3人から少し離れた場所に身を隠す澪。

澪(みんな…異形の力を持っていたんだな

  私だけじゃ…なかったんだ!

  でも、あいつに勝てるのは

  私だけみたいだ

  さっきは気絶しちゃったけど…

  今なら!

  なぜなら私はこのときのために!)

澪「この星に…きたのだから!」

澪はウルトラアイを装着し、

光の巨人へと姿を変えた。



怪人「踏みつぶしてやるぅお!」

ずしんずしんと地響きをたて、

律たちを追いつめるこうもり男。

澪を探しキョロキョロしていた唯は、

石につまづき転んでしまった。

唯「いたっ」

「しねぇ!!」

律「クッ、唯!!」

紬「助けましょう!!」

間一髪、唯が踏みつぶされる前に

怪獣の足を支えることができた。

律「クソっ、3人がかりでも長くはもたねえぜ!」


そのときである。

突如現れたウルトラマンが

こうもり男にドロップキックを炸裂させた。


律「な、なんだあれ!?」

紬「私たちを…」

唯「助けてくれたの!?」


「デュワァッ!」

「貴様も邪魔をするかぁ!」

激しい巨人と巨人のぶつかりあい。

がっぷり4つに組み合い、

上手をとろうとする両者、一歩も譲らず。

そのときである。

むにゅっ

ウルトラマンの胸が

こうもり男の胸板に押しつぶされて歪んだ

「なんだぁ?おまえ、女か。ウルトラウーマンってか」

「デュ、デュ、デュワァッ!?」

怪獣「わっはっは、こりゃいいぜェ」

嫌がる澪を意に介さずこうもり男は執拗に胸をもみしだく。

澪「ヘヤッシュワッ!デュワァ!!(バカ、やめろ!変態!)」


紬「なんか…セクハラされてるみたい」

律「クソッ、女の敵め!」

唯「助けてあげようよ!」

律「ああ、だが、どうやって…」



~その頃、お台場~

偶然遊びにきていた梓は

怪獣出現のニュースを見て

怪獣が暴れているのが自分の通う高校のそばだと知り

恐怖と焦りを募らせていた。

梓「どどど、どうしよう。先輩たち大丈夫かなあ…」

梓「そうだ! もしかしたら、あれで…」

警備員「こ、こらーっ、やめなさーーい!

    それは子供のおもちゃじゃないんだー!!」

梓「やっぱり…! こいつ、動くぞ!!」

お台場の新たな守り神が

いま、ひとりの少女の手によって

覚醒しようとしていた。



怪人「さぁてそろそろお楽しみの時間といくか!

   ガブリ!」

澪「デュワァーーーッ!!」

こうもり男は澪の首に牙を突き立てると、

チュウチュウと音をたてその体液を貪った。

唯「そうだ、これ…!」

唯はポシェットから1枚のカードを取り出す。

紬「それはなに?」

唯「通りすがりの人がくれたの!

  いつか必要になるからって…」

律「わかった、あたしに使わせてくれ!」

アタックナイト J!

カードが輝き、律のボディに吸い込まれた。

律「うおおおおお、待ってろぉ!」

そしてお台場から梓も駆け付けた。

梓「…間に合った!けど、なんかいっぱいいる!」

律「その声…梓か!?」

梓「律先輩?!そのかっこうはなんですか!?」

律「あとで説明する!あの巨人を助けるよ!」

怪人「げぇ!また増えてる!!」



その光景を遠くから眺める高校生が1人。

リュウセイ「ウルトラマンに仮面ライダー、

      そしてガンダム! さ、最高の一日だあ!!」



ピコーンピコーンピコーン

カラータイマーが明滅を繰り返す。

澪(ま、まずい! もうすぐ活動限界だ!)

こうもり男は弱った澪を盾にじりじりと距離をつめると

怪人「邪ッ!」

澪トラマンを律に向かって投げ、律の動きを封じ

ガンダムに鋭い爪で襲い掛かる!

ギャリッ!

怪人「どうだッ!」

梓「まだだ!たかがメインカメラをやられただけだッ!」


怪人「まずは白いの!いただく!!」

こうもり男が牙をつきたてようと梓にせまる!

しかし!

澪「デュワッ!(いまだ!!)」

澪が最後の力を振り絞り放ったアイスラッガーが

こうもり男の腕をすっ飛ばした。

梓「なんとぉーーー!!」

その隙を見逃さず放たれたガンダムのビームライフルが、

もう片方の翼を打ち抜く!

怪人「ギャァース!」

律「よし、とどめだッッッ!!」


律は素早く距離をつめると、

仰向けに倒れたこうもり男の首に手を回し

腕を喉に押し当てて潰すようにして絞めあげる!

これぞ必殺!!

唯「でた! 律ちゃんのフロントネックロック!!」

紬「通称、ギロチンチョーーーーークッッッ!!」

紬「渾身の力で締め上げるりっちゃん!

  こうもり男、歯を食いしばって耐える、耐えています!」


唯「ギブアップか、ギブアップなのかー!?」

怪人「ノー!ノー!!」

律「耐えるねェ…だけどね、

  あたしは絶対に負けるわけにはいかないん…だよおおッ!」

澪「! デュワッ!(で、でやがったー!)」

梓「なにあれ…」

唯「りっちゃんの背中…」

紬「鬼が…哭いてるッ!!!」


ボキィッ!

鈍い音が、周辺に鳴り響いた…。

唯「完全決着、だねっ!」

律は元のサイズに戻った。

澪は、こうもり男が再生するといけないので

怪獣墓場に運んでから、何気ない顔で合流。

梓はお台場にガンダムを返しに戻った。

彼女たちは自分の手で、平和を勝ち取ったのだ。



そんな様子を遠巻きに眺めていたものたちがいた。

もやし「最後締め技かよ。ライダーキック使えよ」

空気「おれたちに言われたくは無いと思うぞ」

夏海「それよりつかさ君、次の世界にいきましょう」

鳴滝「くっ、この世界もまたディケイドによって破壊されたか。

   しかし、あの怪人は一体…」

異邦人は謎を残し、去っていった。

しかし、この世界の平和は守られるだろう。

けいおん部がいるかぎり!!


けいおん部 対 こうもり男編

完!

しかし!

戦いは続く