―部室


  チ~~~~~ン



律「バカやろう……」

紬「うっ……」

唯「澪ちゃん……なんで死んじゃったんだよ…」



律「………ん」

律「そういえば何でだっけ?」

唯「さぁ?…」



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー


唯「なんでだっけ…でもこの部室入った時から感じたんだよ」

唯「もう澪ちゃんは……」

紬「うぅっ…」シンシン

律「解ってるよ…けどその理由がはっきりしないんだよ」

律「澪は確かに……なのに不思議だ」

唯「なんか悩みとか……」

唯「………あっ…」

律「どうした」

唯「ほら…あの時」

唯「和ちゃんと一緒に帰った後のファミレス……」

律「和ぁ?」

紬「あ…ほら……」

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーー


律『澪ってさ、案外眼鏡かけたら似合うんじゃん』

澪『え~…似合わないよ』

律『ちょっと和、眼鏡貸して』

澪『イヤいいって…!』

唯『ほら、似合うかも!』

律『さぁさぁ!』スッ

澪『お、こらッ……』

律紬唯和『………』ジィ~~

澪『ど、どうせ似合わないでしょ…』

律『……………ぷっ』

律『ギャーー似合わねぇえええーー!!!!wwwwwwwww』デコデコデコ

澪『…………………』

唯(マズいよりっちゃん…!)

紬(ど、どうしましょ…)ハラハラ

和(見えないわ…)

バキャーーン

律『でこっ!!』ガシャッ

澪『ッッ帰る!!!!!』



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーー


唯「今思えば、やっぱりあれが引き金に……」

律「待て待て!!そんなんで死ぬか!?ふつう」

律「…それにそれ二週間も前じゃんか……」

紬「うーん………」

紬「もしかして、三日前のあれじゃあ……」

律「あ、あれって…?」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

―部室

澪「律、消しゴムかして」

律「いいよー」

澪『へぇ~……』

律『なんだよ…』

澪『律のって、“まとまるクン”じゃないんだ……』


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーー


紬「…………ね?」

律「……!!?!?」

唯「取りあえずなんで死んじゃったのか調べてみない?」

律「まだ7時半か……HRで話あるだろうな……」

紬「信じられないわね…」



唯「………ねえ、まだ梓ちゃんは?」

律紬「え?」

唯「梓ちゃんだよ…朝練休むなんて珍しいね……」

律「梓ちゃんっておま…」



ガチャ

澪「おーっす……」

澪「…居ないよね……」

梓「…先輩、唯先輩達ならきっと大丈夫ですよ」

律「み、澪!?」

澪「………」

梓「…………先輩」

唯「澪ちゃん!梓ちゃん!?…なんで無視するの…?」

律(…………)

紬「これって……」

律「どういう事だ…」

唯「ねえ二人ってば!!」

律(……)

澪「分かってるよ。きっと皆なら、大丈夫だよね……」

梓「そうですよ!きっと直ぐに……」

律「おい…何のことだよ……」

澪「憂ちゃんも…心配だな…」

梓「…行きましょ。HR始まりますよ」

澪「うん…」

バタン




律「ムギ、どういう事だと思う…?」

紬「ちょっと頭が混乱して…」

律「澪は生きてた……というより」

律「なんで私達は“死んだ”なんて思ってたんだろ…」

唯「それに私達が見えてなかったみたい…」

紬「そう……」

唯「澪ちゃんも、梓ちゃんも…」

律「その梓ちゃんってのやめろよ……」

唯「え?」

律「…もういい。それより、あいつらの言ってた事が気になるな…」

紬「ダイジョウブ、とか…憂ちゃんのことも言ってたよね…」

律「ん?AZUSAは澪とフツウに会話してたな…」

唯「あ………もしかして……」

律「…なに」

唯「死んでるのって…私達なんじゃ……」

律紬 (あ―ッ!)



紬「でも、そんなような事は…」

律「そうだ!私は確かに昨日聡と話したんだ!!そんな事は―」

唯「だったら私も憂と話したよ」

律「間違いないな……唯、今から憂ちゃんの携帯に電話しろ」

唯「…なんで?」

律「いいから…」

唯「うん」パッピッコッ

prrrrrr・・



ピッ


憂『お姉ちゃん……?私イジメられてるかもしれない…』

唯「!?どういう事!?」

憂『みんながね……私のこと無視するの……』

憂『話しかけても誰も返事してくれなくて……』

律「どうしたんだ…?」

唯「憂……皆に無視されるって……」

律「(やっぱり……)…ちょっと貸して!」パリ

律「憂ちゃん!?田井中だけど!」


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーーーーーーーーー


―部室

律「ごめんね……抜けてもらっって」

憂「大丈夫ですよ…皆やっぱり気にも留めてなかったですし…」

律「もしかしたら…唯の言う通りかもしれない……」

紬「私達が…」

憂「何ですか?」

唯「いや~…私達死んでるかも、って……」

憂「…………ん?」

律「やっぱり……心当たりとかないか…」

紬「でもまだそうと決まった訳じゃないでしょ?」

紬「あの二人の言葉思い出して」

唯「じゃあさ…もう本当に死んじゃってるのか試してみることから始めようよ」

律「どうやって?」

唯「ベタに物で殴るとか…」

律「オイ言い出しっぺがやれよ」

唯「えぇ…じゃあ誰かにいたずらして反応を見るとか…」

律「憂ちゃん、HRで先生何も言ってなかったの?」

憂「特に、いつも通りでしたけど…」

律「なんか存在自体が空気扱いって感じだな…」

紬「でもあの二人は……」

律紬「うーん………」

律「取りあえずここに居てもしょうがないし、外出よう外」



「なあなあ」


―廊下

律「私達同士はこう―触れるじゃん」

律「周りの連中はどうなのかな?」



チーンコーンカーン・・・

唯「あ、授業終わったみたい」

律「ちょうどいいや、通りすがりにタッチしてみよう」

唯「なるほど!本当に死んじゃってたら触れないもんね」



わいわい

律(いくぞー)

生徒「……が憎めないよね~」

律(ちょっとゴメンよ…!)



ふぁさ…

律!



憂「きゃぁぁああ!!」

唯紬(あー……)(ダメか…)



律「……」

紬「駄目だったね……」

律「お前らもやって来いよ…」

律「私だけかも知んないしさ……」



唯紬憂「ダメでした…」

律「うわぁぁあああもう私ら死んだぁぁあああ!!!!」

唯「あでも…ってことは……」

唯「聡君もマズいんじゃ……」

律「ハッ……」

律「うわぁぁあああさとしぃぃぃいいい!!!」デコデコ

紬「りっちゃん……」

紬「でも、澪ちゃんや中野さんは何で私達の事覚えてた」

律「ぐずっ……あれ?」

唯「そうだよ!秋山さん達なら、何か知ってるかな!?」

律「…おい、お前ら……」

律「なんだよ…その呼び方…」

律「梓ちゃんとか、秋山さんとか!」

唯「どしたの…?別にいつも通りじゃん」

紬「うん……きっと少し疲れてるのよ」

律「はぁ…?」

憂「あの、それより私達って本当に…」

唯「それ、マズい事になったよねー…」

2