―――――

今度は電話が鳴った

ぷるるるるるる ぷるるるるるるる

「もしもし、秋山ですけど・・唯いる?」

「あ、それが・・信じられないことなんですけど・・」

私は事を話した

「それはそれは・・」

「ホント、びっくりしました」

「はははっ 憂ちゃんはまだセミが嫌いなのか?」

「・・どうでしょうね まだわかんないです・・。って あれ?」

なんで

「いつか 好きになると思うよ」

そんなことを知って・・

ぶっ ぷーぷーぷー

電話が切れた




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まるで夢の中にいるようだ

私はひたすら 穏やかな町中を走り回った

が 誰もいない 

この町には 

私と あのセミさんしかいないのだ

みーんみんみん みーんみんみん

携帯の着信音が鳴った

「もしもし、憂ちゃん?」

「澪さん・・」

「あのね、

「何か知ってるんですか?私、まだよくわからないんですけど」

「これはやっぱり 前世の記憶が蘇ったんだよ」


「憂ちゃんの前世はアブラゼミで、その時のセミの記憶や意識がフラッシュバックしてるんだ」

「そうなんですか?にわかに信じがたいですけど・・経緯もよくわからないし・・・」

「憂ちゃん、君はもう死んじゃったんだ」

「・・・・」

「だから、憂ちゃんは今魂の状態・・幽霊なんだ」

あれ?何時の間に?

「その状態は不安定だから、輪廻の渦がずれちゃう時があるんだ」

「じゃあ・・私はいつまで・・?」

「明日には戻ってるよ」

「え」

「明日には全部戻ってるよ。また来世に行くだろうし」

なんだ私死んでたんだ あーぁくだらないくだらない

もう家に帰って寝よう

セミちゃんバイバイまた明日

私は自室の電気を消して目を閉じた




―――――――

ネャキ銧・・

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、ラ、・・・・・・・。、ラ、・・・・・・・


「もしもし、中野ですけど 憂?」

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サ荀ママテ、キ、ソ

「そうなんだ、愉しんでる?」

。ヨウレ、キ、、、ヌ、ケ、ヘ。ラ

「憂ってまだセミ嫌いだっけ?」

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、ハ、ヌ

「ま、ようやくってところだね」

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ナナマテ、ャタレ、・ソ




―――――――
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サ荀ネ・サ・゚、キ、ォ、、、ハ、、

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「もしもし、憂?」

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「憂さ、もうセミになってるんだよ」

「自分がセミになっちゃったもんだから、いろんなものもセミに見えちゃうんだね」

「セミ好きの境地だよ、それ」

「もう寝なよ。どうせすぐ死んじゃうけど」

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―――――――

八月二日

耳無し法一も鼓膜破って耳鼻科の待合室で念仏唱えちゃうくらい喧しい騒音の正体は

言うまでもなくセミの鳴き声で 目覚まし時計いらずで目が覚めてしまった

陸ガメが二回生涯を終える程の 長い長い夢を見ていた気がする

汗びっしょりだ

部屋を出ると お姉ちゃんが「ふんすっ」をやっていた

お姉ちゃんが私より・・早起き・・・・!?

「どうしたの?」

「だって憂 いつもセミが五月蠅いからって 退治しに行っちゃうじゃん」

「えっと・・」

「今日という今日はさせないよ!セミさんも生きてるんだよ!」

「その為に早寝早起きしたんだね・・」

そうは言ってもあの翅から足から鳴き声から 全部好きになれな・・・



あれ?

「憂ー?」

「え?うぅん!セミさんも可愛いよね!」

「ねー!」

肉親と恩人と親友と恋人の仇よりも数十倍憎くて憎くて仕方が無かったあのアブラゼミが

今では不思議とアイラブユー

大好きなお姉ちゃんの顔が アブラゼミだった時点で

私は何かに気付くべきだったのかもしれない

愛せというなら愛して見せよう 姉が愛せば愛して見せよう


因みにお姉ちゃんは昨夜 私がセミを嫌いにならない様 

沢山沢山お祈りをしたそうで

滅茶苦茶だけども     まぁ 真夏の夜の神秘ってことで・・・


セミセミ大好き超愛してる

Love Love Love You I Love You

でも朝はちょっと五月蠅い かな                     終わり