チュン チュン

唯「ほわああぁ。おはよー」

梓「あ、おはようございます。よく眠れましたか?」

唯「うん。たっぷりぃ。寝過ぎて逆にまだ眠いくらい……」

梓「なら顔洗って歯磨いてしゃっきりしてきて下さい。今日は頑張る日なんですよね」

唯「うんうん。今日は頑張るひー」

唯「って、おおう。もう朝ご飯が食卓に並んでるっ」

梓「キッチン使わせてもらいました。中野家の朝食ですけど、良かったら食べて下さい」

唯「もちのろんろんだよ」

唯「いやぁ、あずにゃんはきっといいお嫁さんになれるよ。私が保証してあげる」

梓「それはどうもです。でも、一口食べてみてから判定して欲しかったですけどね」

唯「ありゃ、ごめんねぇ。顔洗ってくる~」


唯「ぱくぱく。もぐもぐ。ごっくん」

唯「おいしー。やっぱりあずにゃんはお嫁さんの素質あるよ」

梓「……どうもです。でも唯先輩だって、全く料理をしないなんてことはなかったんじゃないですか」

唯「んー。だけど、私は努力して美味しい料理作ろうなんて思ってこなかったから」

梓「そうなんですか。お仕事忙しいなら仕方がないんですかね」

唯「うん、まぁ。それで……憂はまだ寝てるんだよね?」

梓「ぐっすりです。唯先輩が家を出るまでは絶対に起きないと思います」

唯「てことは、昨夜は結構夜更かししちゃったんだ」

梓「まぁ、日付変更線は過ぎてましたね。深夜アニメ見てからお布団に入りましたし」

唯「ふぅん。他には二人でどんなことしてた? 腐ったスフレは食べてないよね?」

梓「……そんなものがあるんですか。だいたい家の中を探検したり……あ、でもお風呂にはちゃんと入りました」

唯「そっか……。探検っていうのはうまい言い方だね」

唯「実を言うと、昨夜も探検してたみたいなんだけど。あずにゃんがいたから、平気かもって思ってたんだけど」

梓「みたい、というのはどういうことですか?」

唯「朝起きてから跡を見つけたんだ。床に、涙と鼻水でぐっしょりな水たまりがいくつもあって……」

唯「私がぶつけたストレスを、何らかの方法で解消しなきゃってなった結果なんだよ。きっと」

梓「……そうだったんですか」

梓「でも昨日の憂は、悲しそうな感じには見えませんでした。あれから呆けることもなかったですし」

梓「あ、そうだ。何故かいの一番に大きな亀のぬいぐるみを引っ張り出したりしてました。
  唯先輩たちが修学旅行に行っていた時、憂がホームランを出して獲得したやつです。
  お布団に入ってからは、その日の思い出話で盛り上がって、まるで昨日あったことみたいにお喋りしてました」

唯「……ねぇ。もしかして、憂はそのまま、いつの間にか寝ちゃったって感じ?」

梓「はい、そうでしたけど」

唯「純ちゃんがどうとか口に出してなかった?」

梓「話題には一応出てきましたけど、おおよそ疑問を抱くようなところは無かったと思いますけど」

唯「んー。やっぱり考えすぎかな。うんうん、あんまり気にしないで」

唯「って、早く支度しないと出勤遅れるじゃん! 急げ急げいそいそそそ」

梓「成長してるんだかしてないんだか分かりませんね」




唯「あっ、おばあちゃん」

とみ「あら、唯ちゃん。おはよう」

唯「おはようございますっ」

とみ「まぁ、今朝はとっても格好いいスーツね。よく似合ってるわよ」

唯「ありがとうございます。今度からは、毎朝これで社会に出ていけるかなぁって」

とみ「そうかいそうかい。もう、お婆ちゃんが余計な心配をすることもなさそうだね」

唯「はい。色々気を使ってもらってすいませんでした。もう大丈夫です!」

とみ「まぁたくましいこと。こんな若者ばかりだったら、私の孫の世代までは安心できるねぇ」

唯「えへへ、そうかなぁ……」


唯「でも、でもね、私は凄い恵まれた方だと思うんだ。お婆ちゃんからも心配してもらったし、友達からも助けてもらったし。
  アルツハイマーの人も、その人を介護する側でも、支えが欲しくても見つからない人はずっとたくさんいると思うんだ。
  運良く拠り所を見つけられた私が、単純に喜ぶだけっていうのはちょっと違うかなぁって思って……」

唯「だからね、もし同じように困ってる人がいたら、貰った優しさを分けてあげたいんだ。
  一本なら倒れちゃっても、二本三本合わさればきっと丈夫になるはずって昔の偉い人も言ってたはずだから!」


