澪「ええ?そうかな?///」

唯「うん」

澪「あ、ありがとう///」

唯(なんで御礼?)

唯「私には真似できないなぁ」

唯(真似したくないけどね)

澪「きっと唯も似あうよ」

唯「似合わないよー」

唯(似合いたくないよぉ)

澪「唯もオーシャンなんて着てないで可愛い服を着ればいいのに」

唯「そうだねー」

唯(あれは部屋着だよ。外に来てくのは別だよ)

澪「そうだ!今度の週末一緒に服を買いに行かないか?」

唯「私はいいよ」

唯(別に行きたくないしいいよ…)

澪「よし!じゃぁ1時に駅前な」

唯(えぇ!?いいよってその意味じゃないよ!)

澪「なんだ?もっと早くからがいいか?じゃぁ10時は?」

唯「なんでもいいよもう」

澪「楽しみだなあ。いろいろ教えてあげるからな!」

唯(うわ張り切ってるよこの人)



平沢唯です
これが先日起きた出来事です
そして今日が悪夢の一日です

何度も夢でありますようにと願いましたが、澪ちゃんからメールがきてました

澪「今日は楽しみだな!」

全く楽しみではありません
6時にきました
そのせいで起きました
不快です

あと一時間半もしたら始まってしまいます
嫌です私はごろごろしてたいんです

一応言っておきますが、私は澪ちゃんが好きです
ただ服に関しては正直アレなだけです

今日は白のワンピースに黒のショート丈のPコート、タイツ、短めのもこもこブーツです
完璧です
かわいいです

澪ちゃんはどんな服装でしょうか
そろそろ行ってきます



10時駅前

澪「おーい唯ー」

唯「あ、澪ちゃん」

唯(ばれたか。逃げようと思ったのに)

澪「今日の服どうかな?」

唯「うん。澪ちゃんらしいね」

唯(一年の時にはいてた紫パンツ…もう色褪せてるよ)

唯「今日はどこ行くの?」

澪「秘密。電車のって隣町行くぞ」

がたんごとん

唯「澪ちゃんはいつもそのお店行くの?」

澪「いつもは近所ですませるよ。でも今日は特別」

唯(はりきらないで。)

唯「へぇ。いつもはなんてお店?」

唯(しまむらだろうな)

澪「しまむらだよ」

唯「wwwwwwwwww」

唯(やば。声出た)

澪「どうした?」

唯「いや、やっぱり澪ちゃんはさすがだね!」

澪「誉めるなよ///」

唯(私は今まで一度も誉めていないよ)

澪「しまむらはやすいからな。ブランド服一着の値段で3着は買えるぞ。そしたら着回しも出来るしな。この前もパーカー色違いで6着買ったんだけど色代えるだけで雰囲気代えられるから重宝してるよ」

唯(いきなり熱くなった)

唯(そしてまさかのパーカー)

唯(今日は緑のパーカーか)

唯(鮮やかな色パン履くなら黒のジャケットかな)

唯(うん。これはひどい)

澪「あんまり見るなよ///」

唯「ごめんごめん」

澪「ついたぞ」

唯「こ、ここは」

澪「ジャスコだ」

唯「ジャスコならいっぱい服屋さんあるもんね」

唯(安いのならハニーズかユニクロかな?)

唯「なんてところ?」

澪「トップバリュだ」



澪「ふぅ」

唯(安っぽい服買わされた…)

澪「これからどうする?」

唯「もう買ったし帰ろうよ」

澪「あのさ唯、おしゃれに大事なのは組み合わせだと思うんだ」

唯「うんそうだねわかってる」

澪「だから、教えてあげるから…」

唯(澪ちゃんに?)

澪「家こないか?」



唯「おじゃましまーす…」

澪「今日親いないから気にしなくていいよ」

唯「うん」

澪「私の部屋行こう」

唯「うん」

澪「適当に…ベッドにでも座って」

唯「うん」

澪「じゃあ脱いで」

唯「うん…え?」

澪「あ、えっと、今日買った服見せてもらいたいな」

唯「澪ちゃんが選んだんじゃん」

澪「唯が着てるとこみたいんだ」

唯「分かった。じゃあちょっとあっち向いてて?」

澪「え?なんで?」

唯「恥ずかしいよ」

澪「女同士だし別にいいだろ」

唯「うん…まぁ…うん」

唯(あんまりじーっと見ないでよ)パサリ

澪「唯は細くて羨ましいな」

唯「そんなことないよ」

澪「いやいや」

唯「澪ちゃんのほうが胸大きいし」

澪「それなら唯はパットいれたらどうだ?」

唯「私はいいよ」

澪「今はパットないからティッシュで代用だな」

唯(ああ!またやってしまった!)

