梓「なんて失態なの……」


――1時限目。

昨日の晩から覚醒していて全然眠れなかった。

だって今日はあの日だよ? マスかかずにはいられないじゃない!

梓(ふっ・・フフフッ…)

梓(この日をどれほど待ちわびたことかぁ・・・)ガタッ

梓(ああ唯センパイ唯センパイ唯センパイ!! 今日は愛しいあなたの誕生日でございます!!!)

\梓/(そんなキリストも鼻糞になるめでたい日にー! わたし中野あずにゃんは大変なぎるてぃーを犯してしまいました!!)

梓「なんで誕生日プレゼントを用意してなあああ゛あ゛あい!!!!」バァン!!

憂「ひゃっ!!?」
純「zzz」

梓「…はっ」


――凍った教室の空気に耐え切れず、保健室で寝ることにした。

ベッドまで冷たい…でも私のハートはいつも DOKI★DOKI !

梓(早く学校終われ終われ! オワっちゃこまるから終われ!!)

梓(プレゼント買わないと! いや作らないと! ああもー早退しよっかなー)

<梓>(ってプレゼントなんにも決めてないじゃああん!!)ゴロゴロ

梓(私の誕生日からどれだけ過ぎたと思ってるのよー! いちゃいちゃしすぎてまったく考えてなかった!!)

梓「どーしよどーしよ!」

梓「はっそうだ!」

梓「よいしょ!」ゼンラ!


梓「わたしをあ・げ・る、ハート♪」ウィンク


梓「いやだめね…合宿の時やったらわたしだけ床下で寝させられたし」

梓「それにありきたりすぎる! マンガじゃないんだからもっと奇抜な方法を!!」

カーテン「ジャアア!!」

梓「…あっ」


――先生公認で早退させてもらったはいいけど

梓「パンツはき忘れたしどうする……」♪~

梓「できれば他の先輩どもと違うものを渡したい……あっ」♪~

梓「ああ!」

梓「なら渡すものがわからないと!!」ベキッ!

ムッタン「    」

梓「そうとわかれば唯センパイの教室へGOーーー!!!」ダダダッ!

ドア「ガチャッ」

さわ「あれ梓ちゃん準備しtゲフォォッ!」

梓「いったーいぶつかったぁ…」

梓「どきやがれ!!」ダダッ

ドア「バタンッ!」

梓「あれしきの障害に屈するもんか!」ダッダッ

ドア「アンノクソガキャアアアアア」

梓「待っててください唯センパイ! 夜にでもアズニャシャルプレゼントをお届けにあがるのにゃん!!」ダッダッ

梓「よしっ教室が見えた!」ダッダッ

梓「ソイヤー!!」ガラッ!

