~2009年 12月31日~
律・唯・澪・梓「」ポカーン
律「ここが…がくちゃんの家」
唯「おっきな黒人さんがいたね!!」
澪「な…何かにぶつかって落としちゃわないかな…?」ブルブル
梓「すごく広いです…」
ガク「みんな、こっちのバーでパーティーするからね?」
律「バーまであるのかよ!?」
紬「しゃらんらしゃらんら~♪」
紬(年越しジャンプ、楽しみだわ~♪)
律「」プルプル…
律「がくちゃん! 探検していい!?」
澪「なっ…やめておけ律!? いったいどんな危険が潜んでるかわからないぞ~!?(金銭的な意味で)」
ガク「いいよ。 パーティーまでまだ時間もあるし…案内してあげる」
唯「やったねりっちゃん!」
唯・律「イェーイ!!」
律「すげー! 瀧だ!!」
ガク「ここは寝室でね…加湿器替わりに滝を作ったんだ」
澪「今度は道場!?」
ガク「毎朝、ここでトレーニングしてるんだけど…」
紬「まあ~」キラキラ
ガク「…ムギ? サンドバッグ、叩いてみる?」
紬「まあ! いいんですか?」
ガク「いいよ。 このグローブをつけて、ここを叩いて?」
紬「えーい!」
ドゴォォオオ!!
律・唯・澪・梓・ガク「何…だと…?」
梓「わぁ~、すごい!!」
梓「これ、スタジオですよね?」
ガク「そうだよ。 レコーディングとかもできるんだ」
梓「すごいです! どうやって使うんですか?」
ガク「ここをこうするとね…」
律「うおー! 飯だぁ~!!」
唯「おいしそ~」
ガク「ウチのシェフの手作りだからね」
梓「シェフまでいるんですか…」
SP1・2「Hey, boss」
澪「ひぃっ!?」
ガク「どうした?」
SP1「不審な人物が・・・ボスの知り合いだと」ヒョイ
さわ子「……」チョーン
ガク「…ああ、知り合いだ。 離してやってくれ…」
唯「ダメだよぉ~さわちゃん。人の家に勝手に忍び込んじゃ」
さわ子「だって…SPがいるなんて知らなかったんだもん…グスッ」
律「そういう問題か」
ガク(…頭が痛い)
さわ子「よーし! それじゃあご飯も食べたし、次は楽しい楽しいプレゼント交換ね!!」ウィー!!
律「さわちゃん飲みすぎだろ…」
さわ子「細かい事言ってんじゃないわよー!!」
ガク「そのことなんだけど…ゴメンね。
僕は一応、みんなの分のプレゼントを用意したから、僕抜きでやって」
律「さっすがガクちゃん!! さわちゃんもちょっとは見習えよ~」
さわ子「ああん!?」
律「ごめんなさい」
ガク「これが唯で、こっちが澪。 律の分に梓の分。
これがさわちゃんで… はい、これが紬の分ね」
唯「うわぁ~」キラキラ
澪「すごい綺麗…」
梓「これ、先生とお揃いのやつですよね?」
律「こっちのやつは一人ひとり違うのか~」
紬「素敵だわ~」
僕はこの日、軽音部のメンバーに、2つのプレゼントを渡した。
一つは僕がいつも着けているオニキスのブレスレット。
もう一つは、水晶を基調として、そこへ一つずつ、彼女たち一人一人をイメージしたカラーの石をあしらったブレスレット。
律には黄色、唯には赤、澪には青、紬には紫、梓には緑の石をそれぞれあしらい、
さわちゃんには水晶をドクロ型に加工したものを選択した。
それにしても…
さわ子「私の分も用意してくれてたのね~」
用意しててよかった。 さわちゃんの分。
律・唯・澪・紬・梓「どうもありがとうございます、先生!!」
ガク「これをつけてる限り、僕たちはずっと仲間だからな?」
ガク「離れてても、ずっと側にいるから」
律「なーにくさいこと言ってんだよ~」
唯「がくちんきも~い」プッ
ガク「おいお前らそれ返せ!」
唯・律「きゃー!」
プレゼント交換も終わり、今年のイベントもあとひとつ、僕が19年続けてきた、年越しジャンプのみとなった。
紬「ついにきましわ~!」キラキラ
澪「なんか、いざジャンプするってなると、ワクワクしてくるな」
唯「私たち空中で新年を迎えるんだよ? すごいね、あずにゃん!!」
梓「唯先輩、落ち着いてください」
梓(言えない…私も毎年、年越しジャンプしてるなんて言えない…)
さわ子「しゃー!! 私が一番高く飛んでやらぁー!!」
律「うわっ!? さわちゃんうっさ!」
ワイワイ…
ガク「みんな静かにして~。 時報聞こえないだろ?」
律「こんなときくらい、うるさくたっていいだろー!?」
唯「そうだそうだー!!」
ガク「わかったわかった。 それじゃ、僕がスピーカーから音を聞いて、時間をみんなに伝えるから」
ガク「えーっと、…10秒、……20秒、……午前0時30秒」
ガク「…は? いま、12時って言ったぞ?」
一同「え゛~~~~!!!!」
一同「……………………」
ガク「それじゃ、来年まで待つか……」
一同「おめでとうございました……」
紬「」シュン…
梓(終わった…私の人生、今までずっと年越しジャンプしてきたのに…)シュン
最終更新:2011年05月20日 22:56