紬「唯ちゃんに敬語を使うのは
本能じゃないかしら」
澪「本能?」
紬「ほら、唯ちゃんは存在そのものが性的で
ありがたいエロ生き物だから…」
律「今だって黒タイツ越しに見える足裏が
妙にセクシーだしな」
唯「ふぇ!?りっちゃん、どこ見てるの?」カァッ
澪「むむ…なるほどー。
ちょっと舐めてみていいか?」ペロリ
唯「ひにゃっ!?」ゾゾッ
律「アタシも念のため、舐めておこうかな」ペロペロリ
紬「私、一度お友達の足裏を舐めしゃぼることが夢だったのー」ペロペロシャブリ
唯「やめてよ!憂みたいな事しないでよ~!」ジタパタ
澪「しかしエロ生き物という点なら
私もなかなかだろ?」
「胸はおっきいし、見てのとおり美少女さ」
紬「Oh、ビッチ!!」ペッ
律「自分で言う時点でマイナスなんだな~コレが」ハチャ~
紬「唯ちゃんは自分がエロ生き物だという
意識なく抱きついてくるからタマらないの~♪」グ゙ヘヘ
唯「やめてよぉ、そのエロ生き物ってなんかヤダよぉ」フェェ…
紬「ほら、こういう自分に関する
エロトークが苦手なところがまた…」ゾクゾク
律「やべ、勃ってきた」ムクムク
澪「何がだよ」
律「つまり梓に何かしら尊敬される
先輩になるって事だなー」
紬「当たり前と言えば当たり前の事だけど」
澪「尊敬って…」
「容姿端麗 成績優秀 ベースも上手くて
常識人で高校生にしてファンクラブまで
存在する私がこれ以上どうやって
尊敬されろっていうんだ!!」
律「」イラッ
紬「じゃあ私たちそろそろ帰るわね」ペッ
唯「あばよ涙よろしく勇気」バタン
澪「くぅっ、私いったいどうしたら…」ウゥッ
─翌朝 登校中─
澪「ふぁ~ぁ…」
律「なんだ澪、眠たそーだな」
澪「う~ん、昨日徹夜で色々考えてたんだ」
どうやったら梓は再び私に敬語を
使ってくれるようになるんだろうか、と…」
律「前歯ヘシ折って
歯茎にコンパス突き刺せば一発だろ~」
澪「私はそんなキャラじゃないんだよ!」
梓「」トコトコ
律「おっ、あそこをゆくのは梓じゃないか」
澪「!!」
律「おーい、梓~!!」
梓「」チラッ
澪「…」ドキドキ
梓「どうもです、おはようございます」ペコリ
澪「(あっ、元に戻ってる?)」
梓「律センパイは今日も朝から元気ですね」
律「そうでもないよ、一限目から数学でさー」
梓「数学、苦手なんですか?」
律「まぁ理科も社会も国語も英語も苦手なんだけどさ」
梓「じゃあ何が得意なんですか!」
律「お弁当!!」キャッキャ
梓「それ、授業じゃありませんよ!!」ウフフ
澪「(なんだ、いつもの梓じゃないか)」ホッ
「あ、梓は好きな授業ってあるのか?」
梓「アパァ?」
澪「!!」
「アパァ?ってなんだよ!!
もはや意味が分からないよ!!」
梓「落ち着け秋山」
「そんなザマじゃ
ライアーゲームで生き残れないぞ」
澪「その秋山さんでもないよ!!」
律「まぁまぁ澪」
「何か策があるんだろ?」
澪「あっ、そうだった!!」ピコーン
澪「わ、私にはコレがあるんだった!!」ゴソゴソ
「ほら梓、うまい棒だよ~!!」ジャジャーン!!
梓「」グシャッ ボロボロ
律「無表情で握りつぶした」
澪「謝れ!!原料であるトウモロコシ農家と
私に謝れ!!」ウワァァァァァン
梓「ごめんなさい、お百姓さま
悪いのはトウモロコシじゃ
ないんです 悪いのは…」スタスタ
澪「あっ、私に対する謝罪は!?」
「そして悪いのは誰!?」
律「めんたいこ味うめぇ!!」モシャムシャモグムグ
澪「拾い喰いするなよ!!どいつもこいつも死ね!!」キィィィ
─教室─
澪「ふぅ…なかなか手ごわい相手だよ」
「ムギを見習ってお菓子で
懐柔しようと思ったのに」ホフゥ~
律「お前、うまい棒でムギと
同格になるつもりだったのか」
「大したヤツだよ、澪。
お前がナンバーワンだ」
唯「色々、作戦考えてきたんでしょ~?」
「他にどんな事するの?」
澪「う~ん、あとはサラダ味とサラミ味、コーンポタージュ味
テリヤキバーガー味、ぶたキムチ味、マーボー味
レッドロブスター味、マリンビーフ味、なっとう味
たこやき味、タコヤキ味(復刻版)、元祖さすがたこ焼き味 の
ストックがあるんだけど何味なら梓が喜ぶかなぁ 」
律「なにそのうまい棒に寄せる熱い信頼」
「色々な作戦って全部うまい棒関連かよ」
澪「梓は女の子だからカニチャンコ味がいいかもな~」
紬「うまい棒ってなにかしら…
そんなに変幻自在な食べ物なの?」ワクワク
─部室─
澪「ほら、梓。
うまい棒、なんでも食べていいぞ~♪」
梓「練習しろよファッキン秋山」ジャンジャカ
律「そうだぞ澪」ドンドコ
唯「さすがの私も たまにはマジメに練習したいと思うよ」ジャジャ~ン
紬「澪ちゃん、そろそろがんばろう?」ピンポロチンポロ
澪「チクショォォオオオオ!!!!!!」
唯「澪ちゃん澪ちゃん!」
澪「ハァハア…なんだよ唯…」
唯「正攻法でいこうよ!」
澪「えっ」
唯「澪ちゃんのベーステクニックであずにゃんを唸らせるんだよ!!」
澪「ゆ、唯…お前…」ウゥッ
「久しぶりに人間に会った気がする」グスッ
ギュィィンベベベジャジャジャジャーン
澪「(やった…我ながら会心の演奏)」ドキドキ
澪「」チラッ
梓「…」
紬「ちょっと休憩にしよう?」
カチャカチャ コポコポ ジョロロロ
律「いやーやる事やった後のティーテイムってのも悪くないよなー」
唯「ほら、あずにゃんもお茶にしよ?」
梓「はい」
澪「…」ドキドキ
梓「どうしたんです澪センパイ?お茶にしないんですか?」
澪「!!」
澪「うぉーん、梓~!!」ダキッ
梓「わっ、なんなんですかぁ!!澪センパイまで抱きつかないでください~!!」ジタバタ
澪「かわいいよ!お前はかわいい後輩だよ~!!」ナデナデ
梓「ふっ、ふにゃぁ…」クニャン
唯「ふふっ、元に戻ったみたいだね!」
律「やけにあっさりだなー」
紬「みおあず…」ムギュギュウン
紬「紅茶どうぞ♪」トン
唯「ありがとムギちゃん♪」グビブッ
紬「どういたしまして~」ニコニコ
澪「うん、おいしい」ハ~
紬「ふふ♪(澪ちゃん、晴れ晴れとした顔ね)」ニコニコ
唯「りっちゃん、お砂糖とって~♪」
律「ほいよ~」ヒョイ
梓「田井中、コッチにもよこせ」
律「ワァォォオオオオオオアアアアア!?
ブッ殺してやる!!!!!!」ガタァン
最終更新:2011年06月16日 16:47