唯「へ…?いいんですか?」

律「ん?あぁ。澪のやつ…あぁ秋山澪っていうんだけど…もう一人の部員は文芸部にいっちまったし、もう一人誘った人は断られた」

唯「………」

律「軽音部…やりたかったけど、しょうがねぇよな…悪かったな平沢さん。新しい部活探しがんばってな」

唯「…そんなのダメだよ!!」

律「へ…?」

唯「…えーっとお名前なんでしたっけ…?」

律「あ…あぁ…田井中律だ」

唯「そんなんじゃダメだよりっちゃん!!軽音部やりたかったんでしょ!!夢は諦めたらそこで終了なんだよ!!?」

律「あ…はい…」

唯「何人集めればいいの!?」

律「えと…何が…?」

唯「部員だよ、りっちゃん!!」

律「平沢さんが入ってくれるなら…今月中にあと二人必要だ…」

唯「…わかった。私が集めてくるよ!りっちゃん!」

律「え…おい平沢さん!」

唯「唯でいいよ!じゃありっちゃん、また明日!!」



~~~~~~~~~~~~~~

唯「和ちゃぁぁぁぁぁん!!!!」

和「イヤよ」

唯「まだ何もいってないんだけど…」

和「唯のこのパターンは大概、面倒事だもの」

唯「ひどいよ…和ちゃん…」

和「で、なに?」

唯「軽音部に入ってくだせぇ!!!」

和「イヤよ」

唯「即答!?」

和「唯…私言ってなかったっけ?私もう生徒会に入ったの。だから無理」

唯「和ぢゃぁぁぁぁぁん……」

和「…まあワケくらいなら聞いてあげるわよ」

唯「あのね…」



~~~~~~~~~~~~~~

和「バカなの?」

唯「和ちゃん、最近私に対してひどいよね…」

和「なんでアンタが部員を集めることになってるのよ?田井中さんに頼まれたの?」

唯「違うよ…和ちゃん、話聞いてた?」

和「どうせしょうもないことだろうからあまり聞いてなかったわ」

唯「和ぢゃぁぁぁぁぁん!!」

和「冗談よ冗談」

唯「笑えないよぉ…」

和「ま、話はわかったわ。軽音部に入ってくれそうな人探しておく」

唯「和ちゃん…ありがとう」



~~~~~~~~~~~~~~

唯「りっちゃぁぁぁぁぁん!!!!」

律「あ!…平沢さん」

唯「唯でいいよ!!」

律「うん…わかった」

唯「ところでりっちゃん!!前にもう一人部員がいたって言ってたよね?」

律「あぁ。小学校からの友達で秋山澪っていうやつ。最初は居たんだけど二人目に断られた時にもういいだろって文芸部にいっちまった」

唯「まずは、その子連れ戻そう!!」

律「は!?無理だろ…」

唯「大丈夫!!任せといて!!」



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律「唯!無理だって…」

唯「大丈夫大丈夫!……たのもぉぉぉぉぉ!!!!」

「きゃっ!?」「うわぁぁぁ!?」
「なに!?」「誰…?」「入部希望じゃない?」

唯「秋山澪さんいますか!!」

「秋山さん…?えとそこに…」

澪「え…私…?どちら様ですか…?」

唯「軽音部の平沢唯ともうします!!!」

澪「軽音部って…もしかして、律か!」

律「みおしゃーん…」

澪「何しに来たんだバカ律!軽音部は無理だってことになったじゃないか!」

律「違うんだよ~…唯が勝手にぃ…」

澪「はぁ…?どういうことだよ?」

唯「秋山さん!!」

澪「!?は…はい…」

唯「秋山さんに勝負を挑みます!!」

澪「はい…って、え!?」

唯「オッケーだって、りっちゃん」

律「意味わかんねぇよ!」

唯「私が勝負に勝ったら軽音部に戻ってきて!!いいよね!?」

澪「え…あ…あの…」

唯「内容は秋山さんが決めていいから!!おねげぇします!!」

「いいんじゃない?」「おもしろそう」「やりなよ、秋山さん」

澪「あ…あ…あ…」

「オッケーみたいだよ」「がんばってね秋山さん!」「何するのー?」

澪「あ…う…(くそっなんなんだよコイツ!勝負だなんて…)」

唯「勝負の内容を決めてくだせぇ!!」

澪「(こうなったら私の得意な…)…な、なら…詩を書くなんてどうだ?私、文芸部だしバンドにも関係があるだろ?」

唯「わかったよ!!じゃあ明日にまたこの教室でね!!!」

澪「あ…あぁ…(まぁこんな素人に私が負けるはずないよな…)」

律「唯ー!待ってー!」



