20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土)12:51:25.94ID:IJxA8Vdb0
唯「とりあえず今度は澪ちゃんに死んでもらうことにしました」ギラリ
澪「へっ?な、なな、なんだ包丁なんて持ってっ!?じょ、冗談だよな、ゆいい!?」
唯「それが冗談じゃないの……ふふ、うふふ、ふふふふふ、うっふふふふふふふー!」
澪「目を覚ませ、唯!私を殺すだなんて、そんなことしたらおまえもタダじゃ済まないんだぞ!?」
唯「そうかな?そうかなああああ?澪ちゃんの肉はりっちゃんのと混ぜてあげるから安心して死んでいいんだよ?二人とも食べちゃうよおお!!」
澪「唯が殺人者になったら、唯のママやパパ、そして憂ちゃんはどうなっちゃうんだよ!?」
唯「えっ……」
澪「自分の子供が、唯一の姉が人を殺すんだぞ!?親や妹が悲しまないわけがないだろ!?唯、おまえは家族を悲しませる最低な人間になりたいのか!?」
唯「え、あ、か、考えてなかった……どうしよう……どうしよう澪ちゃああん!」ダキッ
澪「慌てるな、唯!まだ、まだやり直せる!とりあえず包丁を私に貸せ!!」
唯「う、うんっ……!はい、澪ちゃん!」サッ
澪「オラアアアアアアアアアアアアア!!!!!!命を賭けた澪ちゃん包丁だああアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!」ゴアアアアアッ
澪「さっきまでの唯はこんな感じだった……でもどうだ、それが包丁を手放してみれば――」
唯「わ、わたし、わた、し、お母さんとお父さんに……ういに酷いことしちゃうとこだったよおおおおぉぉぉ……」ボロボロ
澪「ただ泣き崩れて過ちを悔やむ、普通の女の子に戻れるんだ……だけどそれが一番難しかったのよ――なんて、ね」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土)12:54:34.93ID:IJxA8Vdb0
唯「りっちゃんなら、澪ちゃんは無理だったけどりっちゃんなら殺させてくれるよね!?」ノソリ
律「うわ、うわあああああああああ!!唯が包丁もって窓から入り込んできたああああああああああ!!!ここ二階なのにいいいいい!!!!」ダッ
唯「えへへへへへ!それでこそりっちゃんだよ!私の期待通りの反応だよおお!!」ダッ
律「な、なな、なんでこんなことするんだよおおゆいいい!!!」ダダダダ
唯「それはりっちゃんが大好きだからだよおおおおおん!!!だからあーもういいや殺しちゃお殺しちゃお殺しちゃおおおおお!!!!」ダダダダ
律「いやっ、いやああああああ!だれか、だれかたすけてええええ!!いやあああああああああああああああ!!!」ドタドタ
唯「えへへへへ!りっちゃんは私だけのものだよおおおお!!だからお願い死んでええええええええ!!りっちゃあああああああん!!!」ドタドタ
律「ところでテーブル周り走るのもうやめない?夜だから迷惑になるし」
唯「ぷ、あっははは!言われてみればそうだねー!」ケラケラ
律「あーもー!唯のせいで汗だくになったじゃんか!これでも風呂入った後だったんだぞー!」
唯「えー、そうだったの?ごめんね、走らせちゃって……てへへ」
律「まぁ、急で焦ったけどもういいから。唯も熱くなっちゃっただろ、いま田井中家特製の冷たい麦茶をもってきてしんぜよう」
唯「おおー!りっちゃん太っ腹ー!」
律「あ、そうだ。せっかく来たんだからマリカーでもしようぜー!そこのテレビんとこに64あるからー」
唯「おっけ~い用意しとくよ~」ガチャガチャ
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土)12:58:12.80ID:IJxA8Vdb0
唯「りっちゃんもダメだった……あは、あはは……ムギちゃんなら……死んでくれるよね?……うふ、うふふふふ!」ギラリ
紬「うふふふふ」
唯「えへ、えへへへへ」
紬「うふふふふふふふふふ」
唯「えへへへへへへへへへへへへへへへ!」
紬「あははは、あはははははははははははははは!!!」
唯「あは、あっははははははははははあああああああああああああ!!!!!」
紬「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!」
唯「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははげほぼおおぼぼぼおおおお!!!!!!!!」
紬「あははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!!!!!!!」
