刃牙「始めるか……親子喧嘩ッッッ!!」
勇次郎「ニタァ~~」
携帯『ふわふわ時間~♪』
刃牙(梢ッ?!こんな時に、それより聞かれたかッッッ?!)
勇次郎「何だ………今のは?」
刃牙「い、イヤ何でも無ぃ勇次郎「今のは何だッッッ!!!」
刃牙「けいおん……ってアニメの曲だよ……」
刃牙(恥ずかしいッッ!!よりによって親父に聞かれるなんてッ!)
勇次郎「………………」
刃牙「親父………?」
勇次郎「刃牙よ……決着は後だ。」
刃牙「えッ?!」
勇次郎「貴様には失望した……そんな駄菓子の様な無駄な物を好むとは恥を知れッッッ!!!」
刃牙「~~~~~ッ!!」
勇次郎「じゃあな……」
刃牙「行っちまった……そうだよな、こんなもんにハマる俺も俺か……………」
秋葉原某アニメショップ
勇次郎「アニメと言えば秋葉原と決まっているはず、けいおんのDVDは……これかッッッ!!」
勇次郎「クスクス、楽しみだ………」
勇次郎(刃牙がハマる程のモノ……見届けてやろう)
勇次郎「……………」
唯『うんたん!うんたん!』
勇次郎「……………」
唯『あずにゃ~ん』
梓『唯先輩!やめて下さいよッ!!』
勇次郎「………………」
紬『お茶が入ったわよ♪』
勇次郎「………………」
ストライダム「何を見ているんだオーガ?」
勇次郎「?!ッッッ邪ッッッ!!」
ストライダム「~~~~ッ!!いきなりTVを壊すなオーガよ……」
勇次郎「貴様ッッ!今のを見てたのか?!」
ストライダム「いやいや、君がいきなりTVを壊すものだから、何がなんやら……」
勇次郎「………そうか、もう寝るとしよう」
ストライダム「あ、あぁ……良い夢を」
勇次郎(けいおん!か………たまには良いもんだ………な…ZZz……)
???「お………て…!」
勇次郎(……む、なんだ)
???「早く起きてッ!!」
勇次郎「……誰だ?……」
憂「何寝呆けてるの!お父さん早く起きなきゃ!!」
勇次郎「………………」
唯「あっ!お父さんおはよー♪」
憂「もう!!学校行ってくるね、ご飯は用意したから勝手に食べてッ!!」
勇次郎「あ、あぁ……」
唯・憂「行ってきまーす!!」
勇次郎「…………現実だよな?」
勇次郎「飯喰うか……」
リビング
勇次郎「憂の手料理か……………」モニュモニュ
勇次郎「美味いな……」モニュモニュ
勇次郎「ふぅ………次は洗濯でもするか…」
洗面所
勇次郎「これはッッッ、唯か憂のブラジャーか!!」
勇次郎「洗濯って良いもんだな…………」ニタァ~~
勇次郎「ブラとパンツの色や柄などの特徴から考えて……どちらのモノか解るッッッ」
勇次郎「唯よ………憂に胸で負けるとは!!」
勇次郎「だが、それも良いもんだ。」
勇次郎「次はゴミ出しか…………」
勇次郎「………む、これは使用済みの………」
勇次郎「……家事とは素晴らしいモノだな」クスクス
勇次郎「一通り家事も終わった………少し体を動かしに行くかッッッ」
ゲーセン
DQN1「マジかwww」
DQN2「それでよ~~ww」
DQN3「ん……何みてんだよオッサン、うぜぇな。」
DQN4「今どき拳法着とか……ギャグかよwww」
DQN5「ケガして~~のか?アァ!!」
勇次郎「…………ギリッッ」グニャ~~~~
DQN一同「~~~~?!」
―――
憂「ただいまぁ~~」
勇次郎「おう……」
唯「たっだいま~~!!」
勇次郎「夕飯出来てるぞ」
唯「メニューは?!」
勇次郎「ハンバーグだ…」
唯「やったぁ!!」
憂「お皿用意するね!」
全員「頂きますッッッ」
夕方
唯・憂「ただいまぁ~~」
勇次郎「おう、飯出来てるぞ」
唯「メニューは?!」
勇次郎「ハンバーグだ…」
憂「やったね、お姉ちゃん!!」
唯「やったぁ!!」
勇次郎「今、用意する」
全員「頂きますッッッ」
唯「おいしい!!お父さんの料理は最強だね!!」
憂「あれ………お父さんだけメニューが違うけど、何ソレ?」
勇次郎「メフンだ……鮭の内臓の塩辛……美味い」
TV『ニュースです、〇〇市のゲームセンターで少年グループが皆殺しにされる事件がありました………』
唯「あそこ知ってるよッッッ」
憂「皆殺しなんて……酷過ぎるよ……」
勇次郎「気にするな、飯が冷めるぞ。」
唯「あっ、そうだ!!」
勇次郎「どうした……?」
唯「今度ね、父兄参観があるんだぁ!!」
勇次郎「~~~~?!」
憂「実はアタシも………」
唯「絶対来てね!お父さん!!」
勇次郎「お、おう………」
寝室
勇次郎(唯達が通う女子校にッッッ!!!)
