その時
烈「凝んな時間に花火とは…………綺麗なものだ………」
客「タンメンくれ!!」
烈「承知ッッッ!!!」
客「俺も同じの!!」
烈「謝謝ッッッ!!!」
―――
紬「唯ちゃんのお父さんはとってもロマンチストなのね♪」
澪「見かけによらずメルヘンなんだな……」
律「澪……お前が言えた事かよ………」
梓「お父さん!花火ステキでしたッッッ」
さわ子「とっても感動したわ!!!」
唯・憂「お父さ~~~ん」ダキッ ギュ~~♪
勇次郎「気にするな………ほんの余興だ……」ニヤニヤニヤニヤ
勇次郎「これからが本番よ…………」ニタァ~~~
唯「お父さん、まだ何かあるの?!」
律(マジかよ…………)
勇次郎「風呂に入りたくは無いか……唯よ…」
唯「お風呂入りたいけど温泉とか無いよ~~~~?」
勇次郎「まぁ見てろ……」
梓(あそこに用意してある大理石はまさか………)
勇次郎「邪ァッッッ!!!」ズバババババ
さわ子「大理石が浴槽に………」
紬「覗き防止様の壁までッッッ」
憂「お父さん、凄いよぉ!!!」
勇次郎「最後に………ここいらか?…………チェリャアァァァァ!!!!」
ズズンッッッ!!!
澪「~~~~~~?!」
ブッブシャアアァァ!!!
勇次郎「当たりだな……」ニタァ~~
勇次郎「後はパイプでつなげば………源泉掛け流しの露天風呂の出来上がりだ…………」ニヤニヤ
律「早速入るぜ!」
さわ子「私も!!!」
紬「またと無い機会………入るわッッッ」
澪「じゃあ、私も……」
梓「私も入ります!!!」
憂「私も~~~~♪」
勇次郎「唯………どうしたんだ?」
唯「お父さん……今日はいっぱい頑張ったから……皆出た後で一緒に入ろう?」
唯「背中流してあげるよ!!!」
勇次郎「わかった……」グス……
律「紬は意外と胸でかいな~~~」フニフニ
紬「りっちゃんダメよぅ………アッ…」
梓(憂も大きいな………チクショウッッッ)
さわ子「澪ちゃんは流石ね~~~~」フニフニ
澪「先生ッッ何を………キャ!」
憂(いい湯だな~~~♪)
勇次郎「我ながら良い娘を持ったもんだ………」ナデナデ
唯「お父さんくすぐったいよぅ♪」ギュ~~
さわ子「良いお湯だったわね……………」
紬「はい……(あれは………)」
律「いや~~いい湯だったな紬「し~~ッ!」
律(なんだムギ急に………成る程ね……)
澪(そっとな…………)
梓(はい……………)
憂(お父さん………お姉ちゃんも私もお父さんの事が大好きだからね………)
唯「エヘヘ~~~♪」ギュ~
勇次郎「……………」ナデナデ
唯「エヘヘ~~~~♪」
勇次郎「他の奴らが出たようだな………(アイツら………感謝する)」ナデナデ
唯「ホント?!じゃあ一緒にお風呂にGOッッッ!!」
勇次郎「先に入ってろ……」
唯「なんで?」
勇次郎「なんでもだ…」
唯「わかったぁ!待ってるよ!!」
勇次郎(年頃の娘の着替えを見るわけにはいかんからな……)
勇次郎「……入るぜッ」
唯「どうぞ~~~♪」
勇次郎「タオル位まけ………恥ずかしく無いのか…」
唯「お父さんなら全然平気だよッッッ!!!」
勇次郎「唯……憂もそうだが……本当にいい娘に育ってくれたな……」グス
唯「お父さん……?」
勇次郎「なんでも無い………早速だが…背中流してくれ……」
唯「わかったよ♪」
唯「お父さんの背中って大きいね!!」ゴシゴシ!
勇次郎「そうか………」
唯「しかも、ムキムキッッッ!!」ゴシゴシ!
勇次郎「いい感じだ……唯……」
唯「お父さんって本当に強いよね……昔からずっと……」ゴシゴシ!
