~放課後、部室にて~

澪「さて、新たな部員も増えたことだし、気合入れて練習するか!」

律&唯「お~!!」

スネーク「・・・」

紬「イロコィさん?どうかしました?」

スネーク「いや、今更言うのもなんなんだが・・・楽器を使った実戦経験がないんだ」

紬「えっ?」

スネーク「すまない・・・入部するときに言うべきだった」

唯「大丈夫だよ~!私も入部したときカスタネットしかできなかったし。
  そうだ!よかったら一緒にギターやらない?」

スネーク「ギターか・・・悪くないな!」




~3週間後~

大佐「スネーク応答するんだ!スネーク!!」

大佐「一体、どうしたというんだ・・・3日前から連絡が途絶えてしまった」

大佐「まさか、正体がバレて捕虜になったのか・・・!?」




~3日後~

雷電「こちら雷電。聞こえるか大佐?」

大佐「聞こえているぞ雷電」

雷電「軽音部に潜入した。これよりミッションを開始する」


大佐「雷電、君の任務を確認するぞ。
   君に与えられた任務はその学校の軽音部に隠されていると予想される
   新型メタルギアの設計図の調査、及び奪取もしくは抹消、
   そして行方不明になったスネークの捜索である」

雷電「了解だ。まずは身を隠して偵察を行う」

大佐「気をつけろ。その室内はさほど広くない上に隠れる場所がない」

雷電「隠れる場所が無い・・・?」

大佐「そうだ。スネークもオクトカムという最新のスニーキングスーツを
   使用していたがあっという間に・・・」

雷電「大佐、ここにロッカーがあるからこの中で身を潜めればいいのでは?」

大佐「・・・」

雷電「・・・」



大佐「その発想はなかった」




~放課後、部室にて~

雷電(現在、部室にいる敵兵は3人。情報によると律、澪、紬という名前らしいが・・・)


ガチャッ

唯「おまたせ~!」

律「遅いぞ唯ー!」

紬「あれ?恋ちゃんは一緒じゃないの」

唯「う~んと、多分もうすぐ来ると思うよ~!」


雷電(恋・・・?情報には無い名前だ)


澪「そういえば誰があだ名付けたんだっけ?イロコィの『コィ』の字をとって恋ちゃんって」


雷電(!?)


唯「う~ん・・・誰だっけぇ?忘れちゃったなぁw」

律「何言ってるんだよ。唯が付けたんじゃないかw」


雷電(イロコィ・・・その名前は確かスネークが!)」




ガチャ

スネーク改め『恋』「ま た せ た な !」




律「遅いぞ恋ー!」

恋(スネーク)「すまない。教室の清掃任務を終えてから来たので遅れてしまった」

唯「あ、そうだったの?言えば手伝ってあげたのに~」


雷電(ス、スネーク!?無事だったのか。しかし、それならばなぜ連絡を・・・?)


唯「でも恋ちゃんもあっという間にギター上手くなったよねぇ」

紬「こんなに早く上達すると思わなかったわ」

律「最初は変な人だと思ったけどねwいや、今でも変な人だけど」

恋(スネーク)「まだ周囲に溶け込んでないか・・・努力はしているんだが」

唯「う~んと、とりあえずお弁当やおやつに蛇を食べるの止めたのは大きな進歩だよねぇw」

澪「うー!私は何も見てない私は何も見てない私は何も・・・」


雷電(・・・・・)


律「まぁとにかくお茶にしますかwその後練習ってことで」

唯&澪&紬&恋「さんせーい!」




~3時間後~

澪「もうこんな時間か。今日の練習はここまでにするか」

律「あー、疲れた!んでもってお腹すいた!!」

紬「じゃあ学校の近く喫茶店でアイス食べて帰ろうか」

唯「アイスやったー!恋ちゃんも一緒に行くよね?」

恋(スネーク)「あぁ、だが少し用事が残っているんだ。後から向かうから先に行っててくれ」

唯「そう?じゃあ皆で先に行って待ってるねー」

恋(スネーク)「あぁ、すぐに行く」

バタン



スネーク「・・・・・・・・いるんだろ?雷電。」

雷電(!!!!)



スネーク「久しぶりだな、雷電」

雷電「スネーク・・・無事だったんだな」

スネーク「あぁ」

雷電「だったらどうして!?なぜ連絡を絶ったんだ!!」

スネーク「・・・」

雷電「答えろスネーク!!」

スネーク「雷電、ここにはメタルギアの設計図も情報も一切存在しなかった。それは本当だ」

雷電「答えになってない!!俺はなぜ連絡を絶ったと聞いているんだ!!!!」

スネーク「・・・」

雷電「・・・」

スネーク「雷電、俺達は幼い頃から、いや生まれた時から兵士として
     戦うことをひたすら叩き込まれた。ただひたすらに、それ以外のことを知らずに」

雷電「・・・」

スネーク「俺も兵士としてしか生きられないと思っていた。だが違った。俺はここで戦い以外の
     生き方を見つけることができたんだ」

雷電「・・・」






スネーク「俺は・・・俺は女子高生として生きたい」



雷電「ほ、本気で言ってるのかスネーク?」

スネーク「もちろん本気だ。俺はここで、軽音部でギターを弾ける
     女子高生として生きていきたいんだ」

雷電「・・・・・・」



ガチャッ

スネーク「!!」

雷電「!!」

ダダダッ!!

ガッシャアアアアアアアアン!!!!


唯「ど、どうしたの!?今物凄い音が・・・ってまた窓割れてるー!?」

恋(スネーク)「あ、あぁ・・・よく見えなかったが何かが窓から飛び降りたみたいだ
         ・・・唯はどうして戻ってきたんだ?」

唯「あ、ちょっと忘れ物しちゃって・・・それよりもまた窓ガラス割れちゃうなんて・・・
  こういうのってポルターガイストっていうのかなぁ?私のときにもダンボールがね・・・」

恋(スネーク)(雷電・・・・・)





雷電「こちら雷電、聞こえるか大佐」

大佐「こちらキャンベル。聞こえてるぞ雷電」

雷電「スネークの件だが、奴はこの学校から離れたようだ」

大佐「馬鹿な!?任務を放棄して逃亡したというのか!!」

雷電「あぁ、そうだ」

大佐「・・・雷電、スネークは本当にいなくなったのか?」

雷電「あぁ、あそこにいたのは」




雷電「ただのギターを弾ける女子高生だったよ」



                                    お わ り





すんません。もうちょっと話し伸ばそうとしたけど眠くなってきたのと酒の力が弱まって正気に戻って
きたのでこの辺で終了させてもらいました。あずにゃん出るまでは頑張りたかったんだけどねw

ちなみにこのネタは画面分割してけいおん観ながらMGS3プレイしてたら思いついたネタでした
酒?もちろんガンガンに飲んでましたとも!!
最初はソリッド・スネークをベースで行こうと思ったけどグダグダになってしまいました
まぁ内容自体お粗末だったけど暇つぶしになったらさいわいですわw




最終更新:2011年07月05日 20:33