紬「んじゃ次行くぞ。んー…そうだな、じゃあそこのメソメソ後ろ向きチビ」

梓「……別にメソメソしてませんよ」

紬「ははははは!!!」

梓「……」

紬「おま、あんだけ湿っぽくなっといて」

紬「メソメソしてませんよ」

紬「ってそりゃねえだろよwwwwwww」

梓「……うぅ」

紬「ヒィーwwwwヒィーwwwwwは、腹いてwwwwww」

梓「……」

紬「はっ、はっ……あー笑った笑った。勘弁してくれよ。私そーゆーの弱いんだからさぁ」

梓「……」グスッ

紬「まぁあれだ。お前のメソメソはわりといい方向に転がってたから全然いいんだよ。あのおかげで唯とオメーが、ほほぅほほぅ…って感じになってたからよ」

梓「別に私と唯先輩はそんなんじゃ…」

紬「お前らのヘタレっぷりには私もそーとーキテたけど、梓、お前はそん中じゃあよくやったほうだな」

梓(あんまり嬉しくない…)

紬「一期の頃は申し訳程度だったけど、二期は、うん、唯に相手を絞ってたからな。グッと近づいたな」

梓「だから別にそういんじゃ…」

紬「でもなぁ、オメーもまだまだ詰めが甘いわな。そのへん自覚してっか?」

梓「…いえ…」

紬「オメーよぉ……せっかくの後輩ポジションなんだぞ?しっかりしろや」

梓「……」

紬「お前はその才能を活かしきれてねえ」

梓「バスケ部風な言い方やめてくれませんか…?」

紬「お前覚えてっか?ロミジュリのあと唯がキッスを、キッッッッッスをしようとしてたの」

梓「……はい」

紬「なんで拒んでんの?」

梓「んな…!あ、当たり前じゃないですか!」

紬「……」

紬「は」

紬「はあああああああ?バカ?あ、もしかして胸だけじゃなくて脳ミソも小さいの?猫並なの?」

梓「うぅ……」グスッ

紬「一期の時も拒んでたよなオメーは」

梓「…はい」

紬「まぁあれはいいんだよ。あれで正解。一回拒むのはお約束だからな。あそこでキッスされてたらこちとら興醒めってもんよ」

梓「……」

紬「お前は二期一話目から唯とはいい感じだったよな?」

梓「いい感じ…。まぁ、別に仲悪いわけじゃないですし…」

紬「一話目を見た時確信したよ。あ、これは唯と梓が愛を育んでいくお話なんだな、と」

梓「なんでそうなるんですか…」

紬「前半じゃ、ゆいあずなんてユニットも組んでよぉ?肩にもたれかかってきた唯を見て、アレだろ?ドキドキしたろ?キッスしたくなったろ?」

梓「なってません…」

紬「はぁぁぁ…オメーはもうちょっと出来る奴かと思ってたんだけどなぁ……ったく」

紬「フェスでも星空の下、ローマンティックでよぉ。あんなん誰が見たってキッスする場面じゃねーか」

梓「しませんてば…」

紬「前半でお前らはいつ付き合ってもおかしくねーくらい仲か深まったんだよ」

梓「仲はいいですけど付き合うとかそういう事では…」

紬「それがなんだ?お前ときたら、後半になってもキッスを拒んでんの。こっちからしたら、ふざけんなっつー話だよマジで。しちまえよ。みんなが見てる前でしちまえばいいだろボケ」