唯「……なんて偉そうに言っちゃったけど、じゃあ何をするかなんてすぐ浮かんでこないし、今は自分のことで手一杯なんだけどね」

とみ「ううん。今はその気持ちさえあればいいのよ。あなた人生まだまだ長いんだから、じっくり考えてからでも遅くないわ」

唯「うん。……いや、はいっ!」

とみ「うふふ。私こそ偉そうだったかしら」

唯「ううん。ありがとうお婆ちゃん。私、今の気持ちを忘れないまま頑張ります」

とみ「そう。頼りにしてるわ」

唯「じゃ、お婆ちゃんまたね。いってきます」

とみ「はいはい。いってらっしゃいね」




唯「企画書コピーし終わったら人数分の冊子を作ってー、っと」

唯「廃棄書類はさっさとシュレッダーにかけてー、っと」

唯「下請けさんの定時報告まとめを片付けてー、っと」

唯「ふぅ……。忙しい忙しい」


「やぁ、平沢君。今日は精が出てるね」

唯「あ、部長。あの、休暇の件見ていただけましたか?」

「ああ、うん。君はまめに働いてくれてるからね、了承しておいたよ」

唯「ありがとうございます」

「それにしても、随分と長くとるみたいだけど、大事でも起こったのかい?」

唯「はい、少し。妹を病院に連れていく必要があるので、それで結果によっては側に……」

「なるほどね。君が早く戻ってきてくれることを願ってるよ。妹さんにもよろしく」

唯「はい。ありがとうございます。ですから今日はやれるだけの……」



「平沢さーん。お電話でーす」




唯「あ、はーい。まわしてくださーい」


唯「もしもし。お電話かわりました、平沢です」

さわ子『もしもし、私桜高の山中さわ子よ。お仕事中にごめんなさい、携帯には何度かかけたんだけど繋がらないから。
    この番号にかけるのにも躊躇はしたんだけど……』

唯「いえいえ、もう受話器取っちゃいましたからいいですよ」

さわ子『そう。本当に悪いわね。でも、それ以上に悩ましいことが、こっちでは進行形で起こってるのよ』

唯「ということは、つまり……」

さわ子『憂ちゃんがきてるわ。付き添いの中野さんも。もう一時間以上も校門の前で粘ってるのよ』

唯「……憂の様子はどんな感じですか?」

さわ子『にべもないわね。大声を上げるものだから、近隣住民も、生徒たちからも訝しく見られてるわ。
    私が出てなんとか抑えてたんだけど、今職員室に戻ったら、警察を呼ぶべきかどうか話し合ってるの』

