唯「とりあえず、けいわん部ってとこに入ってみました!」

和「へぇ~、どんなことするの?」

唯「さぁ?」

和「へ!?」



ーー
ポスター「K-1部 部員募集!格闘技初心者歓迎!!」

和「ほら、格闘技をするクラブみたいよ」

唯「えぇ!私ボクシングなんてできないよ!?」

和「じゃあ何ならできるの?」

唯「…腕相撲とか?」

和(大丈夫かしら…)


ーー
唯「どうしよう…軽い気持ちで入部してみたけど……やっぱりやめるって言おう…」

さわ子「あら?平沢さん?」

唯「先生!」


・・・
さわ子「格技室ならあっちよ」



ーー
唯「ここか…でも、けいわん部の人ってどんな人だろう?」

?「ああ?やめたいだとぉ……キサマ!SATSU(ry」

唯「あうあうあわ…」ポムンッ

唯「ひいやあああああああああああああああああああ!!1!!!」

律「?もしかして、あなたが平沢唯さん?入部希望の!」

唯「…あい」

律「みんなあ!入部希望が来たぞぉ!」バタムッ



ーー
律「よかった~平沢さんが入部してくれて!」

澪「実はここ、今週までに部員が4人入らなきゃ、廃部になるとこだったんだ。」

紬「今お茶いれますね~」

唯「(どうしよう…)」



ーー
紬「どうぞ~、ポカリですけど」

唯「?…おいしいぃ……」トローン

律「じゃあ自己紹介な!あたしが部長の田井中律!小6から空手習ってました!」

澪「秋山澪です。律とは同じ道場に通ってて、それで入部に…
(本当は文芸部に入る予定だったのに…)」

律「澪はね~すごいんだよお!大会で優勝したこともあるんだあ!!」

唯「おお!」

澪「や、やめろよ!(恥ずかしい…!)ム、ムギの番だぞ!」

紬「琴吹紬です。格闘技はやったことないけど、マネージャ兼選手ということで頑張ります!」

律「ムギはねえ、とおおぉっても体が柔らかいんだ~、澪以上に!」

唯「へえ~(柔らかい…?プニプニ)」

紬「クラシックバレエをやってたので…」

律「きっとすごい選手になるぞ~、なのにマネージャだけでいいなんてもったいない!
だから練習もしてもらうことにしました。よっ!キックの鬼!」

澪「やめなさい」パシッ



ーー
律「平沢さんは、どんな格闘技やってんの?」

唯「へ?」

澪「好きな選手とか?」

唯「あうぅ…ゴメッゴメスッ御免なさい!」



ーー
澪「そっか…」

唯「じゃあ私これで…」

律「まって!ゴロゴロしてるだけでいいから!」

紬「おいしいプロテインもあるの!」

唯「あ…あう……私………」

澪「…スパーリング見ていかない?」

唯「スパーリング!?」



ーー
澪「…」チラッ

律「ん!」

紬「じゃあ、3分、はじめ!」チーン

澪「シッ!シッ!」バシバシ

律「(澪のやつ…いつもより気合入ってんな……)」バンバン

唯「おぉ~」

澪「(いいとこ見せなきゃ…もっと!もっと!)」ススッ

律「(!しまっ)」

バシーン!!

