『これより軽音楽部、“放課後ティータイム”による、ライブを開始します』
ワァァァ…!!
パチパチパチ…
憂「お姉ちゃん…」
ガク「ほら、急いで取って来い!!」
唯「はいっ!!」
タタタタ…
ガチャッ!
唯「…あった!」
ガク「持ってきたか?」
唯「はい!」
ガク「じゃあ飛ばすからな! シートベルト閉めとけ!!」
唯(そういえば、入学式の日もこの道を走ってた)
唯(あの時は、何をすればいいんだろうって思いながら…
このまま、大人になっちゃうのかなって思いながら…
一人で走ってたよね…)
唯(ねえ、私。 あの頃の私。
心配しなくていいよ。
すぐ見つかるから。
私にもできることが。
夢中になれることが。
こんなに私を支えてくれる人たちが。)
唯(大切な…
大切な…
大切な場所が!!)
唯「がくちん先生! ホントにありがとう!!」
ガク「あぁ…頑張って来いよ」
唯「もちろんです!」フンス!
ガチャッ!
憂「あっ! お姉ちゃん!!」
唯「あぁ憂! ピース!!」
憂「お姉ちゃん頑張って!」
律・澪・紬・梓(あっ…)
唯「……」ハァッ…ハァッ
唯「よいしょ…わわっ」
唯「……」
唯「さわちゃん先生、ありがとう」
さわ子「クスッ… じゃあ、あと頑張りなさい」
唯「みんな、本当にごめんなさい」
唯「よく考えたら、いつもいつも…
こんな…大事なときに…」グスッ
澪「…タイくらいちゃんと結べ?」クスッ
律「みんな唯が大好きだよ」
ガンバレー!
ユイー!!
唯「えっと、改めまして、放課後ティータイムです」
唯「今日は私がギターを忘れちゃったせいで、こんなに遅れてしまいました」
唯「ギー太も、忘れちゃってごめんね」
唯「それじゃあ、最後に思いっきり歌います!」
唯「『ふわふわ時間』!!」
ガク(散々な演奏だったけど…みんなの絆は深まったみたいだな。)
『セッ○スジャパン』
ガク(僕の心には深い傷ができたけど…)
ガク(男のゴールデンタイムでもいってくるか…)
ガク「……」カシュッ…ゴクゴク
ガク「フゥ…」
校長「……」ポンッ
ガク「校長…」
唯「はいりっちゃん! トス!!」トンッ
律「よっしゃあー!! うけてみよ! りっちゃんアターーック!!」バシーン!!
ヒューーーン
ボンッ!!
律「あ…やばっ。 人に…」
校長「!?」ボンッ!!
校長「」バタッ
ガク「校長っ!?」
ガク「……」
ガク「今のうちに、コイツの車でも壁に立てかけておくか」
ガク「薄給すぎるんだよ、まったく。 他の先生たちはよくやってるよ、ホント」ヨイショ
ガク「……こんなもんかな」
車(ギブギブ!!)
律「なにやってんだあいつ」
梓「せっかく今日はビシッと決めたのに…」
~2009年 2学期終業式後!~
澪「よ~し。 冬休みだ~」
律「また今年もクリスマス会やろうぜ!」
唯「いいね! やろうやろう!」
梓「あの…私クリスマスには予定が…」
律「彼氏ですよ奥さん」
唯「若い子はいいわねえ…」
梓「違いますっ!!」
唯「それじゃ年末パーティーは?」
梓「あっ、年末なら私も大丈夫です」
唯・律「よし決定!!」
澪「でも場所はどうするんだ?」
律「ムギん家は?」
紬「ごめんなさい…今からだとちょっと予約を取れそうにないわ…」
律「そっかあ…仕方ないな」
律「あとデカそうな家っていったら…」
律(がくちゃん…いい車に乗ってたよな?)
ガク「?」
律「あのー、がくちゃん? がくちゃんの家でパーティーとかは…?」
ガク「いいよ?」
唯・律「やったー!!」
唯「がくちんの私生活ってどんなのか気になってたんだー」
澪「こらっ! 迷惑かけるようなことしちゃダメだぞ!?」
澪「そりゃ私もちょっと気になるけど…」ソワソワ
紬「あらあら」
律「それじゃー12月31日、場所はがくちゃんの家で!!」
律「プレゼント交換もしようぜー!」
梓「大晦日にっ!?」
ガク「いいね。 それじゃみんなで年越しジャンプもしよっか」
紬「年越しジャンプ? いったい何なのかしら?」キラキラ
最終更新:2011年05月20日 22:55