唯の部屋

律「うっぶぼぼぼぼぼ」ゲロゲロロン

澪「……」

紬「……」

唯「二人とも泊まっていってくれていいからね……ていうか泊まって」

澪「うん」

紬「解ったわ」

唯「私、女ちゃんに謝ってくるね……りっちゃんをよろしく……あ、冷蔵庫の水とか使って良いから」

律「うぼぁー……」



唯「あの、その、ほんと、ごめんなさい……」

女「あー、いいからいいから」

唯「せっかく楽しかったのに」

女3「まぁまぁ、よくあるってこういうのは」

女2「そうそう、覚えたては仕方ないよ……うぶっ」

デブ女「え、あんたも?」

女「本当に気にしなくて良いからさ、これに懲りずにまた遊ぼうよ」

唯「う、うん……ありがとう」

女「あ、でも田井中さんはちゃんと叱っといてね」

唯「あはは、了解」

女「あと秋山さん……何でもない」



唯「ただいまー」

紬「おかえりなさい」

律「うぼぁー……」

唯「澪ちゃんは?」

紬「ウコンの力買いに行ったわ……ついでに歯ブラシとかも」

唯「あ、ごめんね、全然用意無くて」

紬「ううん」

律「うぼぁー……」



ピロリン

唯「ありゃ、メール?」

和『ただ今、人間はどれくらい眠らず麻雀出来るかを実験してます。研究成果にご期待下さい』

唯「あはは……楽しそうな写メ……」

律「うぼぁー……」

唯「……ほんまなんでやねん」



澪「うぉっす」

唯「おかえり」

澪「微妙にコンビニ遠いなここ……」

唯「実は裏道があるんだよー」

澪「あの墓地みたいなとこか?嫌だよあんなとこ歩くの……律、これ飲め」

律「んぐんぐ……」

律「わたしはしょうきにもどった!」

澪「はいはい……はい、ムギの歯ブラシ」

紬「ありがとう」

唯「なんか目が冴えちゃったねー」

澪「だな」

唯(四人でこんな空気になるのは久しぶりでした)



唯(それから私達はようやく本音で話しました)

唯(正直進路を一緒にしたのは間違いじゃなかったのか)

唯(友達が出来ないのをお互いに棚上げしていなかったか)

唯(そのくせ無理して集まっていなかったか……)

唯(不思議と険悪なムードにはなりませんでした)

唯(笑いながらお喋り出来ました)


唯「だから澪ちゃん友達いないんだよー」

澪「うるさいなー」


唯(ある意味高校の時より遠慮無しです)


紬「女子大なのに皆、彼氏ばっかり欲しがるのね」


唯(それは知りません)


律「吐いたら腹減ったなー、何か無いの?」ガサゴソ


唯(私がムエタイチャンピオンならケツにミドルキックですが、違うので許します)



律「おぉ、もう朝じゃん……」

澪「全然寝てない……肌が死ぬ……」

紬「もしもし斎藤?このまま大学行くから……もう、唯ちゃん達と一緒ですから心配いりません!」

唯「眠い……」

ガチャ

女「うおらー!起きてるかー!」

唯「わわわ、女ちゃん!?」

デブ女「おいっす」

女3「おはよー」

女2「あぁ、頭ガンガンする」

唯「ど、どうしたの?」

女「朝マック、行くでしょ?」



ゾロゾロ

女3「なんで朝マクドじゃないんだろうねー」

律「出たな関西人」

紬「私、友達と朝マックするのが夢だったのー」

デブ女「朝マック昼マック夜マックは基本」

女2「澪ちゃん肩貸して……」

澪「えぇ……ちゃんと歩いてよ」

女「皆、死んでるねー」ケラケラ

唯「……」

女「なに?」

唯「誘ってくれてありがと……昨日も今日も」

女「いちいち感謝されても……いやむしろ私こそ無理矢理じゃないか心配なんだけど」

唯「ううん、全然」

女「じゃあ良いんじゃない、もっと気楽にいこうよ」

唯「うん!」



マクド

デブ女「メガマフィンとメガマフィンセット」

律「食い過ぎだろ」

女2「私は水で良いや……食べる気しない」

澪「マックグリドルで」

女3「えー、あんな甘いの邪道だ」

澪「そこがいいの」

紬「朝はやっぱりコーヒーよね」

女「あとタバコ」

唯「……」

唯「皆、こっち向いてー」

ピロリン



和「ロン、ロン、ロォォォォォンッ!!」

男「バカなぁぁぁぁっ!?」

ピロリン

和「ちっ、誰よノッてきたのに……」

唯『イェーイ、朝マックー!!あ、回りにいるのは大学のお友達だよー』

和「……」

男「おい、真鍋の親だぞ」

和「そうなんだ、じゃあ私天和するね」

男「嘘……だろ……?」

和(良かったわね、唯)



唯(あの日から数日経ちました)

唯「女ちゃん、おはよー」

女「うっす……大学行くの?」

唯「うん」

女「あのー……神様仏様唯様……」

唯「代返ならしないよー?」

女「うぅ……そこを何とか」

唯「どーしよっかなー」

女「晩御飯、私がやるから」

唯「乗った!」

唯(女ちゃんとは家が近いのでこんな毎日を送ってます)

唯(ギブアンドテイクです)



大学

唯「おいーっす」

澪「おはよ」

女2「やっほー」

紬「おはよう」

唯「りっちゃんは?」

澪「デブが捕まえにいった」

唯(りっちゃんは相変わらずサークルに入り浸っています。単位が真剣に危ないです)

唯(でも盛り上げ番長として人気はあるようです)

女3「んで結局澪達はライブしないの?」

澪「散々人の歌詞笑ったくせに……」

女3「悪かったってー」

唯(その内やるかもしれません。その時は和ちゃん達も呼びたいと思います)



唯「ただいまー……テレビテレビ」

松本『まぁ、うちの相方もかなりのエキセントリック少年ボウイですけどね』

浜田『誰がや』

唯「あははは」



ピリリリ

憂『もしもしお姉ちゃん?』

唯「うん、どうしたの?」

憂『特に用事は無いけど……元気かなって……夏に帰ってきた時はつまんないって言ってたから』

唯「あぁ、大学はねぇ……」

唯「今のところ、楽しくやってるよ」

唯(きっかけなんて本当にどこに転がっているか解りません)

女「唯ー、ご飯ー」

唯「お、きたきた……じゃ憂、また電話するね」

唯(とりあえず、色んなお誘いは乗ってみるべきかもしれません。では!)



おしまい