和「!」
澪「!!?」
律「あずさ!?」
紬「くけけけけ」
唯「zzzz」

梓「…あっ授業中でしたか……」

和「そうなんだ、じゃあわたし生徒会連れてくね」ガシッ

梓「瞬間移動!!!? はなせー!」ジタバタッ


――生徒会室の前で和先輩をスタンガンで気絶させたのはいいけど

梓「やっぱり放課後待つしかないのかなー」ゲシゲシッ

梓「でもそれまでコイツ蹴ってろっていうの?」ゲシゲシッ

和「  」

梓「あっ」

梓「そうだ!」ゲシッ

グ和ス「パリィンッ」

梓「憂のプレゼントも調べなきゃいけないし教室戻ろ!」グリグリッ

和顔「■■■」

梓「じゃーね金魚のフン!」ダッ

梓「はははは! しょせん和センパイは唯センパイの飾りでしかないのよ!!」ダッダッ

梓「いや飾りなんて上品じゃない! フケよフケよ!」ダッダッ

梓「はっダメダメダメダメ! 唯センパイのフケだよ?!」ダッダッ

梓「ごほうび以外なんでもない!!」ダッダッ

梓「はああ……帰ってきたわたしの教室…」

放送「キーンコー」梓「ういいい゛い゛い゛い゛!!!!」ドア「バァァァアン!!」

梓「………誰もいない…」

梓「…」チラッ

梓「なんだ今3時限終わったばっかりか」

梓「…」

梓「うっし!」ダッ

梓「憂のバッグにプレゼントが入ってるはず絶対入ってる」ゴソゴソ

梓「あれ、唯先輩のパンツならいっぱい入ってるんだけど」ゴソゴソ

梓「とりあえずパンツは押収するとしてプレゼントがない」

梓「……」

梓「…トイレ行こ」タッタッタッ


――トイレの個室でヒマツブシしてると

梓(おなか空いた……)クチュクチュッ

梓(今何時かな)クチュクチュッ

梓「んッ」ピクッ

梓「ふぅ…」

梓(携帯けいたい)ゴソヌチャッ

AZUフォン「15時29分」

梓「オーイェエエエス!!!」ガタッ

梓「……」ヌルッ

梓「ティッシュでアソコ拭かないと」フキフキ

梓「よしお待たせ!」

梓「唯センパイのパンツ!」

梓「セットイン!」)スチャッ

梓「…」

梓「家の外だし頭にかぶる必要ないね」ズボッ

梓「もったいないけど穿こ」ヨイショッ」

梓「では行ってKOOO!!」ドア「バン!」

純「やっぱり梓か、うるさいよ」

梓「…あ゛」


――純の頭で便器の掃除をしたあと

ドア「ガチャッ」

梓「ゆいせんぱーい!!」ダキッ

唯「ひっ!? 急に抱きつかないでよ!」

梓「ごろにゃーん」ホオスリスリ

唯「ひゃうぅ……」

律「今日は前から抱きあってるよ、仲いいなー」

澪「いまさらすぎる」

唯「いまさらじゃないよぉ…ちょっと前からあずにゃんが壊れたんだよ……」

梓「あずにゃんはあずにゃんですー」ホオ ペロッ

唯「きゃっ!!?」サッ
紬「ひゃひゃひゃひゃひゃ」

梓「こっち向いてくださいよー♪」ペロペロ

唯「ひぃぃ! 今日ははげしすぎないかな!」

律「慣れってこわいな」

\紬/「ひゃあっひゃっひゃっひゃ!」
澪「うん」

律「あ、あと梓だけだぞ」

梓「はにかてふか?」ハムハム

唯「いやぁ…ミミぃ……」プルプル

律「なにってプレゼントだよ」

梓「はっ!」
|ネトォ
唯「うー耳がつめたい…」

梓(あぶないあぶない! 手段が目的になるとこだった)

唯「べとべとするぅ……」

梓「みなさんは何をあげたんですか?」

律「ん? わたしは髪止めだ。ヘアピンとかゴムとか」

梓(ゴム!? …て違うか)

澪「私はポエム」

紬「ぎゃははははは!」

紬つ 黒ネコのぬいぐるみ

梓(ふむ…となると)モミッ

唯「わっ!?」

梓(俗に言うファッション系は候補からつぶれた)モミン モミン

唯「むねもまぁ! …ないでぇ…」

律「で梓はなんだ」

澪「さすがに自分だなんて言わないよな」

紬「いいねええええ!」

梓「そんな使い古されたネタしませんよ」ゴソッ

唯「ちょっとどこさわってんの!」

梓「どこってパンツに決まってます」モゾ

唯「中だけはやめて!!」

梓「…ちぇー」サワサワ

律「おーい話の続きー」
唯「パンツごし…」プルプル

梓「あー…そうでした」サワサワ

梓(ってこうしちゃいられないよ!)ゴソッ

唯「中さわったああ!!///」

梓「今日はもう帰ります!!」ダッ

律「あ、おーい!」
紬「ぐじゅるるるる」
唯「は・・ははは・・・」

やっぱり唯先輩は濡れてた。

ペロッ。


――商店街で復讐の和先輩を一掃したのはいいけど

梓「結局何をプレゼントしよう…」

純「やっと見つけたよ梓!」

梓「あ゛」


――商店街で汚物のモブを一掃したのはいいけど

梓「なんでお金持ってないのかなーあの二人」

着せ替え人形は律先輩が。
愛玩具はムギ先輩が。
ラブレターは澪先輩が。

梓「それ以外となると……」

憂「あっあずさちゃん」

梓「あー、憂か」

憂「残念そうだね」ニコニコ

梓(…そうだった、憂のも知らないと)