梓「ぜ、絶対嫌ですよそんなの!」

紬「卒業式の時もよぉ…」

紬「卒業しないでよ」ウルウル

紬「ちげーよ!!他に言う事あんだろが!!」

梓「じゃ、じゃあなんて言えば…」

紬「唯先輩、愛してます。はいこれ。これしかねえだろ。ほれ、言ってみ」

梓「お断りします」

紬「ぶっちゃけ、てめえのウスノロっぷりにはこっちもそろそろ堪忍袋の緒が切れかかってんだよ。今日日、月9でもこんな引っ張らねえっつの」

梓「だから恋愛感情じゃ…」

紬「しかもお前、ゆいあずにかまけてて、みおあず忘れてんだろ?」

梓「…へ?」

紬「はぁぁ……それも自覚なしかよ。私が教えてやんなきゃわかんねーってか。私はお前のおかーさんじゃねーんだぞ?」

梓「…すみません」

紬「憧れの澪先輩はどこいったよ?部室で二人っきりになってもドキドキしてねーじゃんお前」

紬「カムバックわたしっ」

紬「…っざっけんなクソガキ!!お前のカムバックなんてどーでもいいんだよ!!カムバックみおあずを見たいんだよこっちは!!ニーズ読み違えてんじゃねえよ!!お前お金貰うってのがどういう事かわかってねーだろ!?」