唯「そうなんですか……」

さわ子『監督責任者として聞きたいわ。どうする? どうして欲しい?』

唯「私は……」




唯「行きます。今すぐに」

さわ子『そう。なら先生たちはなんとか抑えてみるわ』

唯「はい。お願いします」

唯「……あの、さわ子先生」

さわ子『うん?』

唯「先生には、先生としての立場と仕事があるのに、色々とすいません」

さわ子『何言ってるのよ。今こうやって人様のお仕事に待ったをかけてる私が、そうですねと同意できるわけないでしょう』

唯「あぁ。考えてみればそうでした」

さわ子『全く。もう切るわよ』

唯「はい。また」




唯「……あの、部長」

「分かってるよ」

「妹さんのことだろう。すぐに行ってやりなさい」

唯「はい。すいません、突然に」

「いいんだよ。予定通りに進むばかりが人生とは限らない。残りはまわりの誰かに引き継がせておくから」

唯「部長……」

「ほら、早く行った。君の席が無くなるわけじゃあないんだから」

唯「はい。ありがとうございました!」




唯「はぁっ、はぁっ」

唯「いた……憂……」


憂「何度言ったら分かるんですか! 私は桜高の生徒なんです! いい加減に通して下さい!」

「いや、だからね、もう少しよく思い出して……」


唯「……憂、もういいよ」

梓「唯先輩!? 会社に行ったはずじゃあ……」

唯「さわちゃんから連絡貰って飛んできたんだ」

梓「そうなんですか……。すいません、任せろなんて言ったのに、引き止めることができなくて……」

唯「ううん、あずにゃんのせいじゃないよ。憂の側にいてくれてありがとう。後は私に」

憂「ちょっとお姉ちゃん! 何で校舎の中にいないの? 何でスーツなんて着てるの?」

憂「勝手にズル休みなんてして! そんなに悪い子に育てた覚えなんてないよ!」

憂「どうしてお姉ちゃんは何でなの、どうして……」

唯「憂……。混乱してるんだね」


梓「憂は、起きるとすぐに純がいないって騒ぎ出したんです。唯先輩の言ったとおりでした」

梓「思えば私がきちんとしたお泊りに行ったのは、あの雨の日限りでした……」

唯「そっか。だから一部だけ蘇ってきて」

憂「二人とも何話してるの? いいから早く、今ならまだ遅刻で済まされるから」

唯「憂、あのね、よく聞いて。憂はもう高校生じゃないんだよ」

憂「……何言ってるの。そんなことあるはずないよ」

唯「今は分からなくてもいいよ。これからじっくり、時間をかけて頭に入れていけばいいからね」

唯「憂は出来る子なんだから、すぐに物分りがつくよ。お姉ちゃんもできるだけ協力するから。ね?」

憂「なに……なんなの……」

唯「自分が分からなくて凄く怖いんだよね。大丈夫。憂は憂のままここにいるんだから」

唯「私がちゃんと見てるし、今はあずにゃんだって側にいてくれてる。恐がることなんてないんだよ」

憂「……嘘」

憂「うそ、うそ、うそ! 何でそんな嘘言うの……! もう何も分かんない! みんな嘘! お姉ちゃんの嘘つき!」




 バヂンッ!