澪「私のブラかすよ」

唯「え!?」

澪「今の唯のだったら詰められないだろ?」

唯「あ…うん」

澪「だろ?」パサリ

唯「なんで澪ちゃんが脱ぐの!」

澪「貸すんだろ?」

唯「今着てるのじゃなくていいよ!」

澪「まあまあ」パサリ

唯(まあまあですますなよ)

澪「はい」

唯「あ、ありがと。つけます」

澪「おい。何で向こう向くんだよ」

唯「恥ずかしいよ…」

澪「言ったろ?女同士じゃないか?私だって今上半身はだかだし」

唯(恥じらいもとうよ)

澪「は、は、はやくぬいでよ」

唯「わ!澪ちゃん近いよ!脱ぐから!離れて!」

唯「はぁ」パサリ

澪「ほぅ」

唯(変な声出さないでほしいな)

澪「唯が私の下着付けてるなんて…ふふ…変な感じだな」

唯(うわ…さっきまで澪ちゃん着てたから生ぬるい)

澪「唯はしましま似合うな」

唯(相変わらず子供っぽい下着)

澪「ティッシュを丸めて…なかに」

唯「じ、じぶんでやるよ」

澪「全体見れる私のほうがきれいに形作れるよ?」

唯「じゃあ鏡みてやる」

澪「だ、だめ!!」

唯「ひっ」ビクッ

澪「ほ、ほら鏡だと左右反対だし…やっぱり私が…」

唯「うん…ありがと」

唯(なんでこんなに必死なんだろう)

