唯「どうしよう・・・」

憂「とりあえずお家の屋根につけてみよっか」

唯「うん!!」



その夜

『ウィィィィィン……』



次の日

唯「おはようりっちゃん」

律「おーっす。あれ。唯カラコンした?」

唯「え?」

律「だってさ。目が金色じゃん」

唯「え?」キィィィン

唯「え?え?」

律「私が聞きたいよ。なんで目の色変わってんだよ」

唯「保健室行った方がいいかなっ!?」

律「どうだろ?保険の先生じゃどうにもならない気もするけど」

唯「でもとりあえず行ってくる!!」



保険の先生「本当に目が金色ね・・・」

唯「実はそれだけじゃないんです・・・」

先生「え?」

唯「歌が・・・聞こえるの・・・」

先生「・・・大きい病院に行って検査しましょう」

唯「はい・・・」



2年後

さわこ「今日は唯ちゃんが退院してきます」

クラス「ざわざわ」

紬「でも唯ちゃん留年してるんじゃ・・・」

さわこ「施設でちゃんと教育も受けてたからみたいだから皆と同じ学年よ」

澪「え?施設?」

さわこ「あ。病院よ。言い間違えたわ・・・ふふ・・・」

律「・・・」



音楽室

律「唯!!久しぶりだな!!」

唯「・・・」

律「唯・・・?」

唯「あ、みんなお揃いで。そちらの嬢さんは・・・」

梓「後輩の梓です。よろしくおねがいします唯先輩。えっと呼び方は・・・」

唯「・・・あずにゃんって呼んでいい?」

梓(こいつ、私の思考を!?)

澪「で、病院の生活はどうだったんだ?」

唯「私がいたのは病院じゃない。おかしな施設だったよ」

紬「施設?」

唯「なんか私が新人類とかでさ。毎日毎日実験や調査」

律「なんだよそりゃ・・・」

唯「おまけに24時間監視でオナニーだってできやしない」

澪「唯・・・」

唯「うっ・・・!!」キィィィ

澪「どうした唯!?」

唯「頭が・・・!!くっ・・・!!」キィィィ

律「おい!唯!何処に行くんだ!?唯!!」

梓「すごい勢いで走って行きましたね・・・」

澪「合唱部の方に行ったのか!?」

紬「追いかけましょ!!」



『アーアアー アーアーアー アーアアー』

ガラッ

唯「ハァ・・・ハァ・・・」

合唱部員「あら?どなた?」

合唱部「なにか用?」

唯「頭に響くんだよ・・・」

唯「叫んでばかりでぇ!!!」

合唱部「はぁ?」

合唱部「キモ・・・何この人・・・」

唯「平沢唯。イノベイターと呼ばれています」

合唱部「は・・・?」

合唱部「あんたの脳みそ腐ってんじゃないの?」

唯「モルモット扱いされれば、心も腐ります・・・」

合唱部「・・・?」



その頃

憂「あら皆さん。どうしたんですか?」

紬「あ、憂ちゃん。唯ちゃん見なかった?」

澪「だから多分合唱部の方に・・・」

憂「あー。もう合唱部にはいませんね」

律「・・・その根拠は?」

憂「理屈なんかありはしません。あるんですよ、そうだという確信がね」キィィィ

律「憂・・・ちゃん・・・?」

憂「今姉はトイレにいます」

澪「トイレ・・・?あんなに走って我慢してたのか・・・?」

憂「いえ。合唱部には行ったみたいですけど追い出されたみたいですね」

紬「トイレって・・・一体どうしたのかしら・・・」

憂「姉は部室を出る前に何か言ってませんでしたか?」

律「あっ・・・」



唯『おまけに24時間監視でオナニーだってできやしない』



澪「じ、じゃあ今唯はオ、オ・・・」

憂「それを調べるのは、あなたの仕事ですよ。それでは失礼します」トタトタ

律「・・・どうするよ?」

紬「トイレに行きましょ!!」

澪「でもどこのトイレかまで聞かなかったし・・・」

紬「じゃあみんなで手分けして探すの!」

梓(まったくこの人は・・・)



1階

紬「ここは・・・全部空いてる・・・」

紬「ここも・・・全部空いてる・・・」

紬「ここは・・・一つ閉まってる!!」

紬(こっそり入って驚かせましょ!)