梓「お、お金…?」

紬「そりゃ澪もお前に話しかけなくなるわな!だってお前もう澪に興味ねーんだもん。も、全然。話しかけても、し?んだ」

梓「いや別にそういうわけでは…」

紬「まぁ制服着崩した澪を見て、ドッキーンみたいなのはナイスプレイだったな。でもあれで終わりじゃあいかんわ。もっと上狙ってけ上」

梓「……」

紬「とりあえず私を可愛いとか思う前に、まず唯を攻略しとけ。二兎追う者は一兎を得ず。わかったか?」

梓「……はい」

紬「三期始まったらアバンで唯にコクれ。そして一話目でキッスまでいけや」

梓「んな……」

紬「ここだけの話、ガチレズのお前には一番期待してんだ。な?私をこれ以上ガッカリさせんなや」

梓「……はぁ」


紬「はー疲れた。ほんっと疲れるわ、お前らの相手すんの」

唯律澪梓「……」

紬「あー、じゃあ、最後いくか最後」

紬「おい、そこのボンクラ」

唯「私の事…だよね…」

紬「お前ちょっとこっちこいや」チョイチョイ

唯「…?う、うん」トコトコ

紬「……」

紬「ラァ!!」ボカッ

唯「いたっ?!」

紬「お前マジでたいがいにしとけよ!?なぁ!?いい加減な気持ちでやられるとこっちも迷惑なんだよ!!」ギリギリ

唯「いたいいたい!ムギちゃん痛い!髪の毛引っ張らないで!」

紬「っとにお前はよお!?わざとやってんだろ!?」ギリギリ

唯「い、いたい!わざとって何!?何の事!?」

紬「すっとぼけんじゃねえよ!!あんだけフラグ立てといて全放置ってどういう事だテメェ!!テメェが一番ありえねえよ!!」ギリギリ

唯「いたいいたい!わかったから離して!髪の毛ちぎれちゃう!」

紬「ハー…ハー…ハー…」

唯「うぅ…」グスン

紬「…何本だ?」

唯「え…?」

紬「てめえが立てたフラグは何本だ?」

唯「ふ、フラグ…ってなに?」

紬「だからテメェが一期二期通じてねんごろになった人数は何人いるんだって聞いてんだよおおおおお!!あぁ!?」

唯「ひぃっ!?」

紬「ああああああ!!テメェの相手してっとマジイライラする!!コントローラー投げんぞコラァァァ!!」

唯「わ、ま、待って!えっと、私が仲良くなったのは……えっと…えっと…」

唯「うぅ?…」

紬「さっさと答えろやぁぁぁ!!はいさん、にぃ、いち!!」

唯「わ、み、みんなだよぅ!みんなと仲良くしてるから何人とかわかんないよっ!」

紬「…」

唯「うぅ…」

紬「…ふ」

紬「ふふふ…」

紬「ふはははははははははははは!!」

紬「そーだよ!てめーは!!全員と!!仲が良い!!」

唯「ほっ……」

紬「なのになんで全放置してんだボケコラァァァ!!おぉ!?テメ、ツラ覚えたかんな!!」ギリギリ

唯「あぃぃ!いたいいたい!それやめてぇ!」

紬「あずにゃんりっちゃん澪ちゃんムギちゃん和ちゃん憂!!」ブチブチブチ

唯「いだぁぁぁ!髪の毛抜かないでぇぇ!」

紬「原作では純ちゃんも!!」ブチィ

唯「いだぁぁぁっ!」

紬「こんだけ揃えといてなんで何もしない!?お前アレか!?通帳の残高見てニヤニヤするタイプか!!」

唯「ふっ…う、うぅ…貯金なんて全然ないよぉ…」グスッ

紬「んなこたわかっとるわ!!私が聞いてるのは何でフラグ立てて放置してんこかって事だよ!!」

紬「マジで腹立つわ!!おめでとうエンド並みに投げっぱなしじゃねえか!!」

紬「アレか!!我が愛は天地と一つ。故に恋人はなくともよいのです。…ってか!!」

紬「んんんんん?!そこんとこどうなんだオイィィィ!?」グイグイ

唯「いたいいたい!前髪はやめて!前髪大事だからやめて!」

紬「一期でぷにぷにしてた澪は完全放置!!」

紬「水着で抱き合った律とも進展なし!!」

紬「クリスマスに同じベッドで過ごした憂とも歌詞ちょっと書いて終わり!!」

紬「バックから私に抱きついておきながらやっぱりなんにもなし!!」

紬「お揃いのピンバッヂつけてる和ともなんにもなし!!」

紬「しまいにゃ梓ともキッスすらせずに終わりだと!?」

紬「テメェ自分のたち、たちちち立場わかってんのか!?」

唯「う、うぇぇん……」ポロポロ

紬「ピーピーうっせぇんだよ!!大体なんだ、あの亀!臭いんだよ!あんな亀要らねえからテメェの栗を後輩にするくらいの度量を持ってなくてどうする!?主役やねんぞ貴様!!」

唯「うぇぇぇん…ムギちゃんが何言ってるかわかんないよぉぉ…」ポロポロ


紬「はぁ、はぁ、はぁ…」

唯「うぇぇぇん…」ポロポロ

紬「はぁ、はぁ…。ちょ、ちょっと落ち着こか……」

唯「う、ううぅ…」グスッ

紬「ええか?オメーはフラグを立てる能力は図抜けとるんや」

澪(なんだこの胡散臭い関西弁…)

紬「いっくら立てても、フラグは回収せな意味ないわ。あぁ、放置はあかん。そらあかんわ。これはわかるよな?」

唯「わ、わかんないよぉ…」グスッ

紬「ああ!?」

唯「ひっ!わ、わかりますわかります!」

紬「立てたからには回収。こんなん小学生でも知っとるわ」

唯「うん……」グスッ

紬「せやから三期では今までのぶんキッチリ回収。ええな?」

唯「はい…」

紬「アバンで全部回収。できるな?」

唯「そ、それは……」

紬「できるやろ!!片っ端からキッスしたったらええねん!!おのれ普段から抱きつきまくっとるやないかい!!キッスぐらいお手のもんやろが!!」

唯「うう……」

紬「お前さえしっかりしとれば、他がなんぼだらしなくてもええんや。お前次第でどうにでもなる。な?それが主役っちゅーもんや」

唯「う、うん…」


紬「おし!じゃあこんくらいにしとくか。お前ら三期には期待しとるからな」

律「ムギ…私もう座っていい?」

紬「おお、すまんすまん。ずっと立ちっぱなしか。座れ座れ」

律「ふぅ…」ガタン

紬「ま、言うてもお前らみんなやればできるってわかっとるからな。これだけ言えば三期は安泰間違いなしや。あぁ、そりゃもう大したもんやで。さ、茶ァしばくか」

澪「あの…ムギ…」

紬「ン?なんや、まだなんかあんのかい」

梓「口調…」

紬「あん?」

唯「口調戻さないの…?」

紬「…」

紬「あかん、戻らんくなったわ」

唯律澪梓「三期オワタ」

おしまい