バキィ!!!
憂「どうしたの?!」ガチャッ!
勇次郎「スマン、ベッドが壊れた………」
参観日当日
勇次郎「ここが………あの女子校か……」ザッザッ
父兄1「ヒッ…………」ビクッ
父兄2「…………うぉ!」
教室
律「うわぁ~~なんか恥ずかしいな。」
紬「確かに新鮮よね♪」
唯「お父さん早く来ないかなぁ~~~」
律「そういえば唯のお父さん見たこと無いな!」
紬「私も気になるわぁ」
唯「エヘヘ~~最強のお父さんだよ!!」
律「なんだよソレww」
廊下
勇次郎「唯の教室はここか……」ガラッ
唯「あっ!お父さ~~ん!!!」ブンブン
律「オッ!来た………」
紬「 」ブルブル
勇次郎「相変わらずガキッぽいなアイツは………」
勇次郎(周りの2人は友達か……?)
勇次郎(…………エライ静かな教室だな)
廊下
さわ子(さぁ、気合い入れて行かないと!!………って馬鹿に静かね?)
さわ子「じゃあ授業を始め………」ガラッ
さわ子(何………あれ?)ブルッ
女子(なんか……体が……)ブルブル
男子(震えが………止まらない?)ブルブル
父兄(寒気はしないんたが…………)ブルブル
律(なんだよアレ?!恐すぎだろッッッ)ブルブル
紬「 」ブルブル
さわ子「え~~~じゃ、じゃあ今日はクラシックについて………」ブルブル
さわ子(何なの?!あれ、人?!! イヤ、人ではあるけど本当に人?!)
さわ子(一体誰の父兄よッッッ)
唯「ニヤニヤ」
さわ子(お前かアァッッッ!!!!)
勇次郎(何故他の奴らは震えてるんだ………?)
さわ子「じゃあ、範馬さんこの曲の作曲者わかるかしら?」ブルブル
ベートーベン『エリーゼのために』
唯「え~~~と……シューベルト!!」
勇次郎(成る程な……)
さわ子「残念、これはベートーベンよ………」
勇次郎(?!)
唯「エヘヘ~間違えちった」
律(笑いたいけど笑ったら殺されるッッッ)
キーンコーンカーンコーン
さわ子「…!!授業を終わりにしますッッッ、有り難うございました。」
勇次郎「次は憂の教室か………」
即興で書いてるから細かいミスは目をつむってくれ
憂「緊張するね~~」
梓「憂のお父さんは今日来るの?私のお父さんは忙しいから無理って………」
憂「私のお父さんは来るみたいだね、お姉ちゃんからメール来たし!」
梓「いいなぁ~~、そういえば憂のお父さん見たこと無いような……」
憂「最強のお父さんだよ!!」
梓「何ソレwww」
勇次郎「憂の授業は体育か………」ズサッ
憂「お父さ~~~ん!!」ブンブン
勇次郎「姉妹そろってやることは同じか………」
梓「う………憂?」ブルブル
憂「なぁに?梓ちゃん」
梓「あの……人がお父さんなの…?」ブルブル
憂「そうだよ!!スッゴク強いんだ!!!」ニヤニヤ
梓「へ、へぇ~~~………」
梓(似てないにも程があるでしょ?!然も恐すぎるッッッ)
担任「今日の授業はサッカーの試合をしてもらいます……」ブルブル
担任「父兄の方で参加されたい方は是非!!」
勇次郎「サッカー………か………」
勇次郎「おい………」
担任「はっ、はいぃぃ!!!」
勇次郎「参加希望だッッッ」ニヤニヤ
担任「え~~~、チームはどちらに………」
勇次郎「味方なんてイラン………俺一人で良い!!」
担任「えっ?!然し……」
勇次郎「二度も同じ事を言わせるな………」グニャ~~~
担任「~~~~~~?!」
担任「解りましたぁ!!では、貴方一人たい生徒代表チームで………」ビクビク
憂「お父さん流石だなぁ~~~」
梓(いやいや、ある意味モンスターペアレント以上だわ…………)
担任「では試合前に練習の時間を取ります……」
女子「憂と梓は代表確定だね」
梓「えっ……………」
憂「頑張ろうッッッ梓ちゃん!!」
勇次郎(試しに蹴ってみるか………)
勇次郎「邪ッッッ!!」ギャド!!!