紬「・・・」ソロリソロリ

紬「えいっ!・・・あれ?扉がびくとも・・・」

紬「どういう・・・」スッ(ドアノブを触る)

メキメキメキ

紬「いやあああああああああああああああああああああ!!!」

紬「あ・・・あああ・・・手が・・・手が金属に・・・」

ガタッ キィィィィィ

リボンズ「・・・」

紬「キャーーーーーーーーーーー!!!女子トイレから男の人がーーーーーーーーー!!!!」

リボンズ「・・・」(紬に向けて手のひらをかざし接近する)

紬「あ・・・あ・・・」



職員室

さわこ「わざわざ放送で呼び出して悪かったわね」

唯「ムギちゃんが消えた?」

律「てか唯来てたのか・・・」

梓「どこにいたんですか?」

さわこ「そうなのよ・・・どこを探しても見当たらないし・・・」

梓「唯先輩を探すところまでは一緒でした」

さわこ「ねえ。唯ちゃん。ムギちゃんがどこにいるか。イノベイターの力でどうにかならない?」

唯「ムギちゃんの居場所の解析…一介の生徒に無茶を頼む。自分はそれほど万能ではありませんよ」

澪「手掛かりとかないんですか・・・?」

さわこ「女子トイレの近くでムギちゃんの悲鳴を聞いたって証言が一つ・・・」

唯「ならば答えましょう。あれは、叫びです」

律(それぐらいわかるっての・・・)

さわこ「叫びって・・・つまり・・・?」

唯「それを調べるのは、あなたの仕事ですよ。それでは失礼します」ガラッ

梓(全く・・・使えないイノベイターですね・・・)



澪「みんな。ムギはどうなったと思う・・・?」

律「多分誰かに襲われたんじゃないか?それで悲鳴を・・・」

唯「これが叫びの正体か」

梓「じゃあムギ先輩を襲った犯人は一体・・・」

唯「犯人は地球外変異性金属体。通称エルス」

澪「な、何を根拠に・・・」

唯「あるんですよ、そうだという確信がね」

律「なんなんだよそのELSってよ・・・」

唯「簡単に言えばT-1000」

和「そ、そんなオカルトありえないわ・・・」

澪「あ、和」

和「もうこんな茶番に付き合ってられないわ。私生徒会に行くね」スタスタ

律「おい!和!・・・行っちゃった・・・」

唯「失敗ですよ」

梓「え?」

唯「和ちゃんが一人で帰ったことですよ」

澪「なんでそんなことわかるんだよ・・・」

唯「理屈なんかありはしません。あるんですよ、そうだという確信がね」

和「キャーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!」

梓「!?」



和「いやああああああああああああ」

澪「大変だ!和が緑髪の少年に今にも襲われそうだ!!」

和「どうするんだよっ!?助けに行くとしても金属生命体なんてどうすりゃ・・・!」

唯「行きますよ」

梓「え・・・?」

唯「イノベイターの実力、知りたいんじゃないですか?」

唯「もちろん、あなたの希望どうり、新型で出ます。モルモットですから」

律「モルモ・・・?」

澪「それより新型って・・・」

唯「HTTMA-Y0002V ガデラーザ。これで出ます」

梓「それギー太ですよ」

唯「イノベイターの実力、知りたいんじゃないですか?」

梓「だからそれギー太ですよ」



リボンズ「・・・」」(和の(i)向けて手をかざし接近する)

唯「和ちゃん!今助けるからね!」

和「ゆ、唯・・・!」

唯「脳量子波同調、GNファング射出する」

リボンズ「!?」

唯「日頃の鬱憤、晴らさせていただくっ!」

律「唯っ!」

唯「自分をお呼びでしょうか、田井中部長」クルッ

梓「あぶないっ!!!」

唯「へ?」

グチュッ!!

リボンズ「どうやら僕をELSと勘違いしてたみたいだね。残念ながら僕は本物だよ」クチュクチュ

唯「あっ・・・あんっ・・・///」

リボンズ「おや・・・このコリッとしたものはなんだ?」クチュクチュ

唯「それを調べるのはっ・・・あなたの仕事ですよ・・・///」

リボンズ「まったく・・・困った娘だ・・・」クチュクチュ

唯「あンっ・・・///」