律「………あれ……ここ…私の家じゃ…??」

唯「うーん…むにゃむにゃ…りっちゃん…」

律「ゆ、唯!?っていうかおま、裸…って私もか!!」

律「………………………」

律「そうか……昨日、唯の部屋でだらだら遊んでて、
  なんかいい雰囲気になって、それで………」 

律「……………良かったなぁ」ニヤニヤ

律「って噛み締めてる場合じゃない。夜中こっそり帰るつもりだったのに、
  憂ちゃんが起きる前にそーっと帰らないt」 

憂「お姉ちゃーーーん。ご飯できてるよー」コンコン

律「」



ガチャっ

憂「お姉ちゃん、いくら休日だからって寝過ぎだよー。」

律「(隠れてしまった…………)」

憂「お姉ちゃん?あっ!裸で寝てる!だらしないよお姉ちゃん!」

唯「う~~~んもうちょっと………」

憂「もぅ!服だって脱ぎ散らかし………………あれ?」

憂「下着が2組………服が2着……………??」

律「(これややばいぃぃぃぃぃぃ!!)」

憂「…………………………」

バっ!

唯「んん…寒いよ……むにゃ……」

憂「……………………………………………」

律「(ドキドキドキドキドキドキドキドキ)」

憂「このブラ………澪さんや紬さんだったら絶対つけられない。
  梓ちゃんじゃスカスカ…」 

憂「……………………………………………………………………………」



憂「…………………………………………………………律さんいるんですか?」

律「(澪おおおおおおお助けてええええええええ)」



憂「……………………いるんですよね?律さん?」

律「(な、なんかでたらとんでもない事になるって本能が告げてる。
   『私だよん!』なんてでた暁には、女同士で引かれるとか、 
   そういう次元じゃない何かとんでもなくやばい何かが…)」 

ピリリリリリリリリ!ピリリリリリリリリリ!!

憂「!!』

律「(!!!!!!!!!!!!!!!!)」

憂「服の中………………」ゴソゴソ

ピリリリリリリリリ!ピリリリリリリリリリリ!! ピッ

澪『もしもし!?どうせ寝てたんだろ!何分待ってると思ってるんだ?
  早くこーーい!』 

憂「……………………………」

澪『おーーーーい!寝ぼけてるのか!?律ーーーー!!おい!ばかり』ピッ

憂「………………………………………………………………………………………」

憂「……………………………やっぱり律さんじゃないですか」

律「(澪おおおおおお!!馬鹿!馬鹿!!!)」



憂「もう………なんで隠れるんですか?風邪引いちゃいますよ?」

律「(……………)」

憂「こんな部屋で隠れてたって、探したらすぐわかっちゃいますよ?」

憂「律さん」

憂「律さん」

律「(怖い………泣きそう…唯助けて…)」

憂「………………………仕方ないですね」

ガチャッ バタン トンットンットンットンッ

律「(…………行ったか?)」



律「(………………)」

律「(………………)」

律「……………唯?」

律「ゆーーいーーー。おきろ!頼む」

律「起きてくれー。唯ーー。助けろ」

律「……やっぱりこの隙に出て、服来て…」

トントントントントン ガチャッ

律「(無理ぃぃぃぃぃぃぃ!!)」



憂「………まだ出てきてないんですね」

律「(………………………)」

憂「…お姉ちゃん!!起きて!!朝だよ!ごはんだよっ!」ゆさゆさ

唯「ん~~~むにゃ……りっちゃん……」

憂「……………………………」

憂「……………………………がっかりだよ」ぼそっ


ブシュッ、ブシューーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ゴボボボッドスンッ…ゴロゴロゴロ……ゴロ…ゴロ………



………………………………………………

律「(いっ、今の、今の何の音!?何!?何が起きてる??)」



律「(……………………………)」

律「(な、何の音も…………)」

ダンッ!!!!

ビィィィィィン

律「(ひいいいぃぃっ!こ、これ、包丁の、刃!?」

憂「この部屋って、隠れるところ、この、うすーーーーーーーい
  クローゼットしか無いんですよね。こうやって、包丁を突き立てれば、 
  簡単に突き抜けちゃうぐらいの」 

律「(憂ちゃん?何?え?これって」

ダンッ!!!!!!!!

ビィィィィィィィィン

憂「うちは包丁いっぱいありますから。いーーーーっぱい刺せますよ?
  樽に刺して飛び出る玩具みたいに飛び出てくる前に、 
  自分から出てこないと、大変な事になっちゃいますよ」 

ダンッ!!!!!!!!

律「(助けて助けて助けて助けて助けて!!!!)」

ダンッ!!!!!!!!!!!!!

ダンッ!!!!!!!!!!!!!

律「痛ッ!」

憂「…………………………………………………………」

律「(…………う、腕に…かすった」

憂「もう隠れてる意味ないじゃないですか」

ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

憂「今聴こえましたよ。『痛ッ』て」

ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

憂「早く出てきてくださいよ。本当に死んじゃいますよ?」

ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

律「(唯はなにしてんだよおおおおお)」

ダンッ!!!!!!!!!!!

憂「………………もう本数も少ないなぁ」

ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

律「(!?……この包丁、血が)」

憂「…………………それにしても」

ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

憂「…お姉ちゃんにはがっかりしました」

ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!

憂「あ、さっきの包丁は再利用です」

ダンッ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

律「(……に、逃げる場所がもう無い)」

憂「まだあったかいでしょう?それ。お姉ちゃんの香り、最期に楽しんでくださいね」

律「(えっ)」


ダンッ!!!!!!!!!


律「」


憂「………………………………………………………」

憂「………………………………………………………」

ポタッポタッポタッチョロチョロチョロチョロ


憂「大当たりだったみたいですね」

ガチャッ

憂「………………………………………………………」




憂「ほーら、やっぱり律さんだった」




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