担任「ボールが爆発した?!」
梓「然も、地面が割れてる………」
憂「お父さんすごいね!」
勇次郎「まぁな、憂よ死ぬ気で来いッッッ」ゾワワワ
憂「………敗けないよ、お父さん」グニャ~~~~
担任「で、では試合を開始したいと思います!」
憂「お父さん……もし私たちが勝ったらご褒美欲しいなぁ~~~」クスクス
勇次郎「……エフッ!エフッ!……アハハハハハッッッ!!この俺相手に勝ったらなぞと……いいだろう」
憂「余裕だね…………お父さん、因みにご褒美の内容は?」ニヤニヤ
勇次郎「唯の脱ぎたてパンツでどうだ?」ニタァ~~
憂「本気で行くよッッッ!!!」グニャ~~~~
梓(あの親子絶対おかしいだろ………)
担任「キックオフ!」
勇次郎「邪ッッ!!」ビュン
憂「……………え?」
梓「………………嘘?」
勇次郎「どうした?ゴールだぜ?」クスクス
この時の様子を中野 梓はこう語る
梓「キックオフしたと思ったらもう憂のお父さんがゴールに居ました。」
梓「はい、皆が何が起きたか理解出来てませんでしたよ………」
後に判明するが、勇次郎はボールを足に乗せながら片足だけの跳躍でゴールまで瞬間的に移動していた。
距離にして20メートルを約0.5秒である。
勇次郎「ボール蹴ると割れちまうからなぁ……」ニヤニヤ
勇次郎「なら乗せるしかあるまい………」クスクス
憂(お父さんの本気………やっぱり凄いな………)
梓(試合にならない……)
女子「諦めちゃダメだよ!憂、梓頑張って!!」
勇次郎「だとよ、憂…」ニタァ~~
憂「お父さん………お姉ちゃんのパンツは貰うよッッッ」グニャ~~~~
梓「色々とおかしいけど………やってやるです!!」
勇次郎「………い~~い女だ…ほらボールだ…」ニタニタ
憂「梓ちゃん、一気に突っ込むよッッッ」ザッ
梓「わかったよ!!」バッ
勇次郎「ほぅ……俺に速度で挑むか……」
憂「梓ちゃん、パス!!」
梓「憂ッッッ」ダッ
勇次郎「簡単にはやらせねぇッッッ」ゾアッ
憂「グッ!梓ちゃん!!」バッ!
梓「ナイスパス!!」
勇次郎「また抜き……?!ぬぅ!」
憂「イッけぇぇぇ!!!」
梓「うりあぁぁぁッッッ」シュ!
勇次郎「チェリャアァァァァ!!!」ズンッ!!
憂「~~~~~~!!?」グラグラ
梓「あわわわわッッッ」グラグラ
梓(しまった、シュートの体制が崩れてッッッ)
勇次郎「惜しかったな……娘」クスクス
梓「外してしまった……」
憂「そんな…………」
キーンコーンカーンコーン
担任「えぇと、授業を終わりにしたいと思います!!有り難うございました!」
梓「負けちゃった……」
勇次郎「俺に勝とうなどまだまだ先だな……」クスクス
憂「地震起こすの反則だよ~~~」
勇次郎「勝負に、闘争にルールなど無い!!!」
唯「お父さ~~~~ん!!」ブンブン
勇次郎「なんだ?」
唯「良かったら部活見に来ない?!」
勇次郎「いいだろぅ………案内しろ……」クスクス
憂「お姉ちゃん、私も見に行っていい?」
唯「いいよ~~~♪」
勇次郎(………けいおん楽部か…)
最終更新:2011年06月09日 21:11