梓「だ、大丈夫ですか? 唯先輩……」

唯「……はは。生まれて始めて妹にぶたれちゃった……」

憂「お姉ちゃんはそんな、偉そうに言ったりしないもん。今のお姉ちゃんは全然知らない人だよ」

憂「だってお姉ちゃんは、いっつも家でごろごろしてて、私がお世話してあげないといけなくって」

憂「私が作った料理をおいしいおいしいって言ってくれて。子供みたいにアイスをねだって」

憂「そんなところが可愛くて、もっともっとお姉ちゃんに色んなことしてあげたくなっちゃうから」

唯「……」

憂「でもギー太を弾いてる時のお姉ちゃんは誰よりも格好良くって。そこもまた大好きで」

憂「お姉ちゃんはお姉ちゃんだもん。ずっと変わらない私だけのお姉ちゃんで平沢唯なんだから」

梓「憂、いれ以上言うと唯先輩が」

憂「ううん、もっとあるよ。私、ちゃんと知ってし。例えば一緒のマフラーで」

唯「憂ッ!! もうやめなさい!!」

梓「だ、駄目です! 手を上げるのは」




 ぎゅっ




憂「お、お姉ちゃん? 苦しいってば……」

唯「そうだよ。憂は苦しいんだよ。だから私も同じだけ苦しい。だって、姉妹……だか、ら……」

憂「……泣いてるの?」

唯「……うん。憂は、どんな顔してる? 耳しか見えないよ」

憂「私は……なんだろう。よく分かんない」

唯「もう、おとといので、涙は枯れちゃったのかな」

憂「……どうなんだろう。多分、悲しいんだと思う」

憂「でも、お姉ちゃんの身体はあったかい」

唯「はは。始めから、口先で誤魔化すより抱きしめるべきだったのかな」

唯「憂、なんにも心配いらないよ。大好きなおねーちゃんはここにいるから。今は余計なこと考えなくていい」

憂「……うん」


さわ子「ちょっと、そこのアツアツ姉妹さん」

唯「あ、さわ子先生」

さわ子「やっと抜けだしてきたけど、どうにか纏まったってことでいいの?」

唯「はい。おかげさまで」

さわ子「そう、良かった。と言いたいことろだけれど、あまり時間はないわ。
    昼休みで生徒が校舎から出てくる前に移動しないとパトられちゃうかもしれない」

さわ子「それで、丁度いいことに今の私はフリーなのよねー。どこか車で乗せていって欲しいところとかあるかしら?」

唯「それなら……」

唯「ねぇ、憂。お姉ちゃんに付いてきて欲しいところがあるんだ」

憂「……どこ?」

唯「憂と私が、私たちを見つめ直すところ」

憂「見つめ直す?」

唯「うん。これから二人が生きていくために必要なところだよ」


唯「……病院、いこっか」




 ――

 ―― ――

律「なんだよ今日は二人だけかよー」

唯「私じゃ不満だっていうのー?」

律「いやいや、そんなことはないがな。ないが! ムギが前日キャンセルとかな……」

唯「大事なお仕事の予定が入っちゃったんでしょ?」

律「うん……。まぁそうらしいんだけど。せっかく久しぶりに顔が拝めると思ったからさぁ」

唯「少し時期がずれるだけだって。会えなくなるわけじゃあないんだから」

律「……唯はすっかり仏様みたく寛容になっちまって。あぁ悲しきかな。私だけが置いて行かれる……」

唯「今日のりっちゃんはなんともネガティブだね。この前は私を散々元気づけようとしてくれたのに」

律「生まれて始めて告白して振られましたな二十五歳の千秋楽……。ううぅ、わーん!」

唯「ふむぅ……。なら飲んで充電するしかないね! そーれそれー」

律「おくひにちょくへつそそくのはやめへぇっ!」


律「で、結局憂ちゃんのことはどうなったんだ?」

唯「うんとね、あの日にさわちゃんに病院まで送ってもらって、診てもらったよ。飛び込みだったから随分待たされちゃったけど」

律「きちんとした告知もしたのか?」

唯「うん、したよ。その時のことを、今覚えてるかどうかは定かじゃあないけど」

律「そうか……。大変だったな」

唯「でも憂は泣き喚いたりしなかったよ。きっと、前から薄々感じ取っていたんだよ」

唯「その次の日は、あずにゃんとさわちゃんに手伝ってもらって一連の手続きを終わらせられたんだけど」

唯「あっ、でね、その最中に知ったことなんだけど、さわちゃんのお母さんも認知症だったんだって」

律「……なるほどな。どうりで詳細に知ってたわけだ」

唯「もう亡くなっちゃったみたいなんだけどね。で、そのお母さんのいた養護ホームに、今憂はいるんだ」

律「例の、デイケアじゃ無理そうだったってことか」

唯「うん。ちょっとね……」




唯「憂の頭の中から、私まで消えちゃったみたいだから」

律「えっ?」




律「唯……。そんな、本当なのか……」

唯「本当のことだよ。時折様子は見にいくけど、回復の兆しはないみたい」

唯「その施設は見るからに清潔なところでね、白に覆われた建物で、海が近くにあって、天国みたいなところなんだ。
  この前、車椅子に座った憂を遠くから眺めてたけど、なんだかそこで完結しちゃってる空間を見てるようだった」

律「……今の憂ちゃんにとっては、それが一番の平穏なのか」

唯「だね。その平和が守られ続ければいいんだけど」

律「……なぁ。そいつは、結構金のかかる施設なんじゃないか?」

唯「うん、まぁ。でも障害年金とか、私のお給料から捻出すればギリギリやっていけそうだよ」

律「そうか。金なら、もし消費者金融を利用したくなるくらい逼迫したら、まず私に相談しろよな」

唯「はいはい、ご贔屓にお願いね」

唯「りっちゃんからの報告も早いとこ聞いちゃいたいな。べろんべろんになった後じゃ遅いだろうから」

律「私の肝臓は宇宙だがな。まぁ先に言っといた方がいいか」

律「放課後ティータイム再結成の件」

唯「今じゃ、勤務後の方が意味合いあたってるかもしれないけど」

律「だな。で、二人に連絡を取ってみるとだな……二つ返事で、やりたい!! って言われちまったよ」

唯「おお! 本当に再結成できそうだね!」

律「スケジュール合わせとかはまだ全然だけどさ、みんな前向きなんだ、近いうちに全員揃って演奏できると思う」

唯「はいはい。ムギちゃんのお菓子食べる、も追加で」

律「んなもん個人的にこっそりお願いしとけー!」

唯「でへへ、めんごめんご」

唯「……あれ? あずにゃんには聞かなかったの?」

律「いんや。向こうからお断りされちゃったよ。今のバンドが満足にいってないのに、他のバンドにかまける余裕なんてないそうだ」

律「しかし、きっちり対バンは申し込まれたけどな。こちとらまだ顔合わせにまで漕ぎつけてないのに、ひでーもんだ」

唯「あはは。でもいつかやりたいなぁ。ライブハウスで、あの冬の日に戻ったみたいに」

律「ああ。きっと遠からず実現するよ」




 チーン

「毎度ありがとうございましたー」


律「さぁて、明日も仕事だ。早く帰っておやすみしますかぁ」

唯「明日も残業だあぁ」

律「働く女は辛いなー」

唯「辛いからこそアルコールが染みるんだけどね」

律「んだ。千鳥足のうちに我が毛布へと飛び込もうぞ」

唯「うん。それじゃりっちゃん、また」

律「おう。お互いがんばろーぜ」




「いらっしゃいませー。お願いしまーす。キーホルダー等、色々ありますよー」

唯「あ、あれってもしかして……」


唯「すいません。あの、ここに並べられてるものって……」

「はい。養護ホームさくらの里の方たちが作ったものなんです。障害のある方もいるのですけど、
 こうやって工芸品などを作って、外の世界との繋がりを持とうっていう企画なんです」

唯「そうなんですか。どれも細かく作りこまれてて、綺麗……。とても障害のある人が」

唯「て、あっ! このギターのキーホルダー!」

「気に入られましたか?」

唯「これ、レスポールだ。私が使ってた、ギー太と同じ色してる……」

「これは、一段と細部まで極め細やかみたいですね。作られる物っていうのは、作る人の心の影響を受けるものらしいですよ」

「ちなみに裏には、その方が作った証明に、イニシャルが掘られていたりするんです」

唯「裏に、イニシャル……」



 U.Y



唯「……買います。これ、下さい!」




唯「憂と私は、もう遠い遠い存在になってしまったけど……。
  けれどあなたが生きた証は、ずっとこの胸に詰まっています。
  そしてキーホルダーなんて子どもじみたもので繋がっていると信じています」




おわり