ドタッ

紬「りっちゃん!」

唯「!!」

律「ててー、やっぱ澪はつよいや」

澪「律のは大ぶり過ぎるから、すぐ見切れるんだよ」

なんだとーやいのやいの

唯「(どうしよう…もしやめるっていったら澪ちゃんに……澪「キサマSASTU(ry」)」ガクガク

紬「…どうだった?」

唯「!へっ!?っとぉ、なんていうかすごく…」

澪「すごく?」ゴクッ

唯「カッ…カッコヨカッタデス」

律「じゃあ!」キラキラ

唯「…入部しますorz」

律「やったあ!」

紬「一緒に頑張りましょう!」

澪「改めてよろしくな!」

唯「う、うん…」



ーー
次の日の放課後

和「唯、一緒に帰ろう」

唯「あ、和ちゃん。ごめん、私けいわん部に行かなきゃいけないんだ…」

和「止めたんじゃなかったの?」

唯「うん、昨日はそのつもりだったんだけど、行ってみたらなんか…やってみようかなって」

和「…そう。じゃあ私先帰るね。」

唯「うん。また明日~」



ーー
唯「こんにちわ~」

律「違うぞゆいい!道場ではオスだ、オス!」ビシッ

唯「お、オウス!」

澪「嘘いうなっての」パシンッ

唯「コッ、コンニチハ澪ちゃん…」

澪「こんにちは、唯。着替えたらこっちにきてね」

唯「ハ、ハイィ!」ソソクサ

律「(澪、完全にビビられてる・・・)」

澪「?」



ーー
唯「着替えましたー!ってあれ、みんな何飲んでるの?」

律「ムギ特製プロテインだよ~。唯もどう?」

唯「おお~(ぷろていん?)……うっ!!」

律「ふふっ、やっぱ最初はきついかw」

澪「唯で遊ぶな!」ガッ

紬「大丈夫?」

唯「ら…らいじょうぶれす…」ウプッ



ーー
澪「練習するぞー。唯とムギはまだ初心者だから、型の練習までな」

唯「ハイッ!(よかった…殴られずに済むみたい…)

律「じゃあ準備運動からだ!声だしてけよ~、イッチニーサンシー!」

律澪紬唯「ゴーロクシチハチ!」

ーー



ーー
唯「つ、つかれたああ~」

律「なんだあ、だらしないぞお!」

澪「当然だろ…今日が初めてなんだし…唯とムギはもう休んでていいよ。律、スパーしよう!」

律「えぇ~今日も!?」

澪「なんだあ、だらしないぞお!ハハッ」

やいやい

紬「唯ちゃん、見学しましょう」

唯「うん…」



ーー
バシッバンバンッパンツパァン!
紬「あと1っぷんー!」

唯「…ねぇムギちゃん」

紬「なあに唯ちゃん?」

唯「ムギちゃんはどうしてけいわん部に入ったの?」

紬「…それはね、あの二人を応援したくって」

唯「?」

紬「あの二人、今とっても輝いていると思わない?」

唯「(輝く…?)」

唯「(、本当だ…昨日は怖かった澪ちゃんだけど、話してみるとすごくいい人だし、
ああやってスパーしてる澪ちゃんはかっこいい…りっちゃんも、普段はちょっとふざけたところが
あるけど、今はとっても真剣な顔で…)」

唯「(私、・・・私は・・・・・・・・)」

チーーン
紬「おわりです!」



ーー
律「あいてて…澪ォ、ローキックちまちま当ててくんのやめろお、
だから澪とはやりたくないんだよお」

澪「なっ!律が不用意に飛び込んでくるのが悪いんだろ!それに、
私はひっつかれるとやりづらいんだよ!」

紬「まあまあ、その辺にして…今日は上がりにしましょう?」

澪「!…そうだ唯…どうだった?今日?」

唯「へっ!!?」

律「おう、そうだ、なんたって初練習!初部活だもんなあ唯は!なんか感想とかある?」

唯「えっと…、感想とかじゃあないんだけど…」

紬「うんうん」

唯「っその、スパーをする二人が、とってもカッコよくって・・・」

律「うんうん」

唯「こんなこと言うのはあれかもしれないけど」ウルッ

唯「私もそんな風になれますか!?」

澪律紬「!?」

唯「だって…わたし、運動オンチで…今日も練習、ついていくのが、やっとで…」

唯「でも…こんなわたしだけど…、なりたい……!澪ちゃんやりっちゃんみたいになりたいよお!」ウワアンッツ

律「唯…」

紬「……」

澪「唯……」ギュッ

唯「みお、ちゃ………」

澪「泣いてちゃ強くなれないぞ…、って私の先生が言ってた。」

澪「でもね、先生は、泣いたことがないと強くなれないとも言ってた。」

澪「唯は強くなる、きっと…私よりずっと……」

律「……ふっカッコつけちゃってまぁ……」

紬「…、りっちゃ、いいえ部長!」

律「は、はいぃ!!?」

紬「私、マネージャ辞めます!」

紬「マネージャとしてでなく、選手として皆さんと頑張りたいんです!」

紬「私、澪ちゃんとりっちゃんを見てて、すごく憧れるのと同時に、私はこんな風になれないって
どこかで諦めてたんです!…でも、唯ちゃんに気付かされたんです、それじゃダメだって!
わたしも、強くなりたいんです!!」

紬「……いけませんか?」

律「まさか!だいかんげいだよ!!」ニカッ

紬「…ありがとうございます!」

澪「、じゃあ明日からマネージャー業はみんなでやろう。唯も頑張るんだぞ」

唯「うん、私、ガンバル!!」


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