~~~~~~~~~~~~~~

律「どうすんだよ…」

唯「大丈夫だよ!詩って小説みたいなもんでしょ?家にいっぱい本あるから!マネしながら書いてみるよ」

律「詩ってそんなのでいいのか…?」

唯「わかんないけど、なんとかなるんじゃない?じゃあまた明日ね、りっちゃん!!」



~~~~~~~~~~~~~~

唯「ただいまー!!」

憂「お姉ちゃんおかえりー。ご飯できてるよ」

唯「憂!!お父さんの部屋にある本でいいやつある!?憂は普段から読んでるよね!?」

憂「え…?急にどうしたの?」

唯「文芸部と勝負することになったんだ!!」

憂「文芸部と勝負…?」

唯「小説書くんだー!そのために本を読まないとね!!」

憂「小説って…えーと…いつなの?」

唯「明日」

憂「明日!?絶対間に合わないよ!!」

唯「大丈夫だよーてきとーにやるから」

憂「(大丈夫じゃないと思うけど…)…わかった。なるべく短いやつを渡すよ」

唯「ありがと憂!まぁまずはご飯だね!!」



~~~~~~~~~~~~~~

唯「よーしやるぞー!!」

唯「ふむふむ…」

唯「うーん…」

唯「あー…」

唯「なるほろ……」

唯「ふんふん………」

唯「ん……」

唯「………zzz」



唯「…はっ!」

唯「危なかったー……でもなんかよくわかんないよー…携帯で書き方調べよう!」



唯「んー…携帯小説の書き方?……!?これだ!!」



~~~~~~~~~~~~~~

澪「くそっ!舐めやがって…明日は私のとっておきのやつを出してやる!!」

澪「みんな感動しちゃうだろうなーふふっ」



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唯「たのもぉぉぉぉぉぉ!!!!」

澪「うわぁぁぁぁぁ!!?…その入り方やめろ!!!」

唯「持ってきたよ!!」

澪「…わかった…審査員はこっちから二人、そっちから二人、あとは中立の人が一人でいいよな?」

唯「おっけーだよ!!…りっちゃん!和ちゃん!」

律「し、失礼しまーす…」

和「失礼します」

唯「こっちの役者はそろったよ!!」

澪「こっちからは部員が二人だ。あと中立の立場として山中先生にきてもらった」

さわ子「よろしくねー(いくら私が新任だからってこんな仕事押し付けやがって…)」

唯「じゃあまずは私から発表するよ!!」

澪「あぁ…わかった(まぁ後にやったほうが私のやつが引き立つだろ…)」

唯「いきます!!」


唯「───アタシの名前はユイ。バンドマンの女子高生!夢はジャーマンスープレックス、五人抜きゴール、場外ホームラン。
アタシがつるんでる友達は先輩の日向、音無、バンドのみんな。
友達がいてもやっぱり学校はタイクツ。今日も日向とちょっとしたことで口喧嘩になった。
学校だとこんなこともあるからストレスが溜まるよね☆そんな時アタシは一人で校内を歩くことにしている。
がんばった自分へのご褒美ってやつ?自分らしさの演出とも言うかな!
フラフラしていると音無が「夢をかなえてやる」とか言って来たのでジャーマンスープレックスをかけてやった ガッシドカッ チョー気持ちいい☆
そして五人抜きゴールをしてやった。アタシってば才能ありすぎ☆でもそんなアタシも場外ホームランはチョーむずかしい(;;)
「もうムリだし・・・」そんなことをつぶやきながら音無がしつこく投げてくるボールを軽くあしらう。
「がんばれユイ!」どいつもこいつも同じようなセリフしか言わない。
音無は顔はカッコイイけどなんか薄っぺらくてキライだ。もっと等身大のアタシを見て欲しい。
「がんばれユイ!」・・・またか、とかわいいアタシは思った。シカトするつもりだったけど、
チラっと声をかけてきた男の顔を見た。
「・・!!」
・・・チガウ・・・今までの男とはなにかが決定的に違う。スピリチュアルな感覚がアタシのカラダを
駆け巡った・・。「・・(日向先輩いつもよりカッコイイ・・!!・・これって運命・・?)」
「アタシと結婚してくれますか?」「俺が結婚してやんよ!」私たちは結婚した。スイーツ(笑)」


唯「…ドウカナ?」

律「最高だよゆいぃぃぃぃ…うっぐすっ」

和「なかなか興味深い文ね」

「平沢さんすごくよかったわー」「感動した!」

さわ子「(正直意味わかんないけどここで感動したって言ったほうが今時の子っぽくて可愛いよね…)感動したわ!最高よ平沢さん!」

澪「(意味わかんねぇぇぇ詩ですらないよ!スイーツ乙)はは…なかなかだね、平沢さん…じゃあ次は私かな」

「がんばってね秋山さん」「楽しみー」

律「澪もがんばれよー」

澪「あぁ…(これはもう余裕でわたしの勝ちだな。)…始めます。ときめきシュガー!」



澪「大切なあなたに カラメルソース

グラニュー糖に ブラウンシュガー

メープル ハチミツ 和三盆

あなたのために カラメルソース

私のハートも カラメルソース

ちょっぴり焦げついちゃっても

あなたの 火加減で おいしくなるの!」キリッ



律「………」

和「なかなか興味深い文ね…ふっ…」

さわ子「………(これって今時なのかしら…)」

「…ぶっ!」「こら!笑っちゃだめよ…くくっ…」


澪「…う、うわああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」

唯「あ!澪ちゃぁぁぁぁぁぁん!!!!」



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