勇次郎「…………………」
唯「覚えてる……昔…あたし達が小さい時の動物園の事…………」
勇次郎「あの時か………」
~~~
唯4才「おとうさ~ん」
憂3才「きゃっきゃっ」
若き日の勇次郎「あまりはしゃぐなよ……」
係員「ウワァァァァァ!!檻が壊れて……ライオンがッッッ!!」
唯4才「うわ~♪」
係員「危ないッッッ!!!」
ライオン「ガァッッッ」
唯4才「………え」
勇次郎「チェリャアァァァァ!!!」ズンッ
ライオン「~~~~~!!!……………」ドサッ……
係員「なッッッ………」
勇次郎「大丈夫かッッッ唯!!!」
唯4才「うわぁぁぁん!!」
~~~
唯「あの時ね……本当に……お父さんがカッコよくて……なんでも出来るとおもってた……」ゴシゴシ!
勇次郎「…………………」
唯「…………けど……最近は怖い人達と……喧嘩してばっかで………」
唯「この前の時だって………本当に心配だった…………」グスッグスッ
唯「お父さん………世界で一番強い私のお父さん………」グスッグス
唯「けどやっぱり………怖いよ………いきなり居なくなったり……しないで………」ポロポロ
唯「私達………お父さんが居ない………なんて考えられない……ん……だから……」ポロポロ
勇次郎「唯……………」ナデナデ
唯「おと……う……さん」ギュ……
勇次郎(神よ……初めて貴様に感謝するッッッ……)
勇次郎(こんなに優しい天使を………俺に授けてくれた………その事に……)
勇次郎(神よ……貴様に誓おう……例え何が起ころうがッッッ…二人の優しき天使を守り抜く事を……)
勇次郎「唯…………」
唯「エヘヘ……ゴメンね♪… なぁに?」
勇次郎「湯に浸かるぞ…」唯「………うん!!」
勇次郎「唯…………」
唯「なぁに?お父さん………」
勇次郎「憂もお前もずっと………ずっと一緒だ…………これからも……」
唯「信じてるよ………」
けいおんッッッッッ第二部おわり
けいおんッッッッッ第三部
勇次郎「あの夏からもう………冬に………季節の移りは早いな……」
ガチャ
勇次郎「今、帰った……」
憂「お帰りなさいッッお父さん♪」
勇次郎「あぁ……唯は?」
憂「コタツから出られないらしくて…………」
勇次郎「唯ッッ!」
唯「うわぁ!お帰り~~~お父さん♪」
勇次郎「余りに堕落してるならばコタツを壊すぞッッッ!」
唯「まぁまぁ、そんな事言わないで~~~ハイ、みかんッッ」ぬくぬく
勇次郎「ぬぅ……」ぬくぬく
憂「お茶はいったよ~♪」
唯「憂も入りなよ!!」ぬくぬく
憂「うん…………温かいなぁ………」ぬくぬく
全員「ふぅ~~~~ッッッ」ぬくぬく
勇次郎「最近の学校はどうだ………?」
唯「楽しいよぉ~~~~♪」
勇次郎「憂はどうだ……」
憂「私も~~~~~♪」
勇次郎「問題なさそうだな…………」
唯「お父さんこそどうなのッッッ?」
勇次郎「新しい大統領も期待はできねぇな………まぁ前のボッシュよりまだマシ……ぐらいか……」
憂「お父さんは大統領より偉いもんね♪」
唯「アメリカ全軍より強いしね♪」
勇次郎「ニヤニヤ」
唯「そうだッッ!お父さん!!」
勇次郎「なんだ……?」
唯「今度ねぇ~~クリスマスに家でパーティーする事になったんだ!!」
憂「部活メンバーも皆来るんだよね♪」
勇次郎「そうか………楽しみだな……」ニヤァ~~~
唯「後は和ちゃんも来るんだッッッ」
勇次郎「和………あの眼鏡をかけた娘か……」
憂「クリスマスパーティーではプレゼント交換もするんだよね?!」
唯「うん!!楽しみ~~~~♪」
勇次郎(プレゼント………最近の女子高生が喜びそうなもの………解らんッッッ!!!)
その夜
勇次郎(どうしたものか………プレゼントは喜んで欲しいものだしな………)
朝
勇次郎(考えてたら……朝に………)
そしてパーティー当日
ぴーんポーン
勇次郎「良く来たな……唯も憂も待ってるぞ……」
律「ういーすッ」
澪「お邪魔しますッッ」
紬「お邪魔します♪」
梓「お邪魔しま~す」
さわ子「お邪魔しま~~~す♪」
和「お久しぶりです…勇次郎おじさん」
勇次郎「久々にみたらい~~い女になったな」クスクス
和「とんでもない…では……」
勇次郎「憂…料理は俺が後でやる……お前も行って来い……」
憂「わかったぁ!有り難うお父さん♪」
しばらくして
勇次郎「入るぞッ」
唯「どうぞ~~!!」
勇次郎「飯だッッッ、まずは七面鳥だな……次にトナカイのソテーだ…」
律(トナカイッッッ?)