唯「ハァー!ハァー!すごい肺活量だよ!でもそんなムギちゃんも大好きなのおおおおおおおおおおおお!!!!!」グワッ
紬「唯ちゃん……怖い……」グス
唯「」キュルルルリン
唯「こんなかわいいムギちゃんを殺そうとするなんて誰がそんな酷いことを!その人はきっとゴミだよ!クズだよ!カスだよ!ニートだよ!」プンスカ
唯「びええええええええん私ゴミでもクズでもカスでもニートでもないもおおおおおおおおおおん!!!!」ボロボロ
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土)13:01:33.36ID:IJxA8Vdb0
唯「やっぱりアイスはおいひ~い!」ペロペロ
和「ほら、横のほうも舐めないと垂れてきてるよ」
唯「あわわわわ」ペロペロ
和「それにしても、あのアイス屋って結構長いことやってるわよね。私たちがまだ小5くらいのころからかしら」
唯「そうだね~……あ、そうだ」ゴソゴソ
和「ん?なに?」
唯「これ、いつも来てくれるからってアイス屋のおじちゃんに貰ったんだ~。アイス専用のふりかけです!」
和「そうなんだ、毒々しい色してるわね。結構来てるはずの私は貰えなかったんだけど。ていうかあそこお姉さんしかいなかったはずだけど」
唯「えへへ、そういうわけでこのふりかけは和ちゃんにあげます!私は太っ腹だから全部あげます!」サッサッサッ
和「ああ、ありがと。ほんと難しい色してるわね、極彩色?」
唯「ささっ!ぐいっとどうぞ!嫌なことぜーんぶシビれて吹っ飛んじゃうよ~!具体的には心臓がシビれて命まで吹っ飛んじゃうよ~!」
和「そうね、ぐいっと」グイイイイ
唯「そこは私のほっぺだよおおおおおおおおおおお!!!冷たいよおおおおおおおおおお!!!!」
和「この痛みこの冷たさこそが私の幼馴染としての優しさなのよ」バシバシ
唯「アイスでぶたないでええええええ!!!ごめんなざあああああああい!!!」ボロボロ
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土)13:04:46.11ID:IJxA8Vdb0
唯「まさか、さわちゃんにまで手を出すことになるとは……ね」ギラリ
さわ子「唯ちゃん、包丁なんて持ってどうしたっていうの!?ま、まさかっ!?」
唯「えへへ、そのまさかだよ――」
唯「さわちゃんを殺して永遠に私のものにするためだよおおおおおおおおおおおおん!!!!!!!!!」グワッ
さわ子「ひいいい!!いや、やめてえええええ!!!」
唯「えっ?あれ?えっ?」
さわ子「唯ちゃん落ち着いてええええ……私、まだ死にたくないい……」ポロポロ
唯「さわちゃん、暗黒面はどうしちゃったの?」
さわ子「いや、ひい、ひいい……許せよ、許さねぇと私死んじゃうぞおお……」ポロポロ
唯「……」チャキッ
さわ子「いや、いやああ……」ガクガク
唯「……」フゥ
唯「……帰ろっと……」トボトボ
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土)13:09:17.90ID:IJxA8Vdb0
憂「お待たせー、ご飯できたよー」カチャ カチャ
唯「はぁ……」
憂「お姉ちゃん?ため息なんてついてどうかしたの?」
唯「うい~……やっぱりがんばってみても私はういみたいにはなれなかったよ~……」
憂「よくわからないけど……お姉ちゃんはお姉ちゃんなんだから、私みたいにならなくてもいいんだよ?」
唯「はぁ……ねぇ、うい~。あーんして」
憂「うん?あーん」
唯「ぽいっとね」ポイポイ
憂「」モゴモゴペロペロ
憂「あまーい……なに放り込んだのー?飴玉ふたつかな?」ニヘラ
唯「手榴弾ふたつです!」エヘン
憂「危ないでしょおおおおお!!!?なんでそんなことするのおおおおおお!!!!?お姉ちゃん怖いよおおおおおおおおおお!!!!!?」ドッカンドッカン
唯「ごべんなざあ”あ”あ”ああ”あい!!!」ボロボロボロ
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土)13:15:30.00ID:IJxA8Vdb0
…ガチャ…ブロロロロロ…
唯「……はへ」パチ
唯「……」
唯「……?」ウツラウツラ
唯「……」チラッ
唯「まだ四時半だよ~……明日土曜だし……みんなでお昼まで寝ようね~……」スピー
唯「みんな大好き~……」スピー
憂「私はお姉ちゃんのことだけ大好き~……」スリスリ
Zzzzz...........end
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/03(土)13:17:33.25ID:IJxA8Vdb0
もう無理だわ全然簡単なんかじゃなかった
最終更新:2011年05月06日 20:25