刹那「俺が軽音部だ!」

アレルヤ「刹那がまた変なこと言ってるよ……」



ティエリア「刹那・F・セイエイ、君は一体なにを言っている?」

ロックオン「ちゃんと順を追って説明してくれ」

刹那「けいおん!はガンダムだ!」

刹那「そして、俺もガンダム!」

刹那「つまり、俺はけいおん!だ!!」

ロックオン「えっ」

アレルヤ「えっ」

ティエリア「えっ」

ハロ「エッ」



――せつめい!


ロックオン「……つまり、けいおん!ってのは日本のアニメなんだな。」

ロックオン「で、刹那は、潜伏先のお隣さんからけいおん!を見せてもらって、はまっちまったってわけだ」

刹那「ああ。」

刹那「けいおん!はガンダムだった。俺も軽音楽の世界に介入行動を開始する」

アレルヤ「重傷だね……」

ティエリア「これがアニオタか……」

刹那「軽音部は4人。ガンダムマイスターも4人……」

刹那「つまり、俺が! 俺たちが軽音b……」

ティエリア「謹んで辞退させてもらう」

ロックオン「俺もだ」

アレルヤ「僕も」

刹那「」



刹那「ティエリアは想定の範囲内だったが、なぜロックオンとアレルヤまで……」

アレルヤ「なぜって……本気で言ってる?」

ロックオン「俺たちは世界に喧嘩を売ったんだ。楽しく音楽なんてやってる暇なんてないだろ」

刹那「音楽ではない。軽音楽だ。軽い音楽と書くのだから、簡単なことしかしないに違いない」

刹那「だから、武力介入しながらでもできる」

ロックオン「あのなあ、軽音楽ってのは軽い音楽じゃない。商業的で比較的小規模な音楽のことを言うんだ」

ティエリア「このような基礎知識さえないなど、君は本当に軽音楽をテーマとしたアニメを見たのか?」

刹那「……この世界に神はいない……。平沢唯もいない……」

ロックオン「そりゃ、いないだろうさ……」



ウィーン ガシャ


スメラギ「あら、わたしは刹那のプランに賛成よ。」

アレルヤ「ス、スメラギさん!?」

スメラギ「いいじゃない。たまには音楽も。ノーミュージック、ノーライフなんてね」

ティエリア「本気で言っているのですか?」

スメラギ「もちろん本気」

スメラギ「チームワークゼロのあなた達が、音楽を通して少しでも仲良くしてくれたら、こっちも助かるもの」

刹那「その通りだ! スメラギはガンダムだ! ええ人だ!」

ロックオン「お前が一番チームワークを乱してるんだがな……」

ハロ「ミンナナカヨク! ミンナナカヨク!」

ティエリア「このような馬鹿げたことは認められない! ヴェーダに報告させて貰う!」

スメラギ「そのことだけどね、ヴェーダも認めているのよ」

ティエリア「見え透いた嘘を!!!」

スメラギ「嘘じゃないわ。実は、軽音部ってCBにもうあるのよ。これを見てちょうだい」

アレルヤ「これは、CBの組織図……?」

ロックオン「ソレスタル・ビーイング軽音学部って……マジかよ!?」

ティエリア「そんな……ヴェーダ……」

刹那「ガンダアアアアアアアアアアム!!!」

アレルヤ「あれ? でも、部員0人って書いてますよ」

スメラギ「そうなのよ。色々あって、前にいたメンバーは全員辞めてしまったらしいの」

アレルヤ「全員? CBは学校と違って、卒業なんてないのにどうしてですか?」

スメラギ「以前いた部員は主に戦死、事故死、一生楽器が弾けなくなるほどの怪我などで引退を余儀なくされたそうよ」

スメラギ「つまり、卒業は卒業でも、ほとんどの部員が人生からの卒業をしたってこと」

アレルヤ「………………聞かなきゃよかったよ……ハレルヤ……」

スメラギ「大丈夫。生きている卒業生もいるわ。たった数人だけれど……」

ロックオン「ま、私設武装組織だから仕方ないさ……」

スメラギ「最後の部員が卒業してからちょうど5年ね。組織の規則では5年間無人の部活は廃止することになっているわ」

スメラギ「このままだと、軽音部は廃部になっちゃうけど、どうするの刹那?」

刹那「俺が! 俺たちが軽音部だ!」

ロックオン「刹那がめずらしくガンダム以外に首ったけなんだ。入部するさ」

アレルヤ「子供のお守りよろしく……って、言いたいところだけど、僕も入部しますよ」

刹那「ロックオン……、アレルヤ……!」

スメラギ「でも、困ったわねぇ。部活として認められるには部員が最低4人必要なのよ~」チラッ

刹那「……」ジー

ティエリア「……」

刹那「…………………………………………………」ジー

ティエリア「ヴェーダが推奨するのなら従う……」

刹那(よし)



――


ティエリア「まずは楽器の調達だな」

アレルヤ「僕たち軽音部なのに誰ひとり楽器を持ってないもんね……」

刹那「原作に沿って、バイトをして金を貯めてから楽器屋に買いに行く」

ロックオン「理由はともかくとして、刹那にしてはいいアイディアだな」

アレルヤ「なんのバイトにしようか?」

刹那「ハンバーガーショップの店員なんてどうだ」



――そうぞう!

ロックオン『いらっしゃいませー^^』

刹那『……』

ティエリア『……』

ロックオン『お前ら喋れよ! なんで無表情なんだよ! 客が怖がって逃げんだろ!!』

アレルヤ『い、いらっしゃいませ。ご注文は……ハンバーガーでs ハレルヤ『俺は生きる!! 他人の生き血を啜ってでもなあ!!!!!』

ハレルヤ『だからテメーがハンバーガーになっちまいな!!!!!!!!!』グッチャグッチャ

ロックオン『ハレルヤ! お客様を材料にすんな!!!』


――

ロックオン「……これはやめといたほうがいいな」



ロックオン「接客業以外でなにかないか?」

刹那「やはり、原作通りに交通量調査か……」



――そうぞう!!

カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ
カチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチカチ

ティエリア『……(これだから地上は嫌いだ)』イライライライラ

刹那『……(飽きた。エクシアに会いたい……。ペロペロしたい……)』

ティエリア『刹那・F・セイエイ、24世紀にもなって、この方法はあまりに原始的だとは思わないか?』

刹那『ああ。それについてだが、俺にいい考えがある』



――

ティエリア『ガンダムに乗り、上空から交通量をはかるとは考えたな。』

刹那『……エクシアペロペロ』


一般人A『ガンダムだ! 逃げろー!』

一般人B『キャー!』

一般人C『テロや! これはテロやで!』


――

ロックオン「……これもやめといたほうがいいな。」




ロックオン「俺たちにやれそうなバイトがひとつもない……」

アレルヤ「これじゃあ楽器が買えないよ……どうしたらいいんだハレルヤ……」

ティエリア「諦めろ。はじめから僕は反対だったんだ」

刹那「俺は死ぬのか……」

ロックオン「死にはしないだろ。大げさな」

刹那「武道館ライブという目標を果たせないまま……」

アレルヤ「武道館ライブ!? いつのまにそんな設定が……」

ティエリア「紛争根絶はどうした? 忘れたとは言わせん」

刹那「俺は……こんなところで諦めなくてはいけないのか……」



留美「その心配はなくてよ」

アレルヤ「王留美!」

刹那「琴吹紬!」

アレルヤ「えっ」

留美「スメラギさんの予想通りね。来てよかったですわ」

紅龍「ガンダムマイスターのみなさまはこちらへ……」




――


ティエリア「ここは……」

紅龍「王家の別荘(小)でございます」

留美「本当はもっと大きなところをお貸したかったのですけれど、一番小さなところしか都合がつきませんでしたの」

アレルヤ「たしかに、前にトレミーのみんなと行った別荘より小さい……」

ハロ「チイサイ! チイサイ!」

留美「」イラッ

紅龍「……コホン、こちらに楽器とスタジオをご用意させていただきましたので、お好きなように使用してください」

ロックオン「こりゃすげえな……。高そうな楽器が所狭しとならんでやがる」

刹那「本当に俺たちが使ってもいいのか?」

留美「ええ。ただし、お代はあなた方が変革した世界を頂きますわ」

ロックオン「ただより高いものはないってのはこのことだな」




――がっき!


アレルヤ「たくさんありすぎてどれを選んでいいのかわからないよ……」

刹那「俺はこれにする」

アレルヤ「えっ、もう決めたのかい?」

ロックオン「へえ、刹那はギターか」

刹那「平沢唯はガンダムだ!」

ロックオン「……そうかい。もうつっこみはいれねえよ……」

アレルヤ「つっこむだけ無駄だしね」

ティエリア「賢明な判断だ」



ティエリア「僕はこれにしよう」

ロックオン「ティエリアがドラムだと!? 意外すぎる……」

刹那「どっしりとしたフォルムがヴァーチェに似ているからだろう」

ロックオン「馬鹿言うな。そんなガンダムバカはお前だけだって」

ティエリア「刹那・F・セイエイ、僕の心を読まないでくれ」

刹那「すまない」

ロックオン「図星だったのかよ……」


アレルヤ(なんだかんだ言って、ティエリアも即決だったってことは、やる気なんだなあ……)

アレルヤ(僕はどれにしようかな。ハレルヤはなにが弾きたい?)

ハレルヤ(迷ってんじゃねーよアレルヤ……。お前が弾く楽器はお前が選ばなきゃどうにもなんねえだろ……)

アレルヤ(ちょっと参考に聞くだけだから……)

ハレルヤ(仕方ねえな……。ま、あえて言うなら、捕虜で電池なジミルヤにゃ、地味なベースなんてお似合いだぜwwwwwwwwwwwwwwwwww)

アレルヤ(地味だなんてひどいよハレルヤ!)

ハレルヤ(お綺麗事を言いやがってwwwwwwwwwwwwテメーだってホントは思ってんだろwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)

ハレルヤ(ベースは地味だってなあwwwwwwwwwwwwwwwwwwww)

アレルヤ(ぼ、僕は、そんなこと……!)


刹那「あとは、キーボードとベースだな」

ティエリア「さっさと決めてくれ」

ロックオン「はいはい」


ハレルヤ(おいおいいいのかあ? うかうかしてる間に決められちまうぜwwwwww)

アレルヤ(でも僕は……)

ハレルヤ(楽器くらい感情で弾け! 己の意思で弾け!! 無慈悲なまでに!!!!)

ハデルヤ(アレルヤ!!! ジミルヤアアアアアアア!!!!!!!!!)

アレルヤ()


ロックオン「そうだな、俺はキーb……」

アレルヤ「僕! キーボードがいいな!!!」



ロックオン「んじゃ、俺は残ったベースか」

ロックオン「これでも一応、マイスターのリーダーだしな。いつもバラバラなお前らのリズムをまとめるのは俺の役目ってね」

ハロ「ビンボークジ! ビンボークジ!」

ロックオン「ははは。そりゃ、いつものことだ」

アレルヤ(ごめん、ロックオン……)

ハレルヤ(よくやった!! さすが俺の半身wwww)


ハロ「ハロモガッキエラブ! ハロモガッキエラブ!」

ロックオン「ハロはカスタネットなんてどうだ?」

ハロ「ウンタン! ウンタン!」


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