梓「そんなことないよ」

憂「そんなわけないよ」

梓「?」

憂「パンツかえせええええ゛え゛!!!」

梓「そうだったッ逃げろー!!」


――十数枚の使用済みパンツを死守して早8時。

梓(まさか金属バットで戦う日が来るとはね……引き分けだし…)ヨロヨロ

ちなみに憂は大鉈。よくもあんな重いもの振り回せるよ。

梓「警察まで鬼ごっこに入らなくても……」

梓「………」

梓「あっ」

梓「結局プレゼントかんがえてない?!!!」

梓「ちょちょちょちょちょっと待って!! あと4時間以内に作れっていうの!!?」

梓「無理に決まってるじゃないの!!!」

梓「憂のばかああああ゛あ゛あ゛!!!!!!」ブン

バット「グワアアアァン!!」

さわ「ガッ    」

梓「ひぃー…ひぃー…」

かんがえろ考えろまだまにあう!

私のオモチャは律先輩が
私の身代わりはムギ先輩が
私達の婚姻届は澪先輩が
その集合から外れるものは

大人の玩具

梓(だめ家に取りに帰ったら監禁される)

梓(ならやっぱりわたしをさしだす)

梓「だからダメだってばあ!」ブン

さわ「■■■」

梓「ええい考えろかんがえろぉ!!!」

梓「
オモチャでもなく身代わりでもなく

あっキスなんてどぉ?
えーいつでもできるよー

わたしのアカは
すくなくすぎるよー

わたしのカミノケは
それだと会ったとき恥ずかしいよー

じゃあ足のユビ
きたるエッチのときに悲しまれるよー

やっぱ唯センパイがダイスキなものをわたそうよ
だねー唯センパイがダイスキなもの
そうすると憂うざいなー
唯センパイは食べるのダイスキだよー

手作りごはんいく?
いいねー
でも材料はー
たぶん家にあるよー


憂「やっと見つけた! お姉ちゃんのパンツコレクションを返して!!」

^<●>^「好ききらいあるかなー
ないよあずにゃんのつくる料理だモーン
やっぱり憂ジャマだよー
じゃあドウシヨウカー



――食材の調達にてまどって平沢邸前。

^<●>^「おじゃましまーす」トコトコ

階段「ドタドタッ」

唯「憂遅いよー……」

^<●>^「あっ台所借りますね」

唯「…えっ…えっ……?」

^<●>^「わたしの誕生日プレゼントは手作り夕ご飯です!」

^<●>^「たぶん11時頃にできると思います」

唯「あずにゃん…体中黒い汚れが……」

^<●>^「それまで受験勉強頑張ってください! 応援してます!」ズルズル

唯「あずにゃん!」

^<●>^「ああすいません、その前にシャワー浴びていいですか?」

唯「うん……」

^<●>^「ではお風呂借ります」トン トン

唯「わたしに汚れつけないでね」

^<●>^「大丈夫です、ほら」トン トン

唯「…お風呂は左手にあるよ……」

^<●>^「あとあの箱は空けないでくださいね、さすがに唯先輩には刺激が強いですから」トコトコ

唯「うっうん……」

^<●>^「中には唯先輩の大好物が入ってます! 絶対よろこんでもらえと思ってます!」トコ

風呂ドア「ガチャッ」

^<●>^「あーつかれたー」

風呂ドア「パタンッ」

^<●>^「あ! 唯先輩の脱いだパンツ!」ゴソッ

ドア「ウイ゛イ゛イ゛イイイ!!!!!!!」

^<●>^「あっ」

^<●>^「もー、開けないで言ったのに」

^<●>^「そんなに楽しみなんですね唯先輩♪」クンクン

END



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