澪「じゃあ…入れるぞ」

唯「うん」

澪「大きくしてやるからな」グイグイ

唯「うぅ…澪ちゃんの手がへんなところにあたってるよう…」



澪「それにしてもあれだな」

唯「ん?」

澪「え、えっちな雰囲気みたいだな」

唯「は?」

澪「言っちゃったよ///」

唯「は?」

澪「ね、唯…このままさ」

唯「はあああああ?」

澪「ゆ、ゆい?」

唯「意味分かんないよ!」

澪「いきなりどうしたんだ!?」

唯「いきなりなのは澪ちゃんだよ!えっちな雰囲気ってなに!?」

澪「だって、二人とも裸だし、ベッドの上だし、丸めたティッシュいっぱい散らかして…」

唯「えろがっぱ!」

澪「ごめんなさい…」シュン

唯「こういうことは恋人がするものだよ!!」

澪「こういうのは順番を踏まなきゃダメだよな。私たちはまだ付き合ってないのに…」

唯「がっかりだよ!」

澪「ごめん!何でもするから嫌いにだけはならないで!」

唯「何でもするとか…はぁ」

澪「な、なんだよ」

唯「じゃあ明日から下着付けずに学校きてよ」

澪「やだ!無理だろ!」

唯「何でもじゃないじゃん。そういうところが子供だよね!」

澪「…分かった。つけないよ」

唯「そんなことしなくていいよ。誰得?」

澪「すみません」

唯「私が澪ちゃんに教えてあげる。もう高校生なんだから大人の世界も知らないと」

澪「やだ唯ってばもう///」

唯「なんで照れてるの?意味分かんない。早く服着て」パサリ

澪「どこ行くの?」

唯「私がいつも行くお店」

澪「唯の行きつけ…お揃い///」

唯「容赦しないよ澪ちゃん」

澪「うん///唯色に染めて///」

唯「冗談はいいから早く服着てよ」

澪「あ、ああすまない」



澪「ここが唯の店…」ゴクリ

唯「私の店じゃないけどね」

澪「た、高そうだな」

唯「そりゃあしまむらと比べたら」

澪「服は値段じゃないと思うんだ」

唯「デザインが大事だよね。デザインが大事だよね。」

澪「なんで2回も」

唯「澪ちゃんに一番必要な言葉だからだよ」

澪「私のために…///」



唯「じゃあ入ろう」

「いらっしゃいませー」

澪「ひいっ」ガクブル

唯「澪ちゃん!私の背後にぴったりとつかないで!」

澪「あ、ごめん。つい…」

唯「澪ちゃん。社会に出たら知らない人といっぱいお喋りしなきゃいけないんだよ?」

澪「わかってるよ」

唯「今からトレーニングしなきゃ!」

澪「その必要はない私はしないだけで出来ないわけじゃないからな実際にその立場にすらすらぺらぺらと喋れるんだよ本当だよ」

唯「必死だなあ」



澪「ゆ、唯」

唯「着れた?」

澪「後ろのチャックあげてほしいんだけど」

唯「うん。中入るね」

澪「ありがとう」

唯「おお。背中大胆にはだけさせちゃってセクシーですなぁ」

澪「あんまり見るなぁ」

唯「脱がせちゃおうかな」

澪「唯が言うなら」

唯「冗談だよ」

澪「私がリードしなきゃって思ってたけど…意外と積極的なんだな」

唯「冗談だよ」

澪「ふふっ。冗談だなんてお茶目さん」

唯「冗談だよ」

唯「あげるよ」

澪「あげるの?」

唯「はい、できた」シャー

澪「恥ずかしい…」

唯「さっきの澪ちゃんの発言のほうが恥ずかしいから気にしないでいいよ」

澪「ど、どう?」

唯「わぁ!似合う!」

澪「そうかな?」

唯「澪ちゃんは素材がいいから変な色重ね着するよりもシンプルな方がにあうよ!」

澪「素材?」

唯「可愛いし美人だしスタイルいいし胸大きいし細いし手足ながいし」

澪「げへ///」

唯「内面は置いといてね」



澪「これ買う。唯が選んでくれたから」

唯「気に入ってくれて嬉しいよー」

澪「いくらだ?」チラッ

唯「7000円だね。ちょっと高いな」

澪「」

唯「澪ちゃん?」

澪「無理です」

唯「まぁこれは仕方ないか」

澪「しまむらで似たような服探すよ」

唯「澪ちゃん!」プンスカ

唯「私がもうちょっと安い服この店で探すよ!」

澪「唯が私のために…」

唯「そうだよ!澪ちゃんのためだよ!」

澪「ニマニマ」

唯「考えてごらん?大学に行ったら…」

澪「唯とペアルック」

唯「しない」

澪「ちぇっ」

唯「毎日私服だよ?そして私服のセンスで友達が決まるんだよ、ギャルはギャルで固まりしまらーはしまらーで固まる。澪ちゃんの大学デビューは大失敗だよ!」

澪「で、でも私には皆が…」

唯「かーっ!甘いね!」

澪「うぅ…」

唯「まずはりっちゃん!」

澪「律は幼なじみだし…」

唯「社交的なりっちゃんはサークルでも人気者。毎日毎日飲み会を重ねる日々が続いた。授業を休みがちなりっちゃんに真面目な澪ちゃんが『おい律!授業出ろよ!』と叱ると
『うっせーな!おまえみたいな根暗地味子と違って私は忙しいんだよ!』今まで耐えてきたりっちゃんも我慢出来なくなったようです」

澪「そんなのやだー」

唯「でも澪ちゃんがお洒落になれば『何言ってんだよ澪!一緒に遊ぼうぜー』二人で大学生活エンジョイ薔薇色ハッピーDAYです」

澪「よかった…」

唯「次はむぎちゃん!」

澪「むぎは優しいから大丈夫だよ」

唯「うん。むぎちゃんは優しい。そこが問題なんだよ」

澪「どういうことだ?」

唯「むぎちゃんは優しいから澪ちゃんと友人関係を続けています。そしてむぎちゃんは優しいから澪ちゃんのファッションセンスに口を出しません。
しかしある日むぎちゃんの耳に入ってきました。『秋山さんの服装ださいよねチョベリバー』むぎちゃんは悩みます。
澪ちゃんに言ったほうがいいの?黙ってたほうがいいの?悩みに悩んだムギちゃんは10円ハゲが出来、不登校となってしまいました」

澪「むぎーごめんねー」

唯「澪ちゃんがあの時変な服を着てなかったら」

澪「私の服で皆が不幸に…」

澪「じゃ、じゃあ唯は…?」

唯「私?」

澪「唯も私から離れていっちゃうのか?」

唯「私は…澪ちゃんがよければ…ずっと近くにいたいけど…」

澪「びゅーびぃー」ダキッ

唯「わわ!いきなり抱きつかないでよ!鼻水汚い!」

澪「ごめんね。嬉しかったんだよ…」

唯「だからと言ってね!ダサい子は嫌いだよ!もっと勉強しようね!」

澪「うん!」



数日後の日曜日.....

こんにちは。平沢唯です。
あの後澪ちゃんの予算が許す限りの金額を全て服代へとあて
澪ちゃんは見事にイメチェンに成功したのです!
そして今日は生まれ変わった澪ちゃんに自信をつけさせる為に軽音部の皆を集めお出かけです。

律「それにしても澪、ちょっと見ない間に随分とお洒落になったな!」

澪「えっと.....変、かな?」モジモジ

律「そんな事ないぞ。似合ってる。な、みんな!」

梓「はい!とってもおキレイですよ。これでもう誰も芋なんて言いません!」

紬「素敵!抱いて!」

梓「あ、ムギ先輩抜け駆けはズルいです!
澪先輩!私を抱いてください」

澪「はっはっはっ。みんな、気持ちは嬉しいんだけど私には心に決めた人がいるんま」

梓「それだったら仕方ないです。」

ふーん、澪ちゃん好きな人が出来たんだ。
じゃあ今回のイメチェンはちょうどいい機会だったって事かな

律「それで心に決めた人って誰なんだ?私達も知ってる人?」

澪「みんな知ってるよ。よく知ってる」

澪「その人とは.....」

紬「その人とは?」

澪「ひらさわー!ゆいーー!」ドーン

唯「えっ」

何そのプロレスラーの入場みたいな紹介

澪「唯、この勢いに任せて告白しちゃうと、実は前から好きでした」

澪「私の為に服を選んでくれたばかりか将来の事まで真剣に考えてくれて.....」

澪「もう我慢できません結婚を前提にお付き合いしてくださいお願いします」土下座


気が付くと澪ちゃんとお付き合いすることになっていました。
でも澪ちゃんは私が今までお付き合いしてきた男の人達よりもとても私を大切にしてくれるので
今私はすごく幸せです。付き合って良かったと思います。
何より澪ちゃんは私が付いていないとまたすぐにしまむらーに戻ってしまいますからね!
これからも宜しくね澪ちゃん。


めでたしめでたし