おい」ヌッ 

澪「(いや…でも決めつけちゃダメ。もしかしたら…)」

ビューティ田村「ねぇ…アナタ…アナタってば!」ゴゴゴ

澪「え?」くるっ

ビューティ田村「アナタもしかして…」

澪「ヒイイィィィ!!」ガタガタ

ビューティ田村「…アナタ…ピヨ彦君の何?」ゆらっ

澪「えっ…わ…私は……ハッ!」

澪「わ、わわ私ストーカーなんかじゃないです!!」ドキドキ

ビューティ田村「いや…聞いてないわよそんなこと。…アナタ…ピヨ彦君のこと好きなの?」

澪「へ?」

澪「え…いや…私は別に…」モジモジ

ビューティ田村「あのねぇ…言っておくけど…ピヨ彦君はもう彼女いるの(私だけど)」フシュゥ…

澪「え…?」

ビューティ田村「ピヨ彦君も好きだっていってるし(私のこと)デートだって何回もしてるわ(無理矢理だけど)」

澪「…そんな…」

ビューティ田村「アナタのそういう行為(ストーカー)、ピヨ彦君にとって迷惑じゃなくて?」ゆら…

澪「……(やっぱり……やっぱりあの人彼女だったんだ…)」しくしく

ビューティ田村「全く…」フゥッ

澪「(彼女いるのに…どうしてデートしてくれたんですか?)」

澪「(こんなの…酷すぎるよぉ…)」ぐすん


ビューティ田村「早くお家に帰った方がいいわよ…。もう暗いから…」

澪「そう…します」コクン

澪「」トボトボ…


ビューティ田村「(やりすぎたかしら…)」

ビューティ田村「(いいえ、芽は早めに潰しとかないとね)」 ニタリ



ジャガー「~フガフガ~♪フナムシ~♪」てくてく

澪「…」トボトボ

ジャガー「フナム……(お?)」ピタ


澪「……清彦さん」ボソッ 

ジャガー「!!」

ジャガー「(ふぅむ…)」

澪「…」トボトボ

ジャガー「…」


ジャガー「訳アリだな…」 

ジャガー「…どう思うハメ次郎?」くるっ

 ガサガサ

ハメ次郎「若いってのはいいですなぁ…」

ジャガー「ハハハ…我々も負けてられませんな」




―――次の日の放課後くらい


唯「えぇっ!澪ぢゃんまだ来てないって!?」

律「う…うん。何度もメールしてるのにおかしいなぁ…」

紬「ボーカルがいなきゃ練習は…」

律「そうなんだよ。澪のやつどうしちゃったんだぁ!」あせあせ

唯「私からもメール送ってみるよ!」

ハマー「………(…澪ちゃんが来てない?)」



『SOMEBODY TO LOVE~♪』

澪「(…またメール…)」モゾッ

澪「(…どうしよう、やっぱり行かなきゃ…)」

澪「(でも…行く気になれない)」

澪「…ごめんねみんな…」ボソッ



律「返事がこない…」

唯「むぅ……」

紬「もし明日もこなかったら…」

律「練習する時間がない…」 

唯「そんな…せっかく頑張ったのに…」

律「澪が無断で学校休むってことはきっと何かあるに違いない!」

紬「……」

さわこ「みんなで澪ちゃんの家に行ってみたらどう?」

律「う~ん。そ…そうだな…無理矢理でも」


紬「ちょっと待って!!」


紬「もしかしたら明日来るかも知れない…」

紬「もう1日だけ…待ってみましょう」

律「もう1日ってムギ…!」

紬「もう1日だけ! もう1日だけ澪ちゃんを……信じてみませんか?」


律「…」

唯「…」

さわこ「…」

ハマー「…」


律「わ…わかった。ムギがそこまで言うんなら(ムギがこんな強気になったの初めて見た…)」ドキドキ

唯「澪ちゃんを信じてみるよ!」

さわこ「私も!衣装作り頑張るわ!」

ハマー「拙者も!えーと…副顧問頑張るでござる!」

紬「」ニコ

紬「フナムシ先生…」

ハマー「!!な、何でしょう紬殿!」ドキーン

紬「ごにょごにょ」ヒソヒソ


ハマー「……!」

ハマー「(息が…耳に…!)」ゾクゾク

ハマー「……」

ハマー「…すみませんもう一度お願いします」



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