澪(トナカイってたべられるの?!)
紬「七面鳥大きいわぁ~~~♪」
梓(まずはトナカイに突っ込むでしょッッッ!!)
和「わぁ、美味しそう!」
さわ子(この子もトナカイスルー~~~~?!)
唯「トナカイ♪トナカイ♪ッッッ」
憂「トナカイ♪トナカイ♪ッッッ」
勇次郎「そしてケーキはシベリア虎を型どった俺手製のケーキだッッッ」
律・澪・梓(普通にスゲェェェ~~~~~~!!)
和「おじさんは昔から器用でしたもんね。」
紬(器用にも程があると思うの和ちゃん……)
勇次郎「そして……さわ子ッッ、お前にはポートエレンの十年ものだッッッ」
さわ子「これ……スゴく高いお酒なのに……有り難う!!」
唯・憂「お父さんッッ有り難う♪」
勇次郎「む……なんだ?」
唯「憂と一緒に書いたクリスマスカードだよ!!」
憂「いつも有り難うお父さん♪」
勇次郎「…………読んでも良いか……?」
唯「恥ずかしいなぁ~~~~~エヘヘ♪」
勇次郎「わかった……廊下で読んで来る……」
律「さわちゃん酒臭さッッッ」
さわ子「ヤバイこれヤバイ美味い止まらないヤバイ美味い」ヒック
澪「律……手遅れだ……」
紬「トナカイ美味しいわぁ~♪」モニュモニュ
和「少しスジッポイけど全然イケるわね………」モニュモニュ
梓「七面鳥も美味しいですよッッ」モニュモニュ
廊下
勇次郎「どれ……
《いつも有り難うお父さん、私達にとってお父さんはサンタクロースよりもずっとステキな人です♪
これからも仲良くしてね!》
唯・憂より
…………有り難うな…愛娘達……」
勇次郎「風呂入るかぁ…」
風呂場
勇次郎「…………さわ子に酒を与えたのは失敗だったかもしれんなッ」
さわ子「てめえら、飯食ってんのかアァッッ?!」
ヒック
和「ハイ、トナカイ美味しいですよ。」モニュモニュ
唯「さわちゃん面白いね~~~♪」
憂「そうだね~~~♪」
紬「七面鳥もイケるわね♪」モニュモニュ
梓「トナカイ美味いなこれマジ美味いなこれ………」モニュモニュモニュモニュ
澪・律「なんだ………これ…………」
さわ子「エレンちゃん美味いぞ~~~~~~!!エフッ!エフッ!アハハハハハハ!!!」ヒック
勇次郎「やはり………失敗だったなッ……」
さわ子「おう!!!勇次郎ちょっと来い!!!」
勇次郎「……なんだ?」
さわ子「ゴクゴク…………チュ~~~~プハァ!!」
勇次郎「~~~~~~?!」
さわ子「どうだッ口移しエレン美味いかァッ?エフッ!エフッ!」
律「ひゅ~~~~~~」
澪「アワワワワワ………」
紬「まぁまぁ♪」
梓「トナカイ美味めぇなチクショウ……」モニュモニュ
和「酔いって恐ろしいわね………」モニュモニュ
唯「さわちゃんダメだよ~~~~!」
憂「お父さんとチュ~~~~なんて~~!」
さわ子「アハハハハハハ!!!文句あんのかアァッッッ!!」ヒック
勇次郎「………いいんだ………」
唯「お父さん?!」
勇次郎「元は俺がさわ子に酒を渡したのが失敗だった………だからいいッ」
律「もういいやッッ、トナカイ美味いな澪ッ」モニュモニュ
澪「そうだな、確かに美味いッッ」モニュモニュ
紬「和ちゃんとは食について話しが合うわぁ♪」モニュモニュ
和「こんど手料理をご馳走するわッ」モニュモニュ
梓「トナ………カイ……」
勇次郎「さわ子……」ひょい
さわ子「おぅ!!なんだなんだッッッ!!」ヒック
勇次郎「少し頭を冷やして来るぞ………」ザッ
さわ子「はなせ~~~♪アハハハハハハ!」ヒック
唯「行っちゃった………」
憂「大丈夫かなぁ?」
律「澪、七面鳥もイケるぞマジでッッッ」モニュモニュ
澪「唯のお父さんの料理美味すぎだなッッ」モニュモニュ
紬・和「食についてあーだこーだ」きゃっきゃっ
梓「ト………………イ」
最終更新:2011年06月09日 21:16